フィリピン・セブの私たちの支援地域のスラムにて。
昨年のクリスマス。
クリスマスが明けた朝に、いつものように通りで子どもと会い、あいさつをします。
そしてなんということもなく話しかけます。
「クリスマスはどうだった?」
「楽しかったよ!」
笑顔で答えてくれます。
「でも、、どうしてうちにはサンタクロースが来ないんだろう?」
ボソッとつぶやいたその子に、私には何も言えませんでした。
もちろん(?)前の年も、その子の家にはサンタクロースは来ませんでした。
でも、きっと、朝起きたら枕元に、サンタからのプレゼントがあることを夢見て、眠りに着いたことでしょう。
「でもいいんだ。家族で一緒に楽しく過ごせたから。」
貧困に苦しみ、その日その日の食べ物にさえ困っているスラムの人々。
それはクリスマスも同じです。
豪華なパーティーフードもケーキもありません。
家族でひとつのチキンを買って、いつもよりほんの少しだけ多めの食事、、
それでも、家族で一緒に過ごせるクリスマスに、感謝し、幸せを祈ります。
私は思いました。
そんなスラムの子どもたちのために、来年はきっと、サンタクロースになって、ほんのささやかでも、夢と愛がたくさん詰まったギフトを届けたい、と。
とはいえ、子どもたちに配るものは、その日その日を生きていくための食糧や、貧困のため学校に通うことが困難な子どもの就学を助けるための文房具が中心となります。
でも、そのようなギフトが、貧困に苦しむ子どもたちの、未来への希望につながればいいな、と思います。
皆さま、もしよろしければ、スラムの子どもたちの命を支え、そして、その純真な笑顔を守るために、ご支援・ご協力をお願い致します。
貧困に苦しむスラムの子どもたちとNGOの支援活動
フィリピン・セブ島。世界的なリゾート地である反面、そこには著しい貧富の差が存在し、広がるスラムでは、貧困層の人々が大変苦しい生活を送っています。
私たちのNGOでは、劣悪な生活環境にあるスラムの、生活、教育、医療、環境、就労等の支援活動を行っています。
また、スラムの子どもたちの中には、貧困のため、仕事(児童労働)や家の手伝い(幼い兄弟の世話や家事)をしなければならず、学校に通うことが難しい子どもも多くいますが、私たちは、子どもたちの未来への可能性を、少しでも広げることができるよう、スラムの子どもたちの就学支援を行っています。
とはいえ、日々の食糧を手に入れることさえ厳しい生活の中、学校で使う文房具を買うことはとても困難です。まずは生きていかなければなりません。このままでは、貧困のため、多くの子どもたちが学校の文房具も用意することができず、学校での勉強を続けられなくなるかもしれません。そして、将来の夢をあきらめてしまうかもしれません。
そのような状態のスラムの子どもたちのため、私たちは、毎日を飢えをしのぎ生き延びていくための炊き出しや、支援物資の寄付等の活動を行っており、今回、クリスマスのチャリティーイベントとして、いくつかのスラム(ゴミ山、都市部のスラム、山奥の村)において、炊き出しと文房具、また、ささやかなクリスマスギフトの配布を計画しています。
スラムの子どもたちの笑顔を守るために
フィリピンでは新型コロナウィルスのパンデミックにより昨年までずっと世界最長のロックダウンが続き、多くの人々が仕事を失い、もともと苦しい生活を送っていたスラムの人々の生活は疲弊し、飢え、困窮しきっています。
また、一昨年末にはフィリピン全土に大きな被害を及ぼした台風22号が襲い、加えて、昨年、支援地域のスラムのひとつに大火災が発生し、多くの人々が被災し、家を失い、いくつもの尊い命が奪われました。
そのような厳しい状況の毎日の中でさえ、それでも、人々は、ほんのささやかな幸せを大切にし、家族で寄りそい、強く生きています。
そんなスラムの人々の命を支えるために、そして子どもたちの未来への夢と、その純真な笑顔を守るために、私たちは支援活動を行っています。
スラムの子どものクリスマス・チャリティーイベントのサポーター募集
しかし、大きな問題があります。
世界最長のロックダウンによる生活苦、スラムの大火災、超大型台風による被災により、大きな被害を受けたフィリピン・セブ島のスラム。
飢えた人々や被災地の復興支援のため、私たちは、現地ボランティアと共に、ずっと支援活動を行ってきました。
また、コロナが収束しても、もともと貧困に苦しんでいたスラムの生活が改善するというわけではありません。
コロナや災害への緊急支援や、日常的な貧困や飢えへの支援活動を続け、しょうじき、資金に余裕がなく、何か夢のあるイベントを計画しようにも、満足な支援ができない状態なのです。
もちろん「今できる範囲」で、支援活動は行いますが、できれば、より多くの子どもに、夢を与えることができたら、笑顔をプレゼントできたら、と思い、今回、このクラウドファンディングを企画しました。もしよろしければ、支援活動(クリスマス・チャリティーイベント)へのご協力をお願いさせて頂ければ幸いです。
支援金について
支援金についてご説明致します。
貧困に苦しむスラムの子どもたちに、日々の命を支える炊き出しを行い、また、ほんのささやかでも、心のこもったクリスマスギフトをプレゼントし、学習または生活支援を行い、そして、夢と笑顔を届けるために、チャリティーイベントへの支援金をお願いしています。
私たち(NGO団体)の活動資金への支援金ではなく、イベントそのもの(食材や文房具、クリスマスギフトの購入費用)の開催費用の実費です。
ですので、頂いたご支援がすべて、直接、支援活動に利用されます。
子どもたちから支援者様一人ひとりへの、お礼のメッセージを
支援を頂いた方は、支援して頂いた子どもたちからの感謝のメッセージと、活動報告を送らせて頂きます。
メッセージは、支援者全体をまとめたものやコピーではなく、支援者様個人個人に向けて作成し、子どもたちからの手書きのカードを送らせて頂きます。
また、主なお礼(リターン)は、スラムのママたちの手作りのリサイクルバッグやアクセサリー等、現地の方々が手作りで作成した、心のこもったものが中心となっています。
その他、リターンについての詳細は、「リターン欄」をご参照お願い致します。(2024年1月後半に発送予定です。)
(※募集方式について・本プロジェクトはAll-in方式で実施致します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届け致します。)
スラムのクリスマス・チャリティーイベントの計画・開催地・費用・支援金の使い道
●開催地(計6地域):市街地のスラム・3地域(ゴミ山を含む)/海辺のスラム・1地域/山奥の村のスラム(山岳スラム)・2地域
●費用:6地域・合計554400円
→1地域(100人)当たり:①炊き出し・38000円②文房具・32400円③クリスマスギフト・22000円)
●クリスマス・チャリティーイベント実施・支援物資配布日時2023年12月23,24,25日(午前~昼食時と夕食時の1日2地域)
※今回のクラウドファンディングにより、上記5地域の、②③の物資に当たるご支援を、お願いする形となっております。
※支援金はすべてチャリティーイベントの実費として利用されます。NGO団体の運営資金や人件費等には一切使用されません。
※支援金額により、イベントの規模に変更が生じる場合がございます(支援活動・チャリティーイベントが中止になることはございません)。
※もし、予定よりも多くの支援が集まりましたら、より多くの子どもたちの支援を行うことができます。支援人数を増やしたり、文房具の内容等を、より充実させることができますので、もしよろしければ、ご支援・ご協力をお願い致します。
※炊き出しについて:チキン&ライス、もしくは、費用の節約と、なるべく多人数に配給するため、ルガオ(栄養価の高い具だくさんのおかゆ)の給食(+飲料)を予定しています。(NGOスタッフや現地支援者にて購入致します。)
※文房具の配給について:ノート、鉛筆、定規、ボールペン等(←支援金額によって、鉛筆の本数を調整したり、色鉛筆等を追加致します。)また、現在、未就学状態の子どもにも、学習に親しんでもらうため、同様の文房具を配布致します。
※クリスマスギフトについて:ぬいぐるみやおもちゃ、お菓子等を予定します。(現在、保管してあります支援物資も加えます。)
※円安や現地のインフレ状況より、クラウドファンディングの支援金で購入させて頂く文房具やクリスマスギフトは、日本で購入し、12月に現地入りするスタッフとボランティアが協力して現地へ運びます。(もし送る必要が生じた場合は、送料はこちらで負担致します。)
※今回のチャリティーイベントは、主催団体のNGO「HOPE~ハロハロオアシス」(現地フィリピン・セブ市のスラムの真ん中に現地事務所を設け、現地在住のボランティアスタッフが常駐しています。)が主体となり、地域住民、現地自治体(Barangay Basak San Nocolas, Buhisan)の協力のもと実施され、現在すでに現地にて計画・準備が進んでいます。
※国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」
https://hopehalohalooasis.wixsite.com/yumekake
スラムの子どもたちの未来を支えたい
新型コロナウィルスのパンデミックにより2020年3月より、フィリピンでは2年半に渡りずっと学校での授業が中止となっていました。そのような世界最長のロックダウンによる経済的ダメージの深さは、特に貧困層に降りかかり、未だその生活は困難を極めています。そして、スラムを襲った大火災、たくさんのかけがえのない命を奪った超大型台風22号、、多くの困難に襲われ、スラムの人々は生活苦と飢えに苦しみ、子どもたちもいつしか、その表情はくもり、笑顔を忘れかけてしまうような日々がずっと続いていました。
そんな中、昨年、やっと学校が再開されました。友達と一緒に過ごす時間や、学校で勉強ができることに、大きな希望を抱いています。しかし、このままでは、スラムの多くの子どもたちは、貧困のため、学校で使う文房具も用意できず、学校で勉強を続けることをできなくなってしまうかもしれません。
私たちは、そのような厳しい状況に置かれているスラムの子どもたちが、学校を続けることができないことで、その夢をあきらめてしまわないよう、そして未来への可能性をつなげていけるよう、できる限りの手助けをしています。
スラムの子どもたちの未来のために、今回のクリスマス・チャリティーイベントでは、文房具の配布を行います。
また、子どもたちの日々の命を支えるために、炊き出しを行い、そして、せめてクリスマスくらい、ささやかな、でも、大きな夢の詰まったギフトをプレゼントしたいと思っています。
それは、日本では100均で買えるような小さなぬいぐるみやおもちゃ、お菓子かもしれません。でも、このスラムの子どもたちにとっては、ふだんは手にすることのできない、とても素敵な、夢いっぱいのギフトなのです。
皆さま、もしよろしければ、ぜひとも、ご支援・ご協力をお願い致します。
スラムの子どもたちのかけがえのない命を支え、そして、その純真な笑顔を守るために
この困難な時代の中、「まずは今日という日を生き延びることから」と、私たちは、飢えに苦しむスラムの貧困層の人々へ、緊急の食糧支援をずっと行っています。
それは今後も続きます。そして、同時に、少しずつでも、今回の子どもたちへの文房具の配給のように、未来へと繋がる支援を行っています。
生活苦により飢えに苦しむスラムの人々。 困難な状況の中、それでも人々は、一日一日を精一杯生き抜いています。 子どもたちは、辛い毎日の中でも、明日への希望を持って、がんばっています。
私たちは、そんなスラムの子どもたちが、いつまでも未来への夢を持ち続けていけるよう、今、必要な、できる限りの支援を続けています。
スラムの人々のかけがえのない命を支えるために、子どもたちの未来への夢を、その純真な笑顔を守るために、もしよろしければ、あたたかいご支援・ご協力を、お願い致します。
以下、NGOの支援活動や子どもたち、支援地域のスラムの様子の写真です。
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