・これまでのコーヒーの焙煎度合いの測定方法は?
これまでのコーヒーの一般的な焙煎度合いの測定は、コーヒー豆の表面の見た目の色の判断や、「色見本」と見比べながら、人が目で見て判定してきました。

※判定例:「浅煎り」、「深煎り」、「シティロースト」、「フレンチロースト」 etc..



焙煎する人の経験や感覚、色の「見本」と見比べての自己判断で「これはシティロースト!」「これは、、、フルシティ!」とおおよその焙煎度合いで判定してラベリングしていく方法です。この、見で目て決める焙煎度合いの判定方法には、どうしても正確さに欠ける問題がありました。

なぜなら、焙煎したコーヒー豆に焼きムラがあれば、どの豆を基準に判定して良いか分からず、豆の状態によっては焙煎後の色の付き方が異なり、豆の表面と中の焼け具合も異なれば、豆の表面の色の見た目で正確に焙煎度合いを判断することは難しく、また、AさんとBさんとでは判定する結果が違ったりします。

焙煎には色々とこだわりを持ちつつも、肝心の焙煎度合いの結果判定が曖昧という、誰もが気づきそうな「盲点」が見過ごされたままになっていました。

そこで、本商品の “dipper/ディッパー” の誕生です。

手のひらサイズの焙煎測定機「dipper」が、コーヒー豆の焙煎度を測って瞬時に数値化します。これからの焙煎度の判定は経験や見た目、色見本に頼った自己判断ではなく、より確度の高いデジタル計測に変わります。

「自己判断」や「色見本」を使っての目視に頼る焙煎度合い判定からの完全開放です。


弊社(実行者:Equal Coffee)もロースターとしてコーヒーの焙煎をしており、焙煎の作業後は見た目で焙煎度合いを判定し、ラベリングしていました。しかしながら、先述しました、

・日光や光の加減による見え方の違い・人による見え方の違い(Aさんはシティと答え、Bさんはフルシティと答える)・煎りムラが大きいと、どの豆の色を基準にして良いかわからない

のような問題があり、見た目で的確に判断することは非常に難しい実情がありました。

色見本との比較や、自己判断での焙煎度判定は、果たして正しい評価方法なのか。
疑問を持ちつつの作業でしたので、以下のような要望がありました。

・焙煎度合い判定にきちんとした基準と自信を持ちたい
・狙った焙煎に仕上がっているかを把握し、焙煎作業との因果関係を明確にしたい
・仕入れ、検品、カッピングにアグトロン値を使いたい
・焙煎する人が変わっても、いつも同じ焙煎で品質管理したい
・他人の焙煎した豆のアグトロン値を比較・参考にしたい
・焙煎も徐々にDX化し、社内で用いる焙煎名や単位をアグトロン値で統一したい

等、このような様々な要望が背景にあり、誕生したのが、dipperです。

“dipper”《 コーヒー焙煎を楽しくする焙煎度測定機・アグトロンスケール》

“dipper”は、コーヒーの豆・粉の焙煎度合いをデジタル計測する、コーヒー焙煎度測定機です。コーヒー豆にdipperを被せてボタンを押すと、すぐに焙煎度合いを測定して、デジタル数値(アグトロン値)で表示します。数値の表示に加えて「シティ」「フレンチロースト」等の焙煎度名も表示しますので、プロの方だけでなく、みなさんがご自身で焙煎したコーヒー豆やお店で購入した豆を測る普段使いでも、カンタンに焙煎度を知ることができます。

dipperは⽶国Agtron社と同様の測定原理を採⽤し、色を測る方法ではく780〜1500nm波⻑の可視光に近い近赤外線でコーヒーの炭化程度に応じた反射量を計測し、米国SCA(Specialty Coffee Association

・スペシャルティコーヒー協会)が採用している基準「アグトロン値」で焙煎度合いを表示します。焙煎をしているとコーヒー豆の表面はよく焼けているように見えても中身は焼けてないという、コーヒー豆の表面と中身では焙煎度合いが異なることがあり、表面の見た目や色の判断だけでは焙煎の度合いを的確に判断することが難しいのですが、

dipperであれば、本体に搭載している機能で焙煎された豆の状態(メイラード反応・カラメル化・炭化)を計測することで、豆の表面の「色」を判断する従来の方法と比べて、より正確なコーヒーの焙煎度を測定できると考えています。


機能①:豆・粉 両方の測定が可能

コーヒーの豆と粉、どちらも測定が可能です。豆測定・粉測定、それぞれの単独ボタンがついており、どたなでもカンタンに素早く測定が可能です。

機能②:SCA アグトロン値を採用

dipperが表示する数値は、アメリカのSCAが規定する、コーヒーのプロが用いるアグトロン値です。普段から焙煎やカッピング等でアグトロン値に慣れているプロの方は引き続きSCA基準で業務が可能であり、一般の方もプロと同じ数値基準でお手持ちのコーヒー豆の焙煎度合いを知ることが可能です。

機能③: アグトロン値(グルメ、コマーシャルの設定可能)と2種類の焙煎名で表示

プロ仕様のアグトロン値(グルメ、コマーシャルの2種類が選択可能)に加えて、SCAが定義する焙煎度合いの呼び名(SCA)と、一般的な呼び名(Common)の3つの指標で焙煎度合いを表示します。

焙煎度合いの呼び名は「フレンチロースト」「シティロースト」等のことです。コーヒーを専業としない一般の方でも、お店などで一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、焙煎の度合いを表す際によく用いられる表現です。

機能④:手のひらサイズで、持ち運びも便利

dipperの高さはたったの10cm。見た目や、使いやすさも追求しました。持ちやすく使いやすい手におさまるサイズを意識したミニマルなデザイン。プロ仕様の機器でありながらコンパクトで場所をとりません。
業務用機器にありがちなゴツさや重々しさを排除し、コーヒーの現場やご家庭で、どなたでも扱いやすいように設計されています。

機能⑤:自動スリープ設定で節電

操作をしなくなってから自動スリープするまでの時間を設定することが可能です。いざ使う場面で電池残量がない、とならないように、忙しいコーヒーの現場での消し忘れによる充電ロスの防止機能です。省エネと節電も意識した設計です。

付属:専用のポータブル保護ケース付き

持ち運びも便利!どこでもdipperを持ち運んで使えるように、専用のポータブル保護ケースが付属しています。精密機器のdipperを保護する為に、ケース内部に衝撃吸収素材を使用しています。大型な業務用機器では持ち運びが難しいことも多いのですが、dipperは、コーヒー産地へ仕入れの出張の際や、コーヒー講師の方の持ち歩き、バリスタの店舗間での移動も想定して、場所を選ばずdipperが使えるように考慮しています。

メリット①:よりスペシャルなコーヒーとサービスをお届けできる

スペシャルティコーヒーを扱うお店に於いては特に、豆の詳細な状況把握とサービスとしてのコーヒーの情報提供は必須の条件となりつつあり、コーヒー業界は情報の透明化がますます進んでいます。

dipperを所有することで自店のコーヒー豆の情報をより深く把握し、焙煎に確度の高い基準が設けられ、より詳細な情報をお客様にお届けすることで、焙煎技術の向上、商品の品質の向上、サービスの向上に繋がることは大きなメリットとなります。

メリット②:色見本からの解放

これまで色見本に頼るか、目視による焙煎度合いの判定をしてきた方は、色見本と比べて判定する作業がなくなります色見本による焙煎判定からの完全解放になります。

メリット③:経験とカンによる自己判断から機器によるデジタル計測へ

これまでの機器を用いない焙煎度判定は経験やカンに頼る自己判断だった、という方は、機器によるデジタル測定に変わり、焙煎度判定の正確度が格段に向上します。

メリット④:アグトロン値を表示して販売ができる、サービス・営業上のメリット

「浅煎り」「深煎り」だけの焙煎情報では満足しないお客様へ、dipperで測定したアグトロン値を用いた焙煎度をお伝えすることが可能です。また、数値を取り入れることでお客様のコーヒーの好みをより深く知ることに繋がれば、きっとお店と顧客とのマッチング度が上がります。

サードウェーブをはじめ、コーヒーの革新的な試みを続ける本場アメリカのコーヒー店でもアグトロン値を表示して販売するお店が出始めている様です。カフェ/コーヒーショップが自店の豆情報にアグトロン値を加えて販売することも可能になります。


dipperは、このような方々におすすめです。


《 職業 / 用途別 dipper の使い方の一例 》
焙煎士・ロースター:焙煎作業後に焙煎度合いの確認。仕入れや品質管理に
バリスタ:ブレンドの作成時やエスプレッソの調整に使用、豆の理解を深める為に
コーヒー講師、資格受験者:セミナー、研修での利用、カッピング時に
ショップ店員:アグトロン値でコーヒーを把握。顧客へより好みに近い提案を
自宅焙煎、セミプロ:焙煎技術の向上とプロへのステップアップに
一般の方、コーヒー好きの方:焙煎度を測り、自分好みのコーヒーを探すために

■焙煎士・ロースター:品質を管理する

狙った焙煎に仕上がっているか、味が変わった際の焙煎度はどうだったか。焙煎結果の判定がバラバラでクオリティコントロールに苦戦していた方も、dipperを用いてより深く状況把握と焙煎プロファイルの記録が行えます。

また、納品時のサンプル焙煎焙煎教育にもdipperが便利です。表面の色味を目視する判別方法から、メイラード反応、キャラメル化度を測定して数字で管理する方法へと大きく変わります。また、今後は社内で共有する焙煎度を、焙煎度名からアグトロン値に統一することが可能です。

■バリスタ・コーヒーショップ店員

豆の理解を深め、自店のコーヒーの状況をより深く把握しておくことで、お客様の希望に沿ったサービスやコーヒーの提案が可能になれば、きっとお店にもお客様にとってもメリットに繋がります。エスプレッソに使用する豆の焙煎状態を把握し、ブレンド作成の際もdipperを活用できます。

dipperで測定した焙煎度を豆のプロファイルとして記録し、お客様へアグトロン値や焙煎度名で焙煎の情報をお伝えすることも可能です。A店はdipperを用いたアグトロン測定、B店は自己判断による判定となれば、きっとお店のサービスの差別化にも繋がります。

■コーヒー講師・カッピング

焙煎セミナーや、カッピング時にもアグトロン値を採用しているdipperが活躍します。あらかじめ焙煎された豆を用いる場合は、豆の選定や検品にもdipperが使えます。

※SCAサンプルローストカッピング規約 :
Agtron "Gourmet": 63.0 ± 1.0 Agtron "Commercial": 48.0 ± 1.0

直感的な操作が可能なように豆測定と粉測定のボタンをシンプルに配置し、手におさまる必要最低限のミニマルサイズに仕上げています。ディスプレイも見やすさを考慮したOLED モノクロディスプレイ

本体の材質はアルミニウム合金の上質なマット感があり、丸型で持ちやすくしています。モノトーンでまとめられたどんな空間にも合わせやすいカラーは、カフェやご家庭のインテリアにもマッチする美しいデザインです。

簡単3ステップ!

dipperを用いた焙煎度合いの測定方法をお伝えします。カンタンな3つのステップで焙煎度合いの測定が可能です。

①木皿と、その上に豆や粉を載せる皿を配置します

②皿に豆や粉を載せて、付属の定規で平らにします。


③dipperを載せてボタンを押して測定開始!

すばやく測定完了!

今回の測定結果(豆で測定)
SCA名 「ミディアムライト」 アグトロン 「69.4」 一般焙煎名 「ハイロースト」


・サイズ:直径65mm×高さ100mm
・重量:280g
・材質:アルミニウム合金
・規格:SCA Agtron 規格を採用
・表示:単色OLEDディスプレイ
・充電方式:USB TypeC 5V/1A
・フル充電時間:約3時間
・使用時間:連続約8時間

<主な機能>
・コーヒー豆と粉、両方の焙煎度を近赤外線で測定
・2種類のAgtron Scale「グルメ」と 「コマーシャル」の選択が可能
・2種類の焙煎度名の表⽰付き(SCA規格焙煎名及びCommon焙煎名)
・少量のサンプル豆・粉で測定が可能、サンプル用コーヒーのロスの低減
・高精度の光学計測エンジン
・自動スリープ機能で省エネ対応(自動スリープまでの時間を設定可能)
・最新の200回分の履歴データ記録機能
・スピーディな起動と瞬時に測定が可能
・連続使⽤時間 8時間で⻑時間使⽤が可能
・直感的かつシンプルに操作が可能なインターフェース
・携帯に便利なサイズのクッション内蔵専用保護ケースが付属
・見やすいハイコントラストなOLEDディスプレイを採用・充電しながらの使⽤が可能
・質感の良いアルミ合金の本体ボディと温かみのある木目皿が付属


FAQ

Q.コーヒー好きの一般人です。どんなコーヒー豆も測定可能ですか。焙煎度を測ることで何がわかるのでしょうか?A.・・・・・・はい、焙煎された豆、粉であればどんなコーヒーも測定が可能です。同じコーヒー豆でも焙煎の浅深でコーヒーの味はガラリと変わりますので、焙煎度合いと味の相関関係を知る事はご自身の好みを見つけることに繋がります。dipperを使ってお好みのコーヒーを探してみてください!

Q.コーヒーの試験を受けたいと思っていますが、dipperは役立ちます?
A.・・・・・・はい、特に焙煎が関連するコーヒーの各種資格試験対策では、dipperは活用します。また、試験内容に焙煎が直接関係無くとも、コーヒーの焙煎を知ることはコーヒーの技能と知識の向上の役に立ちます。

Q.初期不良や故障を確認した時にはどうしたらいいですか?
A.・・・・・・初期不良の報告はほぼございませんが、ご購入日(発送日)より1年間の保証が付いておりますので、故障の際は日本国内dipper公式サイトからカスタマーサポート宛にご連絡ください。

■dipper japan
dipperの様々な使い方やレビュー等の最新の情報は、Equal CoffeeのInstagramや、LINE公式アカウントで発信して参ります。宜しければ引き続きフォロー・友達追加を宜しくお願い致します。

公式サイト: https://dipperjapan.comdipper
■Instagram : https://www.instagram.com/equalcoffeejp/
■LINE公式アカウント: https://lin.ee/a6VTCEA

リターンの内容は以下のdipper本体、付属品一式、専用保護ケース、箱となります。
※取扱説明書(日本語)はリターン発送時に改めてメールにてリンクをお送り致します。




■実行者(販売者)

みなさま、こんにちは!本プロジェクト実行者の Equal Coffee・イコールコーヒー(運営会社 / EXTENSION LLCのコーヒーブランド)です。新型コーヒーフィルター(Equal Coffee Filter)の販売や、自社でコーヒーの栽培からコーヒーの開発等の業務を行っております。

私共も日々のコーヒー焙煎作業で焙煎のゴールとも言える焙煎度合いの判定のあいまいさに、疑問と不便さを感じていました。dipperの登場によりカンタンに焙煎度合いの測定ができるようになり、私たち自身も最初に使ってみた際に本当によかった!と、今までの不便や曖昧さが一気に解決する突き抜けた感がありました。コーヒーの産地へ行く際もdipperを専用保護ケースに入れて持参し、非常に便利です。

dipperを通じて日本にこれまで以上にアグトロン値を用いた焙煎度合いの測定と品質管理が普及し、コーヒー業界全体の技術とサービスが向上して、皆様のコーヒーライフがより豊かなもになっていくことを願っています。

プロジェクトに関する情報

・プロジェクト実行者(国):Equal Coffee・イコールコーヒー :https://ec.equalcoffee.jp/
(dipper正規代理店。運営会社 / EXTENSION LLCのコーヒーブランド。)(日本)
・メーカー名:THINKPRODUCT ASSOCIATES INC.(日用品、玩具製造業)
・dipper Japan 公式ブランドサイト:https://dipperjapan.com/
・Instagram : https://www.instagram.com/equalcoffeejp/
・サポート:国内の正規代理店による、日本語カスタマー対応、製品1年保証(商品発送日より1年間)

※並行輸入品や模造・偽造品は正規代理店による製品保証・サポートを受けることができません。

dipperはこんな使い方があった、こんな使い方をしている等、皆様からのご感想・レビュー及び、弊社とのコラボのご提案も楽しみにお待ちしております。                

※配送は海外発送となり、台湾から国際便を利用します。日本倉庫から一回検品後配送されます。商品の発送準備ができ次第順次配送されます。
※プロジェクトへのご参加人数の集まり次第ではお届け予定の月を超えてしまうこともございますが、そのような場合でも極力早くお届けができるよう尽力致します。ご了承くださいませ。
※並行輸入品が発生する可能性があります。正規以外での個人輸入・並行輸入等は、完全に防ぐことができない場合がございます旨、予めご了承のほどお願いいたします。
※並行輸入品は正規代理店による製品保証を受けることができません。また、偽造品、模造品や他店でのご購入を頂いたものつきましては、弊社で製品保証を受けることができません。正規代理店を通じて購入することで、日本国内での流通に於ける製品保証の取得や、関税の適切な処理が担保されます。

※一部国内に類似品が出回っている場合がございます。弊社では他社の類似品に関してのお問い合わせには対応できませんのでご了承ください。
※商品はお使いの環境(モニター、ブラウザ等)の違いにより、色の見え方が実物と若干異なる場合がございます。

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