サハラ砂漠で一千年前から続く塩キャラバン。現在その伝統を継ぐ若者は激減している。そこで、四か月密着したドキュメンタリー『Caravan to the future』を監督した女性が立ち上がった!映画だけでは変えられないが、塩キャラバンの営みに共感する人々の力を合わせれば何かできるかもしれない!  

プロジェクト本文

ご挨拶

はじめまして。デコート・豊崎アリサと申します。父の故郷フランスと、母の故郷日本、そして魂の国アフリカを行き来するジャーナリストです。小さい頃から冒険家の父を追って、世界中の未知の文化を尋ね、アフリカのサハラ砂漠に魅せられました。トゥアレグの遊牧生活を取材する中で、古代から変わりなくラクダ乗りで行う塩キャラバンの交易をぜひ記録したいと思い、3000キロを同行し、一人で撮影しに行きました。この自主制作は2016年に、ニジェールのスイス協力団体の援助金で完成しました。

 

ドキュメンタリー映画「 CARAVAN TO THE FUTURE」

ソーラーパネルで充電した電気を使い、ラクダに乗って四か月一人で撮影した60分のドキュメンタリーである。塩キャラバンは毎年、ニジェールにあるテネレ砂漠を700キロ東へ横断し、オアシスで塩を買い付け、それを1000キロ南の市場で売って、換わりにコミュニティのための穀物を買うという自給自足のシステムである。キャラバンの経済効果は? その社会的な役割とは? トラックではなくラクダによる物資の運送にはどのような長所があるのだろうか? 四か月にもわたる長い旅の中で、一人で同行する女性監督は気づいた。彼らは時代遅れの失われつつあるキャラバンではなく、未来に向かい希望をもたらすキャラバンなのだということを。

 

 プロジェクトに取り組む理由

『Caravan to the future』の制作後、私はキャラバンの人たちにも見せたいと思い、タマシェック語の吹き替えバージョンを作り、サハラ砂漠で野外上映した。そこには当時のキャラバンの仲間が全員来てくれて、10年ぶりの再会を果たした。映画、しかも自分たちが出演するものなど見たこともなく、その場は笑いに包まれた。トゥアレグの女性たちも、一年のうち七か月も旅に出かけている男たちの仕事の様子を初めて見て、とても感動した様子だった。しかし、その翌日、映画に出演している父親たちと息子たち全員が集まった際、今のキャラバンはどうなっているのかと聞いたら、悲惨な状況になっていることに気づいた。

現在、27歳くらいになった息子たちは、塩キャラバンをやめ、農作業をしている。現金を短期間でもらえるし、近年この地域に入ってきた安価なバイクやスマートフォンを購入することができるという。しかし、自分の畑ではないため、畑仕事はあくまでも「アルバイト」であって、彼らは現在の仕事に満足していない。もし、塩キャラバンでもっと稼げたらまたやりたい、「それは俺たちの仕事だ」と強調する。その一方で、父親たちは塩キャラバンをやり続けているが、若者が参加しなくなれば、体力的に厳しいし、「次の塩キャラバンの出発はもう保証できない」と言う。では、どうやって塩キャラバンの収入源を上げればいいのかと話し合った結果、以下のような結論を出した:

・交換する商品を増やす
・ラクダの頭数を増やす





このプロジェクトで実現したいこと

『Caravan to the future』に出演している10名のキャラバン商人を対象に、私がラクダや商品を購入し、全員が参加できる2018年9月のキャラバン出発を目指す。 


資金の使い道

・対象人数:10人 
・ラクダ:10頭( 一頭は5万円x10=500,000円)
・交換用の商品購入用の資金:一人につき2万円 (100,000 Fcfa)x10=200,000円
・運搬費用、現地コーディネーター費用: 100,000円 (500,000 Fcfa)

◆TOTAL 800,000円

※余裕があれば、私は現地に行って映像を撮りたいと思う。


未来、そして平和をつなぐキャラバン

キャラバンはいつの時代でも異なる、しかし補足的な世界の間で人々の考えとモノを運び続けた。それは人々とその環境への順応、人々の間の調和を象徴している。その意味でキャラバンは未来にとって素晴らしい希望と平和を代表しているのだ。

 『「消えゆく伝統」という言葉を頻繁に耳にするこの時代に、トゥアレグの大事な生活様式を皆の力で少しでも守ることができたら素晴らしいことだと思います。』

Peter Barakan, ブロードキャスター

 

デコート・豊崎アリサのこれまでの活動

1998年から2003年まで、一人で塩キャラバンに同行し、 ニジェール、マリ、 アルジェリアでトゥアレグ族の遊牧生活などを取材し始める。

2003年、ソーラーパネルで電気を充電しながらラクダに乗り、 一人で塩キャラバンを撮影。

2006年~2011年、パリで設立した遊牧生活を支える協会「 サハラ・エリキ」の代表として、アルジェリア南部、 ジャネット地域で「ラクダオーナープラン」 を日本人を対象に実施。プランを支える「ラクダ乗りキャラバン」 も主催。過激派テロ集団がサハラ沙漠に侵入し、「サハラ・ エリキ」の活動を停止。

2011年、東京に戻っていた時に、 たまたま東日本大震災時に遭う。それ以来、 福島原発事故を取材し、フランスに発信(Geo magazine, Paris Match, GQ ) 

2014年、ニジェールに戻り、 トゥアレグ族の地にあるウラン鉱山を取材。Best investigation受賞。 日本のフォトジャーナリズム雑誌Days Japanで「日本とウラン鉱山」を掲載。

2016年、ドキュメンタリー映画『Caravan to the future』完成、ニジェールで上映し、トゥアレグ族と「 塩キャラバンの未来」に関してトークを行う。

2017年〜、日本の各地で自主上映会。 塩キャラバンのUNESCO危機遺産リストへの登録手続きを始めるが、 ニジェール政府が塩キャラバンは有形の世界遺産か無形文化遺産な のかで揉めていることから、書類提出はまだできていない状態。

2018年、ニジェールのサハラ沙漠のゴールドラッシュを取材。日本でトゥアレグのアーティスト、ウスマン・アグ・モサ( 「タミクレスト」のギタリスト&ボーカル)を伴って、「 砂丘の裏、サハラ沙漠」という『Caravan to the future 』上映会 + Live のイベントを主催し、ファンディングをアピールする。 

 



「サハラ・エリキ」、メディア掲載

 

 

 

 

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