<プロジェクト概要>

「業務拡大のため、焙煎機を購入したい

私たちは滋賀県彦根市にある此処珈琲焙煎所というコーヒー屋です。広さ約5坪と非常に小さなお店です。店主である大原が大学生の頃に勢い余って開業したお店で、大学卒業後は平日は銀行員として働く傍ら、休日に趣味としてお店を今日まで経営して参りました。そしてこの度、コーヒー屋としての事業を拡大するべく、業務用焙煎機の新調を決意し、本業であった銀行を退職いたしました。コーヒー屋を趣味から生業へ。ぼくの夢を応援いただけないでしょうか。少しでもご興味を持っていただけた方は、この先の長い文章へお進みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

此処珈琲焙煎所:https://www.instagram.com/cococoffee_flat/


こんにちは、この度は当プロジェクトのページを見つけてくださり、また読み始めてくださり、ありがとうございます。ぼくは、滋賀県彦根市の小さな自家焙煎コーヒー屋を運営しております、大原悠人と申します。

この度、ぼくらの運営する此処珈琲焙煎所は、新たな一歩を踏み出そうとしています。その一歩は小さいようで大きく、たくさんの課題が山積みであるのが現実です。そこで、皆様のご支援、お力添え、またアドバイス等をいただきたくプロジェクトを立ち上げさせていただきました。想いが溢れてしまって、どうにも長いページとなってしまったのですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。ではいきましょう。

店主:大原の経歴
・2018年3月 滋賀県立石山高等学校 卒業
・2018年4月 滋賀県立大学 入学
・2020年12月 コーヒー豆のネット販売開始
・2021年7月 此処珈琲焙煎所 彦根店開業
・2022年3月 滋賀県立大学 卒業
・2022年4月 株式会社 滋賀銀行 入行
・2023年3月 大津店開業
・2023年12月 退社&独立
滋賀で生まれて、ずっと、滋賀県暮らし。


此処珈琲焙煎所は『日常に溶け込む無難なコーヒー』をコンセプトに毎日飲みたくなるコーヒーを日々焙煎しております。コーヒー豆の販売を中心に、店内でもお寛ぎいただける喫茶スペースも設けております。内装すべてDIYで仕上げた店内で、日々お客さんとわいわい楽しく営業しています。

また滋賀県内のイベントにも多数出店して、ぼくたちの作る無難なコーヒーを広めたりしています。イベントで出会ったお客様が実店舗に通ってくださることもたくさんあり、楽しい出会いがいっぱいあります。

そして、店主も通っていた彦根の大学生とコラボカフェやランチ営業をしたり、学生さんが作った小物や写真を店内で展示するなど楽しいイベントを多数開催しています。

↑コラボランチをしていた時の画像

さらに2023年2月からは彦根を飛び出し、大津に2号店も開業いたしました。こちらでは主に、お菓子とコーヒーをお楽しみいただける喫茶店として営業をしております。


<業務用焙煎機を購入したい>

本業も退職し、いよいよ業務用焙煎機を購入しようと考え、様々な焙煎機メーカーさんからお見積りをいただきました。価格も機能も大きさも、たくさんの種類がありました。ぼくが会社員時代の1年半でできた貯金はお恥ずかしながら約180万円。もちろんこの貯金は、いつか焙煎機を購入するために必死でも貯めたものです。この予算に合う焙煎機を購入しようと思った矢先、ぼくは理想の焙煎機に出会ってしまいました。

価格(工事費込み)220万円

あと少し、あと40万円が足りません。会社を辞める前にこれぐらい考えておけよというお話ですが、もともとは130万円の焙煎機を購入する予定でした。

その他、店舗の運営資金を焙煎機購入に回せばもちろん購入できます。でも支払い後の売り上げが極端に低かった場合、翌月の家賃を払うこともままならなくなる恐れもあります。

という経緯で今回、皆様に、不足分の40万円をご支援いただきたく、プロジェクトを立ち上げました。クラウドファンディング限定の面白い体験もリターンとして考えてみたので、ぜひご検討いただければ嬉しいです。

<現在の焙煎機について>

此処珈琲焙煎所では現在、一度に最大400グラム程度焙煎することができる非常に小さな焙煎機を使用しています。店主が大学生の頃、バイト代をかき集めて購入したこの焙煎機は当時40万円くらいしました。あのころのぼくが購入できた、もっとも業務用に近い焙煎機であり、とてもお気に入りの相棒です。もう3年間の付き合いですから、愛着もあります。

現在使用中(カルディ フォーティス)けれど、もう限界です。

1.一度に焙煎できる量が少ない
2.ありえない使用時間のため故障しそう
3.構造がシンプルゆえにできることが少ない

今回新しい焙煎機を購入するに至った理由は主に上記三点です。

1.一度に焙煎できる量が少ない

小さな焙煎機なのでしかたないのですが、本業としてコーヒー屋をやっていくにはかなり厳しいサイズの釜です。一度の焙煎でコーヒー豆の100グラムパックが3つ程度しか生産できません。そのため、有難いことにたくさんお声がけをいただいている業務用の卸豆の販売をご新規の方は現在お断りさせていただいている状況です。店頭やネットでお豆を購入してくださる方も、驚くほど増えてくださって、嬉しい悲鳴ではありますが、夜通し焙煎で朝を迎えるなんてことも・・・・

長期的に見て、そろそろ焙煎機の見直しかなと思っています。

2.故障しそう

一度でもお店へ足を運んでくださった方ならご存じかと思うのですが、いよいよ壊れそうな音がしています。そもそも業務用機ではないので、ぼくらのお店での使用方法で3年間もよく持ったとも考えられます。一日10時間以上、電源を落とさずに焙煎していることもしばしばあるので、重労働をさせてしまっているなと反省しています。

正直、今日壊れてもおかしくないので心配です。万一、故障すれば、ぼくには販売できるものがありません。

3.できることが少ない

これは一長一短ですが、焙煎機の構造がシンプルな分、できることが少なくなります。大津店店主である「すみー」がコーヒー鑑定の資格がもうすぐ取得できそうなこともあり、此処珈琲焙煎所では今後、今まで以上に焙煎レシピの研究をしていこうと考えています。

その研究に必要な機能の揃った焙煎機が必要です。

<購入予定の焙煎機>

ミルシティロースター1kg

アメリカで設計され、日本とドイツの精密機器を搭載して、中国で組み立てられている焙煎機です。もともとは焙煎教室をされていたスクールが、受講生向けに作った焙煎機だそうです。日本ではまだなじみは薄く、滋賀県ではおそらく使用している店舗はないかと思います。アメリカでは大きなシェアを持つ焙煎機メーカーです。

<この焙煎機の魅力>

現在、此処珈琲焙煎所が抱えているお金面以の課題をほぼすべて解決してくれる力を持っている焙煎機です。

・一度に焼くことができる豆の量は約1.5キロと現在のものの約5倍

一度の焙煎は豆の冷却まで入れると、20分ほどかかります。今まで100分必要だった焙煎量がたった20分で焼くことができるため、効率が上がり、その分の時間をほかのコーヒーの味づくりや新メニューの開発などに充てることができます。

・焙煎後の豆を冷却中に次の焙煎が同時にできる通常、このサイズの焙煎機では冷却中は冷却のみ、焙煎中は焙煎のみしかできないというのが一般的で、同時にできると業務効率が大幅に向上し、体感では同じ時間で1.5倍くらいの豆を焼くことができます。

・常軌を逸した計測器機の搭載本体に計5本の温度計を備え、常時確認できます。また排気の風速計も付いていて、釜内の圧力がわかります。ドラムの回転スピードやバーナーの調整など、すべての操作をデータとして保存できるため、研究するのに必要な情報のすべてを得られます。

・ステンレスボディの強靭な設計
数十年毎日使用しても全く問題のない、業務用製品です。

・火力・蓄熱が段違いに良い
小さめの業務用機では火力不足を懸念される方も多いですが、3キロ釜用くらいののバーナーをオーバースペックで採用しているため、非常にパワフルです。むしろ試し焼きではガスが強すぎて困惑したほどです。

・店舗におけるギリギリのサイズである
当店は5坪の焙煎所、設置するスペースにも限りがあります。どう頑張っても1キロから2キロの焙煎機を設置することが限界なので、今回はピッタリのサイズの焙煎機に出会うことができました。

↑全長160センチが設置できる限界サイズ↑


キッカケはブログから
此処珈琲焙煎所は3年目を迎える滋賀県彦根市のとても小さなコーヒーショップです。大学3年生時、コロナ禍に大学の授業がなくなり、暇つぶしでnote(ブログ)を書き始めたことがきっかけです。当時は家から出られず、お家でできる趣味としてコーヒーにどんどんとハマっていくタイミングでした。毎日、コーヒーの淹れ方やコーヒーの生産国についてなど、来る日も来る日も誰にも読まれないブログを更新していました。誰も読んでいないのに記事の更新を続けられたのは、コーヒーが単純に趣味として最高だったこと、発信活動が好きだったからです。気が付くとたくさんの方に読んでいただいていて、コメントをいただけるようになりました。それからはたくさんの人に読んでいただけるようになり、ブログを更新するのが楽しみになっていきました。
その時のブログ👇
https://note.com/aomidorokun

ネット販売の開始
そしてある日、自家焙煎の方法を記事にしました。この頃のぼくは自家焙煎をはじめて半年くらいでした。ちょうどおいしいコーヒーを焼けるようになってきたころです。手網とカセットコンロで焙煎をしていました。記事を読んでくださった方から、「おいしそう、飲んでみたい」とメッセージをいただきました。ぼくのコーヒーもお店と比べたらまだまだだけど、ブログでの交流や、大学生が頑張っているというストーリー込みなら需要があるんじゃないかと気が付き、ネット販売を開始しました。はじめは全く売れませんでしたが、徐々に注文が増えていき、手網ではついに焼くことができないくらいの注文をいただけるショップへと成長しました。とはいえ、注文は1日1件程度ですが、毎日注文されたメールを見るのが嬉しくて、初めて注文をいただいた時の喜びは今でも覚えています。そして、現在使用している焙煎機を購入しました。
ネット販売のページ👇
https://cococoffee.stores.jp/

実店舗への挑戦
焙煎豆の注文も増えて、自信が付いたぼくは、実店舗の開業に向け動きました。賃貸のお家を借りて一人暮らしすらしたことのないぼくが、初めて借りた物件は事業用テナント。お金がないので、地元の工務店さんに最小限の工事(水・ガス・電気)を格安でしていただき、あとはすべてDIYで乗り切りました。大学の友だちとわいわい準備したのはとても記憶に残るイベントだったなぁ。最初は当然、お客さんは全く来店されないので、シンクの裏にしゃがみこんで頭を抱える日々でした。自分はいったいなんでお店を始めたんだろう、誰のために始めたんだろう、なんでここに10時間もいて、誰もお店に入ってくれないんだろう。泣くにも泣けないくらい無残な日々。苦しい時間は試行錯誤の連続でした。SNSや看板、雑誌やネット記事、口コミなどで徐々にお客様が増えてくださいました。

副業時代
就職先は開業準備時には決まっていたので、大学生の間の約1年間限定で始めたつもりが、頻繁に通ってくださるお客様が増えてきてくださり、有難いことに閉店するタイミングを見失いました。そのまま2年目へ突入。就職後は副業としてコーヒー屋さんを土日のみの営業で運営してきました。それからご縁あって、まさかの大津へ2号店出店など、たくさんの経験をさせていただきました。副業期間はスケジュール的にハードで、睡眠時間を削りながら平日もネットショップの焙煎や、パッケージのデザインなどを行っていました。

これからのこと
そしてこの度、本業の会社を退職して、コーヒー屋として独立する運びになりました。まさにコーヒーに人生を狂わされた人間。でもコーヒーにはそれぐらいの魅力があるから仕方ない。なんとかコーヒーで生きていこうと考えると、どうしても今使っている趣味の焙煎機では無理があります。ということで今回、業務用焙煎機を購入するという決断をしました。業務用焙煎機購入後はネット販売や卸販売を中心にどんどん焙煎量を増やしていこうと思っています。またいつか、30人くらいが同時にくつろげる、そんな大きくて開放的なお店を作りたいと思っています。今回のプロジェクトはその夢への大きな一歩です。



<リターン紹介>

〇とにかく応援
〇クラファン限定豆150g
〇クラファン限定豆2種セット250g
〇店主とサウナに行ける券
〇ドリップバック20個
〇初焼きのお豆100g
〇カッピング教室参加券
〇ドリップ教室参加券
〇焙煎体験1回分
〇コーヒー豆の定期便3か月分
〇超とにかく応援
〇焙煎機3時間使い放題
〇大津店1日貸出
〇オリジナルドリップバック制作

※原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます



ご支援が集まった場合以下のスケジュールにて、プロジェクトを進めてまいります。

【プロジェクトスケジュール】
12月中   プロジェクト開始
12月31日 プロジェクト終了

1月4日~  順次リターン品の発送
2月初旬  焙煎機設置
3月初旬  新焙煎機を使用するリターン開始



ご支援いただいたご資金の使い道について。

【資金活用内訳】
焙煎機購入資金:約40万円
返礼品作成費用:約10万円
キャンプファイヤー手数料(17%+税):約10万円
※有難いことに、目標金額をご支援額が上回った場合、今後予定しているエスプレッソマシンの購入資金として活用させていただきます。

最後まで、こんなにも長いページに目を通してくださり、ありがとうございます。とても嬉しいです。ここまで読んでくださった皆様とご一緒に、新たな一歩を踏み出せれば、これほど嬉しいことはありません。最後に今回、このプロジェクトはオールorナッシングという形式で挑戦しています。つまり、目標金額に到達しなければお金が1円もいただけないことを意味します。プロジェクトが成功しなくても、ご支援分だけのお金をいただくオールイン方式と最後まで悩んで、ぼくらはこのオールorナッシングという形式で挑戦することを決意しました。理由は単純で、目標金額集まらなかったら焙煎機を購入できないし、せっかくご支援いただいた皆さんの気持ちにお答えすることができないからです。そして、この金額を集めることができなかったぼくらには、この先、厳しい飲食業という業界を生きていくことなどできないと思います。

初めてイベント出店した時の様子

正直ぼくは、今回のクラウドファンディングに期待しています。それはお金ではありません。ぼくが期待しているのは皆さんとのつながりです。お店を一緒に作って行く一体感。ぼくらのお店はDIYをお客さんにお手伝いいただいたり、新しいブレンドの味に意見をいただいたり、常にお客さんに支えられて今日までやってきました。「ほんとに、大丈夫??」と心配になるくらい、支えがなかったらすぐに潰れてしまう、弱い弱いお店です。ぼくは精神的に強くなく、不安に押しつぶされそうな時がありますが、皆さんのおかげで、2年半も続けてこれたのだと実感しています。

ぼくは未だに、お客さんがお店へ足を運んでくださると不思議な気持ちになります。自分が作った、自分だけしか知らなかったはずの空間に、お外から人が入ってくるのです。嬉しすぎるし、感謝してもしきれません。そして、「おいしい、おいしい」といって、来た時よりも少しだけ笑顔で帰っていかれる姿を見ると、ぼくは幸せな気持ちになります。

自分が始めたお店に、お客さんが来てくださることって奇跡だし、何度も通ってくださるなんて、もっともっと奇跡的なことです。

ぼくはコーヒーと出会って、コーヒーがきっかけで大きく人生が変わりました。コーヒーに出会うまで、通うお店は基本チェーン店ばかりだったし、周りに自営業をされている知り合いの方も全くいませんでした。しかしコーヒーがキッカケとなって、たくさんの出会いがありました。コーヒー屋を中心に、様々な業種の個人店に足を運ぶようになり、オーナーさんと仲良くなりました。自分自身も自営業を経験することで、「いい思い」も「つらい思い」もたくさん経験できました。無事に良い会社にも就職でき、社会人経験も積ませていただきました。就職活動でもコーヒーの話ばかりしていたのでコーヒーのおかげで合格したようなものです。だからそんな、ぼくの人生を変えるくらい力のあるコーヒーを、ぼくもたくさんの人に届けたい。届けるために、全力を尽くしたいと思っています。

「嫌なことがあった日も、いいことがあった日も、きっとコーヒーを通して、ぼくらの毎日は少し良くなる気がする」皆様の毎日に寄り添うコーヒーをぼくらに焙煎させてください。

目標を達成できず、資金が集まらなかった場合、せっかく応援してくださった皆様の期待を裏切ることになってしまします。そんなことが無いように、さいごまで全力で頑張っていく所存ですが、その時はどうかお許しください。何卒、ご支援よろしくお願いいたします。

此処珈琲焙煎所


いつもお店へ通ってくださる皆様へ。
こんなにも小さなお店を見つけて通ってくださってありがとうございます。いつか名店になって、皆さんが、このお店がボロボロでどうしようもない時から通っていたんだと胸を張って言えるようなお店にできるように頑張ります。頼りっぱなしですみません。お支えいただけると嬉しいです。
いつも応援してくれる友だち/同期の方へ
お店に事あるごとに通ってくれて、遠くからでも来てくれて、仕事で忙しいだろうに来てくれて。ほんとにありがとう。店頭でもイベントでもいつも元気をもらっています。普段、直接お礼を言うのがどうしても苦手なので、この場を借りて感謝を伝えさせていただきます。これからもよろしくね。

此処珈琲焙煎所
店主:大原悠人 
生豆鑑定/クオリティチェック:角井優斗
デザイナー:こころう。の作者



【店舗情報】
滋賀県彦根市戸賀町240
Instagram:https://www.instagram.com/cococoffee_flat
HP:https://cococoffee.stores.jp/
ブログ:https://note.com/aomidorokun


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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