社会課題の解決をみんなで支え合う
無料掲載をご検討の方はこちら

プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。


 皆さん、はじめまして!
 私たちは、別府市で「値札のないスーパーマーケット」を運営しているあまいろ商店です。当ページを訪れていただきありがとうございます。

 あまいろ商店は、品質には問題ないのに廃棄されてしまう「食品ロス」と、食べることに困っている人がいる「食の貧困問題」の同時解決を目指して、学生を中心に日々活動しています。

 今回クラウドファンディングの挑戦に至ったのは、運営に係る資金面の応援をいただきたいということに加え、私たちの活動を通じて社会問題をもっと自分事として捉えるきっかけになれたらいいなと考えたことが理由です。

 「ひとりでも多く悲しむ人が減ったらいいな」との想いでスタートしたあまいろ商店の活動を、ぜひ応援いただけましたら幸いです!


 あまいろ商店は「食品ロス」と「食の貧困」という2つの社会問題を同時に解決することを目標として活動しています。品質には問題ないのに廃棄されてしまう食材を集め、ご家庭で食べていただける方に手にとっていただく、いわば橋渡しのような役割です。

/data/project/773/あまいろ仕組み②.png


 ここには値札がなく、レジの代わりに置いている”お気持ち箱”にお代を入れていただくちょっと変わったシステムにすることで、誰でもが気軽に利用できる場所を目指しています。食材を提供していただく方、それを集め商店の準備をするスタッフ、そしてご家庭で美味しく調理し、召し上がる方々、あまいろ商店に関わるすべての人が少しずつでも確実に社会貢献ができる、そんな場所になっています。


 代表のぴかりんは農業県ともいわれる佐賀県で生まれ育ちました。
 高校生の時から祖母の畑の手伝いをしていたぴかりん。しかし近所の畑をよく見ると、片隅には形の不揃いな農産物の山がちらほらと目につくようになりました。
 実はそれらの農産物、味には全く問題ないのに規格外や傷入り、採れ過ぎなどの理由により廃棄されたものだったのです。食べものを作る大変さを感じていた代表は、まだ食べられるものが捨てられてしまうことにもったいなさを感じていました。

 また、同時期に観たテレビで日本の”貧困”の現状について知りました。自分自身は毎日新鮮な野菜を食べているときに、日本のどこかではカップラーメン1つだけで毎日を生き延びている子どもがいるということ、そして先進国と言われている日本にも深刻な貧困問題が存在するということにとても衝撃を受けました。

 しかし、”食べられるはずのものが捨てられている”という現実と、”食べることに困っている人がいる”という現実は矛盾していませんか?

 矛盾しているからこそ、仕組みを作れば同時に解決できると考え、大学入学後はAPU起業部(立命館アジア太平洋大学の実践型課外プログラム)に入部、あまいろ商店実現に向けてのプロジェクトがスタートしました。

/data/project/773/矛盾を解決.jpg

 あまいろ商店のモデルはオーストラリアのOzHarvestという団体が運営している”無料のスーパーマーケット”を参考にしています。日本でも同じ仕組みで社会問題を解決したいという想いから、まずは値札をつけずに陳列するスーパーマーケットを始めて社会問題に向き合う機会を作っていこうと決めました。

←あまいろ商店代表のぴかりん


 あまいろ商店がターゲットとする社会問題は、主に以下の2つです。

①食品ロス

 食品ロスとは、まだ安全に食べられるのに、販売期限などの関係により廃棄になってしまうもののことを指し、近年では節分の時期の恵方巻大量廃棄問題などで注目されつつあります。

 現在の日本の食品廃棄は年間およそ2,800万tですが、そのうち食品ロスの量は年間523万tにも及ぶと言われています(農林水産省, 令和3年度推計値)。

 これは国民一人当たりに換算をすると、毎日お茶碗一杯分のご飯(約113g)を捨てているのと同じ量になります。(農林水産省HP, 「食品ロスとは」)

 また、世界の食糧援助量が年間約440万tであることからも、日本で発生する食品ロス量は食糧援助量の約1.2倍とかなり多く、本来であればおいしく食べられるはずのものが毎日大量廃棄されているという現状があります。

②食の貧困

皆さんは、この数字は何を表していると思いますか?

 実は、日本に存在する貧困の現状を示しています(厚生労働省、2023年)。
この数字を見て少ないと感じましたか?それとも多いと感じましたか?
また「日本にも貧困があるの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

 貧困には主に「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類が存在すると言われていますが、絶対的貧困は衣食住などの生きるうえで必要最低限の生活水準が満たされていない状態なのに対し、日本に存在する貧困はその国の文化水準・生活水準と比較して貧しい状態のことを指す「相対的貧困」です。

 例えば、金銭的に厳しい状況からご飯をお腹いっぱい食べることができない、コンビニ弁当や惣菜などで栄養が偏っている状態などが該当します。
 また、相対的貧困は一見して生活が困窮しているように見えないという点からも、日本の貧困の現状は気付きにくいと言われています。

 そんな日本での貧困問題ですが、実は6.7人に1人が相対的貧困に当てはまります。


 OECD(経済協力開発機構)の加盟38カ国の相対的貧困率ランキングによると、最も貧困率が高い国は中米のコスタリカ(20.3%)です。また、日本は7位(15.7%)であり、G7(主要7カ国)のなかでは最も貧困率が高い結果となっています(経済協力開発機構、2022)。 

 あまいろ商店ではこうした貧困問題の現状を踏まえ、特に「食」の貧困問題にフォーカスしています。それは、食事で栄養をあまりとれていない人、孤食の人など、食に関する全てのことに対して何らかの悩みや問題を抱えている人をターゲットとしています。


 私たちは団体立ち上げ当初から以下の3つの目標を掲げ、日々活動しております。


 この目標は、あまいろ商店が活動するうえで軸となる考え方となっています。

 ①にはターゲットとする2つの社会問題を解決することを最終目標として、②にあまいろ商店の活動を通してより社会問題を自分ゴトとしてとらえるきっかけをつくり、普段の当たり前の中に気付きを与える存在になりたい、そして③に社会問題を知った方たちが問題解決のために何かをしたいと思った時に気軽に行動できる場所をつくりたい、ということが背景としてあります。


 私たちの運営する「値札のないスーパーマーケット」には値札がなく、自分自身の価値観で食材の値段を決めることができます。この価値というのは、「払える人が払える分だけ」という意味のほかに、フードロスや食の貧困問題の解決に貢献したいという気持ちでもあります。また、廃棄されるはずだった食材に自分なりの価値を見出してほしいという想いも込めて、あえて値段を設定していません。

 ここでは 高価なもの=良いもの、捨てられる=悪いものという概念を変え、お金だけが幸せの指標ではないということを気づいてもらいたい、お金では買えない価値のある場所にしたいという想いがあります。


 あまいろ商店が運営している「値札のないスーパーマーケット」では、食品ロスとなる食材を陳列しています。食材自体は品質に問題がないもので、スタッフがおいしい食べ方や活用方法などを説明しています。また、お客さんは、ご自身で決めた食材の対価をお気持ち箱に入れていただきます。

 「貧困問題」「食料廃棄問題」の社会問題は他人事ではなく、思っている以上に私たちにとって身近な存在です。当事者だからこそ、一人一人の意識が変わればもっと明るい世の中に出来るかもしれません。あまいろ商店はそれに気づくきっかけとなる存在になりたい。「値札のないスーパーマーケット」の活動を通して、日本にも存在する社会問題をもっと多くの方に身近に感じてもらいたいと思っています。



 これまでに開催したイベントや毎週開店しているひよこ店では、様々な立場の方に活動に携わっていただいています。活動の中でいただいた声の一部をご紹介します。

   

〇自主開催イベント

 これまで5回にわたり、別府市内で自主開催イベントを実施しました。







〇その他イベント出店

 今までに別府市内を中心に計10回のイベントに出店してきました。マルシェへの出店のほか、立命館アジア太平洋大学学園祭へのブース出展、飲食店や保育園とのコラボイベントなどを実施。地域の方との交流を大事にし、イベントへの出店を通して様々な方とつながる機会となっています!



 2020年に活動をスタートし、様々なイベントやビジネスプランコンテスト、初のクラウドファンディングを経て、2021年4月24日に常設店「ひよこ店」をオープンしました!

〇ひよこ店の名前の由来

 常設店舗として開店している「ひよこ店」。
 そのネーミングには、「ひよこ」が「ニワトリ」になるように、あまいろ商店も地域の人に愛される存在に成長していけるように、という思いが込められています。





〇ひよこ店(常設店)開店日時・場所

★開店日 : 毎週土曜日 14:00~18:00
       ※変更の場合はSNSでお知らせします。

★場所  : 大分県別府市上田の湯町7番27号 安部アパート6号室


皆様ぜひ、お気軽にお越しください!そして食品ロスになる予定だった食材を、手にとって美味しく調理して食べていただけたら嬉しいです。

また当日一緒に店舗に立つスタッフ、食材をご提供いただける方も募集中です!
皆さんも一緒に社会問題解決の第一歩を踏みだしませんか?


〇SNSなどを使用した発信活動  

 SNSでは常設店舗であるひよこ店やイベントの活動報告のほか、食品ロスや食の貧困問題に関連する多様な話題をテーマとして発信しています。日々、社会問題に興味を持ってもらえるきっかけを提供できるような投稿を心がけています。

 日々の発信は以下からご覧いただけます。ぜひいいね・フォローもお願いいたします!

Facebook : amairoshohten https://www.facebook.com/amairoshohten

Instagram : amairo_shohten https://www.instagram.com/amairo_shohten/


 ひよこ店が2021年4月21日にオープンしてから、約3年の月日が経ちます。
 ここまで継続してこられたのも、いつも支えてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 今後この活動を続けていくためにもお気持ち代では賄えない部分をこのクラウドファンディングという場を通して、共感してくださった方々からご支援をいただきたいと思っております。

 いただいた資金は、主に現在借りている店舗の家賃に使わせていただきます。かかる費用としては、1か月で光熱費を合わせて約4万円です。
 また、いただいたご支援は店舗家賃に加え、イベント出店時にかかる費用や今回のクラウドファンディングのリターン制作費などに使わせていただく予定です。


〇いただいた支援金の使い道

・常設店舗維持費・・・家賃と光熱費(毎月4万円程度×12カ月)

・リターン製作費・・・リターン品の作成や郵送にかかる費用

・イベント準備費・・・イベント出店にかかる準備費用

 皆様からいただくご寄付によって今後もあまいろ商店の活動を継続していくことができます。活動に共感してくださった方には、ぜひともあまいろ商店のコンセプトでもあります「払える人が払える分だけ」のご支援をいれていただけたら大変嬉しいです。


 リターンはこちらをご用意させていただきます。
 全てのリターンにPDFの活動報告書(店舗の様子やこれまで活動の様子の写真、支援金の使い道などのコンテンツを含める予定)を添付したお礼メールをお送りします。

※備考
・ステッカー・・・デザインはランダム封入のため選べません。

・ハンカチ・・・20×20(cm)のハンカチです。リンゴとヒヨコの2種類あります。ランダム封入のため柄は選べません。

・エコバック・・・縦横36×36(cm)です。玉ねぎ染めは手作業で行うため、色ムラがある場合があります。

・Tシャツ・・・サイズは4種類ご用意しております。下の表をご参考に購入時に備考欄に記入をお願いいたします。もし記入がない場合はMサイズをお送りさせていただきます。  

・発送時期:2024年6月以降順次発送予定

・詳細については随時アップデートしていきます。お楽しみに!


 今後の取り組みの予定として、常設店舗の継続を軸とした、別府市内外また大分県内外にも活動を広げて行きたいと考えております。
 今回、クラウドファンディングでご支援いただいた方を含めサポートいただいている方には、継続的にあまいろ商店の活動を報告させていただき、繋がったご縁を末長く大事に繋いでいくことができたらと考えております。


 あまいろ商店実現計画がスタートしてから6年、そして念願のひよこ店(常設店舗)が誕生して3年。
これまでたくさんの方に様々な形でサポートしていただきながら、今も続けられていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
あまいろ商店はこれからも社会問題に気付くきっかけとなれるよう、そして誰かの心のよりどころになるよう、運営を続けていきます!
 長文にも関わらず最後までお読みいただきありがとうございました。
 ぜひこのプロジェクトに共感し、応援してくださる方がいらっしゃれば大変ありがたく思います。

◎前回挑戦したクラウドファンディング
「値札のないスーパーマーケットで、フードロスと食の貧困を同時に解決するため、常設店舗の運営資金を調達したい!」
・実施期間:2021年4月10日~2021年6月10日


◎参考文献
・OZHARVEST HP:https://www.ozharvest.org/
・農林水産省 HP「食品ロスとは」:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
・OECD(経済開発機構)「貧困率 (Poverty rate)」:https://www.oecd.org/tokyo/statistics/poverty-rate-japanese-version.htm


<募集方式について>

 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/11 18:38

    こんにちは!あまいろ商店です。桜も満開で、春爛漫といった言葉がぴったりの季節となりました。あまいろ商店では、2月より始まったクラウドファンディングが先日4月7日に終了しました。今回ご支援いただいた方、応援いただいた方、心の底より感謝申し上げます。目標金額には達成できなかったのが悔やまれますが、...

  • 2024/04/06 17:30

    みなさん、こんにちは!いよいよ、クラウドファンディング終了まで、あと1日になりました。今まで、ご支援してくださった方々、本当にありがとうございます!皆様のおかげで、これからも活動を継続していくことができます。ラスト1日。最後まで応援よろしくお願いします!

  • 2024/04/05 20:00

    みなさん、こんにちは。いよいよプロジェクト終了まで残り2日となりました!今回は、日頃からお世話になっている農家さんへメンバーでぽんかんケーキを作ったので、そのことを報告させていただきます!2月、3月は農家さんから”ポンカン”をたくさん頂く時期で、ひよこ店の店頭にも毎週、ケースにいっぱいになった...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください