プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

自己紹介

 みなさんこんにちは!プロジェクト主催者の谷川うりです。私は大阪府富田林市で、NPO法人ゲキトモエンターテイメントの代表をしていて、子ども若者の貧困支援や居場所づくりといった活動をしています。

 その中で、子ども若者食堂「トピックずーむ食堂」を開催していて、地元の農家さんや商店の方から寄付いただいた野菜で「カレーライス」と「お好み焼き」を提供しています。毎回いただいた野菜を活用し、春はキャベツやじゃがいも、夏はナスやトマト、冬は白菜や大根と季節によって異なる具材で作っています。

こども食堂の調理のようす

お好み焼きを提供しています。

きっかけ

 このプロジェクトのきっかけは、原貫太オンラインサロンSynergyで出会ったBenard(ベナッド)先生の英会話レッスンがきっかけでした。私はあまりにも英語が苦手で(どうやったら上達するだろう?)と悩んだ結果、「そうだ!自分の普段の活動を紹介をしよう!」と、寄付でもらった野菜を使って「お好み焼き」を作り、子ども食堂で提供していること、「お好み焼き」には日本の戦争と貧困の歴史が深く関係していて、日本の平和と復興を象徴したローカルフードであること、そんなお好み焼き文化をウガンダでも取り入れたら、ウガンダの課題も解決するんちゃうか!?(知らんけど)を英語で一生懸命プレゼンしていました。

それを聞いた現地の方々が「日本にはそんな素晴らしい食べ物があるのか!?」「ぜひ作り方を教えてほしい!」「お好み焼きはアフリカを変える!」(ほんまかいな!?)という声が増えてきました。

開催予定地は、ウガンダの首都「カンパラ」のスラムで暮らすシングルマザーの皆さんに、子どもたちの空腹を満たすことができるお好み焼きを紹介すること、もう一つはウガンダの北部のグルにある元少年少女兵の子ども若者たちの施設で一緒にお好み焼きを作ることを計画しています。

より多くの人たちに、日本が誇る粉もん文化と平和構築への歴史を伝えたいと思い、クラウドファンティングに挑戦することにいたしました。

オンライン英会話で「カンパラ焼き」を提案したことがきっかけです。


お好み焼きと戦争の歴史

 お好み焼きは、戦争と深く関係しています。日本の戦争といえば第二次世界大戦で原爆が投下されたのが最も有名な出来事ですが、その原爆の被害を受けた広島県は、日本で最もお好み焼き店舗数が多い県です。当時、原爆の焼け野原となった広島では、食べ物がなく飢えに苦しんでいた人々が、当時のアメリカ軍が配給していたわずかな小麦粉(メリケン粉)を水で溶き、近くで採れたキャベツを使ってお好み焼きを作ったのが、広島スタイルのお好み焼きの始まりといわれています。戦争で夫を亡くしシングルマザーとなった女性たちが、女性一人で切り盛りできる小さなお好み焼き店を開き、少しずつ経済的、精神的自立をしていきました。今もお好み焼き屋の店の名前には女性の名前がついていることが多く、それは当時、離れ離れになった家族への「私はここにいるよ」というお母さんからのサインだっと言われています。

他にも神戸や大阪、東京など空襲が激しかった地域で「粉もん」文化は発展しています。いずれも戦後の困窮していた時代に、食べ物がなかった当時の日本人の生活の知恵から生まれてきました

お好み焼きの歴史は、戦争と深く関わっています


日本が誇る食文化を伝えたい

お好み焼きは、日本が貧しかった頃の人々の知恵と、戦中戦後の女性たちの努力によって育まれたソウルフードです。そんな歴史的な背景をウガンダのシングルマザーや子ども若者の皆さんたちに伝え、ウガンダ版のお好み焼き「カンパラ焼き」を現地の人たちと一緒に作りたいです。

現代の日本では、お好み焼きは多くの旅行客に愛され、観光ローカルフードとして大きな経済効果を生んでいます。日本が誇る戦後復興の象徴「お好み焼き」を通じて、ウガンダの人たちに夢と希望を伝えたいと思います。

カンパラ焼き試作品・戦後当時の”一銭洋食”をモデルにしています

ウガンダの課題を解決する「お好み焼き」の可能性

ウガンダでは、部族間の争いや差別が今も続いていて、物価や賃金が安定しなかったり、貧困層が集まるスラムがたくさんあったりと課題がたくさんあります。
もしそんなウガンダに「お好み焼き」が伝わったら、ウガンダが変わるかも!?
こんな効果が期待できます。

1. 物価の変動が激しいウガンダにこそオススメ!
ウガンダは物価の変動がとても激しいと聞きました。物価や収入が安定しないと、家計にもビジネスにも大きな負担になりますが、コスト柔軟に対応できるのがお好み焼きの特徴です。主な原料である粉や野菜は、比較的どこの地域に行っても手頃に入手できます。小麦粉だけでなく、とうもろこし粉やキャッサバ粉を使ってもいいでしょう。その時に手に入る安い食材で作ればいいので、原価をコントロールしやすい料理でもあります。

2.失業者が多いウガンダにこそオススメ!
戦後、日本のシングルマザーがお好み焼き屋を切り盛りできた背景には、省スペース、少人数で調理ができるという点があります。お好み焼きは専門的な調理技術もいらないので、調理スタッフのトレーニングも比較的簡単に行えます。またレストランで提供するだけでなく、屋台やキッチンカーとしても展開が可能なので、日本を参考にしながら、その土地にあったビジネススタイルへの発展性は大いに期待できます。

3.ウガンダの平和構築にオススメ!
ウガンダには56の民族があるそうです。私たち日本人も、地域で異なるお好み焼きがあるように、地域や民族で具材やトッピングをアレンジすれば、地域の誇りやアイデンティティが向上する効果も期待されます。地元の食材や民族の伝統を活かしたお好み焼きが評価されることで、地域の特色が強調され、ウガンダ全体の魅力が高まるかも!?
「大阪スタイルvs広島スタイル」のお好み焼き紛争ように、フードバトルで平和に戦ったらええんちゃう!?

ウガンダの孤児院の子供たち。
「早くカンパラ焼きが食べたい!」と言っています。


スケジュール

8月下旬  関西国際空港からアフリカウガンダへ渡航
1〜3日目 首都カンパラにてお好み焼きの材料調査と試作品作り
4日目  スラムに暮らすシングルマザーのお母さんたちとお好み焼き作り
5日目   ウガンダの北部 グルに移動
6〜9日目 元少年少女兵の施設にてお好み焼き作り
10日目  グルからカンパラに移動
11日目  アフリカより帰国

訪問予定地のウガンダのバンダスラム


資金の使い道

食材費(粉や野菜など):約10万円
備品費(鉄板や調理器具の購入費):約15万円
人件費(現地のドライバーや調理補助の方々への謝礼):約20万円
現地滞在費(宿泊、移動費):約15万円
旅費(航空券、ワクチン代等):約40万円

※現地の価格はとても変動しやすいので、多少変動する可能性もあります


最後に

わずか10日間ほどのウガンダ渡航ですが、この日本の歴史ある食文化「お好み焼き」を伝えるだけで、ウガンダは少し変わる気がします。私は子ども食堂を6年ほど運営し、年間通じて様々な食材を使ったお好み焼きを作り、毎回100食程の食事を提供しています。
このミッションは私にしか達成できないミッションだと感じています。

All-or-Nothing 方式 で行います

このプロジェクトが目標金額に達しなかった場合、残念ながらご縁がなかったということで実施いたしません。
その理由は、もし私がこのプロジェクトのために多くの自己負担を費やしてしまうと、私が活動している日本の困窮者支援に影響が出てしまうからです。今、私の身近にはさまざまな事情で支援が必要な方がたくさんいるので、その人たちも守りたいという思いで「All-or-Nothing」で実施いたします。
でも、日本の素晴らしい文化を世界に届ける最高のプロジェクトだと思います。ぜひ私をアフリカに行かせてください!

私、谷川うりが作る、伝える「お好み焼き」の可能性を応援してください!


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