※6月27日追記 【目標達成のお礼】

皆様のおかげで目標金額を達成することができました。

応援、ご支援いただいた方へ感謝の思いで胸がいっぱいです。

本当にありがとうございます。

ご支援いただいた資金は大切に使わせていただきます。

クラウドファンディング終了までネクストゴールにチャレンジさせていただきます。

ネクストゴールは100万円です。


せっかくいただいたこの機会、最後まで挑戦していきます。

応援よろしくお願いいたします!

数あるプロジェクトの中から、このページをご覧いただき、ありがとうございます。

私は、鹿児島県北西部に位置する阿久根市で、「日本料理まつき」を営んでおります料理人の松木洋輔と申します。
父が一から土地を開拓して店を築き、この地で守ってきた、

命をいただくありがたさ
日本の料理に秘められた奥深さ

を伝承し、後世に残せるよう日々活動を続けています。

実は、この想いを広げるため、2022年にもクラウドファンディングに挑戦しました。

時はコロナ禍。
想いを受け継ぐどころか、店の存続も危ぶまれた中で、多くの方々にご支援をいただきました。
スポンサーになって頂いた方々への感謝を込めてお名前を載せた白衣に袖を通すたびに、

一人じゃない。
みんなに支えてもらっている店なんだ。

そう感じながら、気を引き締め、食と向き合うことができるようになりました。
大きな心支えと、前に進む勇気をいただいたご支援に、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

そんな私も今年で50歳を迎えます。

阿久根市では、その年に50歳を迎えた人が一堂に会する「華の50年組」という特有の慣習があります。
地元の者は、人生の節目として、この時までに自分がどうありたいか明確に人生設計をして生きています。
私の場合は、家業を継いだ時に建て替えた店舗の建築費を完済し、子育ても一段落するタイミングでしたので、「夫婦で海外移住し、現地で本物の日本の食を伝える」というプランがありました。
ですが、コロナ禍の影響で夢は15年も先の話に。

そこで
50歳の節目を
ゴールではなく、
「新しい出張料理人」への挑戦
のスタートにする

ことを決意しました。

まず、私が営む「日本料理まつき」と私自身の紹介をさせてください。

店の大きな窓越しに広がる雄大な海は、阿久根市と天草諸島のひとつ長島を隔てる海峡で、「黒之瀬戸」と呼ばれています。
日本有数の急潮で知られ、激しい潮流に鍛えられた魚は、身が引き締まり絶品です。

この海と、そこで獲れる魚を愛した父は、現在の店舗がある場所に「磯の味 黒之瀬戸」を開業しました。
目の前の海に潜り、水中銃で突いてきた魚をすぐお店で捌き、お客さまに定食を提供するという、今では考えられないスタイルで切り盛りをしていました。

生まれた時から、この光景を見てきた私は、いつしか料理人をめざすようになります。
調理学校、寿司屋での厳しい修行を経て、家業を手伝いに戻り、2005年に継業。
さすがに漁はできないので、父親の志を継ぎつつも、自分の料理、自分のスタイルを追い求め、試行錯誤を繰り返してきました。

一時期は売り上げが過去最高を更新するなど経営は順調でしたが、漁獲量や漁師の減少、従業員不足等の問題もあり、次第に窮地に立たされるように。
そして、追い打ちをかけるように襲ってきた、新型コロナウイルスの蔓延。

誰もいない店にぽつんと一人でいると、気持ちが黒之瀬戸の海に沈んでしまったかのようになりましたが、そこから一念発起。
約50年もの長きにわたり父が守り続けてきた店の名前を変え、業態も一新して、2021年1月に「日本料理まつき」をリニューアルオープンしました。

お客さまに喜んでいただける
自分の強みは何?

そう突き詰めた先に見えてきたものは、私の「原点」でした。
父の時代から、その日に獲れた生きた魚をお客さまの目の前で捌いて、美味しくいただいてもらう。
それを喜んでいるお客さまの表情が溢れる光景は、他のどのお店にも絶対に負けない。
そんな想いを具現化し、今のスタイルを確立していきました。

破格の安値で超高級料理が堪能できる店 

当店を一言で表現すると、このような言葉になります。
価格はお一人さま11,000円〜。
東京や大阪では、当店と同レベルの食材・料理をこの価格で提供することは、おそらく不可能でしょう。

ありがたいことに、日本各地からはもとより、海外からわざわざ足を運んでくださるお客さまもいらっしゃいます。お客さまからは、

“こんな値段で、こんな美味しい食事ができるお店はないよ!”

とお褒めの言葉をいただいています。

これができるのは、「日本料理まつき」が魚の卸売市場で競りに参加する権利を保有しているからです。
阿久根で獲れた天然物の魚で、なおかつ生きているものだけを、プロの目で厳選し競り落としています。
さらには、包丁の入れ方ひとつで、味がまったく変わります。魚は、魚種や鮮度はもちろん、育った海によっても捌き方が異なるからです。

だからこそ、最高級のお魚を、格安で、美味しく堪能していただくことができるのです。

嬉しいことに、昨春にはJapan Brand Collection2023にて日本の名門料理店100選にも選んでいただきました。
名だたる名店の中に当店を掲載していただき、本当にありがたいことだと感謝しております。

天然の魚介を目の前で捌きながら
食材や料理に秘められた物語をお話しする
ライブキッチンスタイル。

これも、当店の大きな特徴です。

この地で生まれた食材や料理の背景にあるストーリーと、古より大切にされてきた日本の料理の奥深い魅力を伝え広めています。
このようなスタイルにたどり着いた理由は、今回のプロジェクトをやろうと思った理由と同じ想いからでした。

映画監督・渡辺紘文さまがロケハン中にお店を訪れ
ライブキッチンの様子をYouTubeで紹介してくださいました。


今回のプロジェクトで実現したいことは、本格的に出張料理人になる土壌を整えるためです。

前回のクラウドファンディングでも経験させていただき、今現在もお声かけいただいた場所に出向いて出張料理をさせてもらっていますが、もっと本格的で新しいスタイルの出張料理人に挑戦できればと考えております。

料理店の店主は、独立して店舗を持ってしまうと、一国一城の主が城を守るかのように、店を守ることに集中してしまいます。
決して悪いことではなく、当たり前のことなのですが、出張料理をして改めて気づいたことは、それぞれの地方で獲れる食材が違い、それに応じて調味料や調理法も違うということ。
訪れた先々で、これらを学び習得できれば、料理人としてスキルアップができる。
そして、それぞれの食材や調理に秘められたストーリーを知ることができれば、お客さまへのお話に厚みを加えることができる。

 そんな想いで、本格的に「新しい出張料理人」を志すことにしました。

 

国内外を問わず、旅をしながら滞在して、その場の食材、調味料、調理法を学び、自分の持つ技と合わせて料理を提供しながら、「食」への想いを伝え広げていくというスタイルです。

 その間、自分は「日本料理まつき」に立つことができないので、同じような料理人の方の出張先として、あるいは各種イベント会場として、最高のロケーション空間を自由に使っていただけるよう準備も進めています。

 例えば、同じ料理人の店主の方でしたら、一定期間お店を交換することができれば、お客さまにとっても、いつもと違った料理を堪能できるので、WIN-WIN-WINになるのではないでしょうか。


「食」を軽視することは、
「命」を軽視すること。

これが、今回のプロジェクトの挑戦で、私を突き動かしたもうひとつ大きな理由です。

かつて人間は、生きるために食べるものを命がけで獲り、命を奪うことで、命をつないできました。
この人間の営みは、縄文時代も現代も、まったく変わっていません。
ですが、食への思い、命をいただいていることへの認識は、大きく変わってしまいました。
そのことを意識して食事をしている人が、どれくらいいらっしゃるでしょう。

また、現代であっても、漁は命がけであることに変わりはありません。

まだ私が半人前だった頃、父と2人で大時化の中を漁船で漁に出たことがありました。
父が浮きに命綱をつけて潜り、私は船の操縦と浮きの監視が役割でした。
浮きに異変があれば、船を止めてすぐに対応しなくてはなりません。
大時化の波の中、船の操縦に気を取られた瞬間、なんと私は父の命綱である浮きを見失ってしまったのです。
最悪の場合、父親の命を奪いかねない失態でした。
幸いにも父は近くを通ったカツオ漁船に救助されたため事なきを得ましたが、当時のことを思い出すと、今でもゾッとします。

この時、私は「食べるということは命をかけること」なのだと身をもって学んだのです。

「命をいただいていること」
を伝えることは料理人の使命です。

世の中は、どんどんと技術革新が進み、お腹を満たすことに不便さを感じることはなくなりました。
私自身も含め、多くの方々がその恩恵を受けている現状を否定するつもりはありません。
ただ、便利さと引き換えに、「食」というものを軽視する今の風潮に、私は怒りと悲しみを覚えます。
それは、父や代々の日本人が継承してきた「命への感謝」の否定だと、私の目に映ってしまうからです。

今の行き過ぎた食の軽視という現状を少しでも変えたい。
その想いを少しでも世に伝えたくて、今のライブキッチンスタイルにたどり着きました。

調理中は、ライブで調理シーンを見ていただくだけでなく、お客さまに食材や料理に秘められた物語をお話させていただいています。

海 → お魚 → 漁師 → 料理人 → お客さま

すぐ目の前の海で獲れたお魚、それを獲った漁師の方々にどんな物語が秘められているのか、なぜこのように調理するのか。
私たち料理人は、食材とお客さまを「つなぐ」役割を担っています。ただお腹を満たすだけではなく、人の感覚のすべてで「食」を感じ、料理を愉しんでいただきたい。

50年続いた父の店の看板を変えてまで、「日本料理まつき」として新たなスタートを切った理由が、ここにあります。

これまでも、自分の店を離れて、出張料理はもちろん、さまざまなイベントにも精力的に参加してきました。

神奈川県鎌倉市と阿久根市の地域間交流では、鎌倉で阿久根の魚を購入できるようにするプロジェクトに参加。
『地域がつながるさかなの協同販売所 サカナヤマルカマ』のオープンにも携わらせていただきました。

オープニングイベントでは、鎌倉市長や阿久根市長含め、鎌倉の皆さんに私が捌いた魚を堪能してもらいました。
現地の料理人とも仲良くなり、お互い行き来する関係性が続いています。

これに限らず、出張料理で訪れた先々や、さまざまなご縁でつながった方々とのコラボレーションやイベントにも積極的に参加しています。

阿久根市と鎌倉市の交流イベントにも参加しています。

阿久根市と鎌倉市の交流イベントにも参加しました

集まった支援金は、campfire手数料17%+消費税を差し引いた上で、以下の活動費用として大切に使わせていただきます。

最初の目標金額は
50万円をめざします!

今後は海外へも足を伸ばし、日本の料理と食への想いを伝えていきたいと考えておりますので、“より日本を感じてもらえる”新しいユニフォームをつくる資金として使わせていただきます。

初期目標が達成できましたら
100万円のネクストゴールをめざします!

海外でも自分の技が通じるのか、視察のための旅費として使わせていただきます。


数種類のリターンを準備しておりますので、詳しくはリターン一覧をご覧ください。
特におすすめ3点を以下に紹介いたします。

①出張サービス用ユニフォームに名前を載せることができる権利
ユニフォームスポンサー(胸) (5名様限定) 総額30,000円
ユニフォームスポンサー(袖) (2名様限定) 総額50,000円
ユニフォームスポンサー(背) (1名様限定) 総額100,000円 

出張料理では、お店で着ている白衣ではなく、オリジナルの衣装を現在考案中です。
日本各地や海外出張の際も着用しますので、名前の露出も増えるかと思います。

②出張料理人プラン阿久根で獲れた天然の魚を持って行き、目の前で調理させていただきます。
阿久根以外では絶対に味わうことができない美味しさを、お一人さま@15000円という破格の値段で提供させていただきます。

5名様プラン   総額75,000円
10名様プラン 総額150,000円
20名様プラン 総額300,000円
50名様プラン 総額750,000円
※別途、旅費交通費の実費を頂戴いたします。

お料理は当日の仕入れによって変わりますので、すべてお任せとさせていただきます。
人数が多くなればなるほど食材や調理に融通が利くようになりますので、大人数でお申し込みいただいた場合は、その分ご満足だけるお料理を提供させていただきます。

③「日本料理まつき」貸切営業プラン 総額100,000円(クラファン専用メニュー)
11,000円コース×10人まで・飲み放題付・サービス料込み
※人数が少ない場合は料理内容で調整します。


当プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。

2024年6月30日 クラウドファンディング終了 

2024年7月~ リターンの実施についての打ち合わせ開始


食材の一つひとつには、ストーリーがあります。そのストーリーがあるもの、見えるものを口にしてほしい。
そして、ストーリーがないもの、見えないものは、食べるときに慎重になってほしい。

食べるもののことを何も知らずに食べることと、知って食べることでは、価値がまったく変わってきます。
知れば知るほど、食事が楽しくなることでしょう。
その先に、本物の食、本物の美味しさにたどり着くのだと思っています。
今回のプロジェクトで、そのことを知っていただき、考えていただくきっかけになれば幸いです。

私自身、黒之瀬戸という雄大な海のもとで育ち、それを愛した父のもとで、「命をいただくありがたさ」が身に染みてわかる環境で生きてきました。
これは本当に幸運なことであると同時に、それを多くの方々へ伝えるために命を授かったと言っても過言ではないと思っています。

今回のプロジェクトは、そんな私だからこそ、挑戦しなければいけないこと。
しかし、それを成功させるためには、私1人の力だけではどうにもならない現実があります。

どうか、皆さまのお力を私にお貸しください。そして、日本人が伝承してきた「食べることは命をいただくこと」を今一度世に広め、より良い食生活を送れるようにしていきましょう。

皆さまからのご支援を心よりお待ち申し上げます。

「日本料理まつき」料理人 松木洋輔


【店舗詳細】

「日本料理まつき」

〒899-1131 鹿児島県阿久根市脇本10341
TEL : 0996-75-3255
営業時間:11時00分~14時00分               
     17時00分~21時00分

HP : https://akune-matsuki.com
Facebook : https://www.facebook.com/profile.php?id=100063942168746
YouTube : https://youtu.be/9barub82fxQ
Instagram:https://www.instagram.com/niihon.matsuki
X:https://twitter.com/play959121




<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/06/29 12:05

    最終日となりました。もう1件どうしても出張料理のリターンを選んで頂きたい。最終日なので、今までと違い必死にお願いしてます。どなたか、お知り合いにパーティーや、結婚式、顔合わせ、記念日等で特別な料理会を考えてる方ご存じじゃないでしょうか?そんな方をご紹介下さいm(__)m是非選択肢に加えて頂ける...

  • 2024/06/28 09:38

    いよいよ残り少なくなってきました。目標額は達成しましたが、今回のプロジェクトの目的である、出張料理をしているんだという事をもっと沢山の方に知って頂き選択肢に加えて貰う事を実現する為にはまだ皆さまの応援が必要です。なにとぞ、最後の最後のまでご協力宜しくお願いいたします。

  • 2024/06/27 16:33

    ご支援頂いた方、シェア等の応援をして下さった方に心から感謝申し上げます。とりあえずほっとしてますが、今回の目的である、出張料理の普及にはもっと、もっと沢山の方に知って頂く必要が有ります。残り3日最後の最後までご協力頂けますように、宜しくお願いいたします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください