たとえ、高校中退したとしても、
どんな状況の時も関わっている人がいるという経験は、次の一歩を踏み出すキッカケになると思うのです。
私の高校生活は、休むことが多くて、
学校に行っても保健室で過ごすことは珍しくなかったです。
そして、特進クラスにいながら、授業にも出れずに勉強についていけなくるというのは絶望しかありませんでした。
でも、授業を受けられなくても登校できたことを褒めてくれた先生。
先生と話をするためだけに、下校時間に登校することもありました。
どんな気持ちで過ごしているのか、これからどうしていきたいのか、
いつも私の気持ちを聞いてくれました。
たまに調子が良い時は、時間をつくって補習をしてくれたり、
大好きな体育に少しでも参加できる方法を考えてくれたりもしました。
私の置かれている状況を理解して、できることを一緒に考えてくれた人がいた経験は、
『まだ、自分の人生を諦めたくない!』という気持ちにさせてくれました。
こうしてなんとか大学には進んだが、2年で退学。
病気が理由であっても、ここまで応援してくれた人達のことを思うと苦しかったです。
しかし、それでも通信制への編入という選択を肯定してくれた人がいたこと、
治療がうまくいかなくて全てを諦めそうになっても「しっかりしろ!」と言って励まし続けてくれた人の存在があったからこそ、
何度も何度も軌道修正しながら今に至ります。
高校中退したり、学校にいけてなかった経験のある人には、この経験を否定的に捉える人が多いように感じます。
だからこそ、関わる人がいることや繋がっているコミュニティーを通して、
高校中退を機会として捉え、次の一歩を踏み出すキッカケをつくっていきたいと思います。
また中退して所属がなくなることは、孤立するリスクが高まるからこそ、孤立を防ぐという機能も果たしていけるように活動していきます!!
仲若由帆