2018/10/25 22:58
theme 牧野富太郎の植物図
一昨年の夏、友人とちょっとした取り決めをおこない、四国へ旅にでた。植物好きの友人と私は、様々な芸術には脇目も振らず牧野植物園へと車を走らせ、案の定その世界にどっぷりと引き込まれた。様々な植物に圧倒されたが、何よりも牧野富太郎さんが生前に残した植物図に感嘆した。繊細さ、余白、紙質、全てにおいて美しく、富太郎さんが生涯をかけて書き続けた植物図は私にとって壮大かつ、尊い(たっとい)ものとなった。当時1年生だった私が、表現するにはあまりにも力不足だったため、この良き出会いを3年生の集大成として発表しようと決めた。
上記のにっこりと笑っているのが牧野富太郎さんだ。植物図もしかり、彼の生き方は服作りの姿勢として勉強になることが多い。ひたむきに高知の山を練り歩き、日本全国をひた歩き、標本は40万以上、その中で新種の発見・命名は約1500種。私もひたむきにトワルと向き合い、新種の発見に勤しもうと思う。現在、使用したトワルは約150m。まだ、まだ、ひよっこだ。