~「逃げ地図」の紹介~
こんにちは!明治大学の山中です!
今回は、「遊ぼう祭2016」のなかで行われるプログラムの1つ、逃げ地図についてご紹介したいと思います。
■逃げ地図とは?
「逃げ地図」とは、その名の通り津波から逃げるための地図です。
地域の避難目標地点をゴール地点として、129m(縮尺1/2000 or1/2500)ごとに道を色分けすることで、いつ・どこに避難すれば良いのかという情報を可視化できる津波避難地図です。
東日本大震災の経験と教訓が生んだ新たなリスクコミュニケーションの手法であり、子どもから大人まで誰でも作成が可能な地図として注目を集めています。
ここでいう、129mとは足の悪い高齢者が3分間で移動可能な平均距離を想定しています。
(▲逃げ地図ワークショップ3ステップ)
近年では、静岡県下田市にも「逃げ地図」の活動が波及しており、小中学校や下田市民文化会館での、行政や子供達を巻き込んだ逃げ地図づくりは、地域で大きな反響を呼んでいます。
(▲下田市立朝日小学校にて)
(▲下田市民文化会館にて)
■「遊ぼう祭」で逃げ地図づくりを体験しよう!
遊ぼう祭では、そんな逃げ地図づくりを皆様に体験して頂けるようなプログラムをご用意しております。
実際に、Nanz village周辺の逃げ地図を作ってみるだけではなく、皆様自身が逃げ地図を各地へ広めてゆくことが出来る伝導師となれるような機会になればと思っております。
手を動かして、避難地図を作ってみることで、いままで見えてこなかった新たな「気付き」が生まれてくることを期待しております。