Localist Tokyo「Team西条」の川杉です。
実際の仕事では地域活性とかスポーツビジネスのプロデュースをして生活をしているのですが、「西条の四条」のプロジェクトでは書記をさせてもらったり、全体の取りまとめなどのサポートの役割を主に行っています。
やっとなのか、ついになのか、とうとうなのか、今週からクラウドファンディングをスタートさせていただくことが出来ました。
ここまでも山あり谷ありタイヘンでしたし、ここからパッケージを決めたり、西条の数々の酒蔵の銘酒の中からお酒を選んだり、酒蔵さんと丁寧にお話をさせてもらってメッセージを作ったりとやることがてんこ盛りで「そもそも、本当に成人式までに全ての工程間に合うのか?」というプレッシャーもあります。
それよりなにより、クラウドファンディングってめっちゃ怖い!
リアルタイムにどれだけの人が見てくれているのか、メッセージを頂いて嬉しい反面「何もリアクションが無い」ことの恐怖がリアルに襲い掛かってきます。
でも、Lccalist Tokyoの仲間たちと過ごす時間や、このプロダクトを生み出すためのやり取りはとても有意義で意味があります。合わせて、この「西条の四条」のコンセプトや目的にとても強い共感を覚えているというのが僕は大きいです。
それは、何なのか?、ちょっと書かせてください。
僕には来年高校生になる一人娘がいるのですが、だんだん最近になってコミュニケーションが薄くなってきているなぁと感じています。
決して虐げられていたり、何か特別ギクシャクしていたり、反抗期で積木くずし状態になっていたりという事は無いですし、とても良い子なのですが、それでもだんだんと完全な保護対象であった状態から、自立した大人に近づいていく過程で”当たり前のように”距離は離れて行くものなのだと思います。あと5年たって成人する頃にはきっと、もっと、ずっと。。。こわ!!
喜ばしいことなんですよ、きっと。
あと5年で成人すると考えると、ぼんやりですが「あっという間なんだろな」と思いますし、もちろんめっっちゃ嬉しいです。でもちょっと寂しいし、父親としての尊敬や繋がりはずっと強く持っていたいと思いますし、何よりその時(成人した時ね)にちゃんと話をしたいし初めての家族飲みなんかしてみたいと思うわけです。
願うならば、、、。
一緒に自宅の炬燵に入って、奥さんに美味しいつまみをいくつか用意してもらって、おちょこで「成人おめでとう」と乾杯して、そこでちょっと人生訓なんかも垂れさせてもらって、しんみりして、娘も初めての(そうあって欲しい)酒に酔って、ちょっと目が潤んで、僕の話に素直に頷いて、
「とうちゃん、これまで本当にありがとう」
と一筋の涙といっしょにお礼を言われてみたいものなんです。
え、はい、そうです、決して最高の父親ではないアラフィフ男の妄想です。
でもその妄想を実現したいと思ったわけです。
つーか、このプロジェクトが成功すれば、あとは自分のこれからの努力ももちろんあるのですが、この妄想がとても高い確率で実現すると思うわけです。
この「西条の四条」ではコンセプトシートを付けたり、酒ごとのストーリーを軸にしたメッセージカードを作ったりこの妄想を想定して色々な仕掛けをみんなに考えて貰っているのですよ。ふふふ。。。
すいません、若者に本当の日本酒の美味しさを伝え文化を継承するというソーシャルグッドな取組みなのに、めっちゃ個人的なコトを書いてしまい、とても恐縮なのですが、正直な願いなのです。
きっと、共感してくれる人もいるのではないかなと。ニッチですが。
ちなみに、この「西条の四条」は僕みたいに自分の愛する子に成人の時に贈るだけでなく、新成人以外でも広く見識のある大人が若者に贈ってもらいたいと思っています。
「大人と若者が、愛情を持ってコミュニケーションをするための最高のギフト」
というツールとして、是非、あなたの人生のストーリーの中にお邪魔させてもらい、贈り手であるあなたと貰い手である愛情を伝えたい若者の間を繋ぐものになればこれほど嬉しいことはありません。
※ちなみに写真はそんな妄想を若者のメンバーに語っているところ。若干引かれてるw