こんにちは!発起人の鈴木です。11月も下旬を迎え西条もだいぶ肌寒くなってきました。冬は本当に寒い。仙台市の平均気温と同じだと聞いたこともあるほど、冬は冷え込みます。この冬の寒さによって美味しいお酒が造られるのだと以前酒蔵の方から教えられた記憶があります。「酒造り」「作り」ではなく「造り」この漢字には、神様に献上する、という意味があるそうです。酒は人間の手だけでなく、自然環境や酵母、麹などたくさんの生き物や自然との共生により生まれるものであり、お酒が生まれる感謝を込めて「造る」という漢字を使うようです。そう思うとこの冬の寒さも、美味しいお酒が頂けるという意味では、感謝すべきことなのかもしれません。20年以上住んだ今でもなかなか慣れませんが(笑)さて、冒頭のいい感じの写真ですが、こちらは広島大学の学生さんに撮ってもらいました。撮影場所の酒蔵通りは広島大学から少し離れた場所にあるため、なかなか大学生にとっては足が伸びない場所だったのですが、最近はカフェが出来たり、フォトスポットになったりと少しずつ大学生にとっても足を運ぶ場所になりつつあるのかな、と感じているところです。その中でも異彩を放っている大学生たちがいます。今回、協力してくれた広島大学日本酒サークルの学生達です。彼らは私が経営するカフェで月に一度、日本酒会を開催しています。「大学生にもっと美味しいお酒を知ってもらいたい」という今回のプロジェクトにピッタリな思いで会を運営しています。日本で唯一国立のお酒の研究所である酒類総合研究所の研究室に所属する学生もメンバーに多くいるためか、彼らの勧めるお酒はどれも美味しく、私自身も毎回学びを得ています。この日本酒会では西条のお酒をテーマに開催した事も何度かあります。その時にも「せっかく酒どころにいるのに飲まないのはもったいない」や「せめてこのお酒だけは飲んでほしい」という声が彼らから上がっていました。 彼らの思いや活動とも連携しながら、本プロジェクトを進めていきたいと思います。ちなみに、次回の日本酒会は12月15日(土)18時から開催です。気になる方はぜひご連絡ください。西条便りはこれからも続きますので次号をお楽しみに~!
プロジェクトの何でも屋赤松です。先日の選定会でとても象徴的なことがあったのでちょっと聞いてください。今回の選定会に参加している東京の大学生は、日本酒を飲んだことが無い20歳の新成人で募集し参加いただきました。そして、記念すべき初めての日本酒を飲んだ時、「うぇw」って顔して、その後のお酒もちょびっと舐める程度で、明らかに距離を取り始める。・・・まぁあまり、お酒自体も飲まないと言ってた子だったので、ある程度予想(覚悟)してましたが、「あー脱落しちゃったかなぁ」と思ったのをよく覚えてます。が、そこで嬉しい誤算が。2軒目で、とある日本酒を飲んだところ、凄く美味しかったようで、そこからは他のお酒も積極的に飲むようになりました。あとで理由を聞いてみたんですが、最初に飲んでたお酒は「かーっと喉元が熱くなって「うっw」って感じで苦手」と思ったけど、その日本酒を飲んでからは、「あ?美味しい、こんな飲みやすい日本酒ってあるんだ。」と気づき、興味が沸いたそうです。※「かーっと喉元が熱くなる」は、一つの判断基準になってたようです。 こういう直感的な感想って、参考になりますよね~。そこからは、色々と飲んでみよう!と思ったようで、その後選定会では自ら他のお酒に手を出し色々と試す姿も。彼女の中で、日本酒が飲める女性は、大人の女という軽い憧れに似たイメージがあったようで、「チャレンジしてみるのも良いかな?って。飲まないで避ける人生より、飲めた方がいいな!」と。蛇足ですが、彼女の日本酒のイメージは、お酒くさい。「お父さんが日本酒を飲んでるとお酒臭いので寄らないで」と思ってたとか。ちなみに、遠い昔の僕のイメージも同じでしたw偶然なのか必然なのか。今回参加した広島大学の日本酒サークルの子たちが日本酒に興味を持ったのも、何かのきっかけで美味しい日本酒に出会ったことで日本酒を好きになったとのこと。恐ろしい程、全員が同じ答えで、『台本あるんちゃうん???』って疑われそうですが、一方で自分たちの取組みへの手ごたえに思わず拳握り締めちゃいました。この子たち、この日本酒は何と食べれば美味しいかな?って白熱した議論をしてました。ぜひ一緒に飲んでみたい。絶対面白いはず!自分にとっての最高の一本と出会える若者を一人でも増やしたい。改めて思った初冬の週末でした。
Localist Tokyo「Team西条」の川杉です。実際の仕事では地域活性とかスポーツビジネスのプロデュースをして生活をしているのですが、「西条の四条」のプロジェクトでは書記をさせてもらったり、全体の取りまとめなどのサポートの役割を主に行っています。やっとなのか、ついになのか、とうとうなのか、今週からクラウドファンディングをスタートさせていただくことが出来ました。ここまでも山あり谷ありタイヘンでしたし、ここからパッケージを決めたり、西条の数々の酒蔵の銘酒の中からお酒を選んだり、酒蔵さんと丁寧にお話をさせてもらってメッセージを作ったりとやることがてんこ盛りで「そもそも、本当に成人式までに全ての工程間に合うのか?」というプレッシャーもあります。それよりなにより、クラウドファンディングってめっちゃ怖い!リアルタイムにどれだけの人が見てくれているのか、メッセージを頂いて嬉しい反面「何もリアクションが無い」ことの恐怖がリアルに襲い掛かってきます。でも、Lccalist Tokyoの仲間たちと過ごす時間や、このプロダクトを生み出すためのやり取りはとても有意義で意味があります。合わせて、この「西条の四条」のコンセプトや目的にとても強い共感を覚えているというのが僕は大きいです。それは、何なのか?、ちょっと書かせてください。僕には来年高校生になる一人娘がいるのですが、だんだん最近になってコミュニケーションが薄くなってきているなぁと感じています。決して虐げられていたり、何か特別ギクシャクしていたり、反抗期で積木くずし状態になっていたりという事は無いですし、とても良い子なのですが、それでもだんだんと完全な保護対象であった状態から、自立した大人に近づいていく過程で”当たり前のように”距離は離れて行くものなのだと思います。あと5年たって成人する頃にはきっと、もっと、ずっと。。。こわ!!喜ばしいことなんですよ、きっと。あと5年で成人すると考えると、ぼんやりですが「あっという間なんだろな」と思いますし、もちろんめっっちゃ嬉しいです。でもちょっと寂しいし、父親としての尊敬や繋がりはずっと強く持っていたいと思いますし、何よりその時(成人した時ね)にちゃんと話をしたいし初めての家族飲みなんかしてみたいと思うわけです。願うならば、、、。一緒に自宅の炬燵に入って、奥さんに美味しいつまみをいくつか用意してもらって、おちょこで「成人おめでとう」と乾杯して、そこでちょっと人生訓なんかも垂れさせてもらって、しんみりして、娘も初めての(そうあって欲しい)酒に酔って、ちょっと目が潤んで、僕の話に素直に頷いて、「とうちゃん、これまで本当にありがとう」と一筋の涙といっしょにお礼を言われてみたいものなんです。え、はい、そうです、決して最高の父親ではないアラフィフ男の妄想です。でもその妄想を実現したいと思ったわけです。つーか、このプロジェクトが成功すれば、あとは自分のこれからの努力ももちろんあるのですが、この妄想がとても高い確率で実現すると思うわけです。この「西条の四条」ではコンセプトシートを付けたり、酒ごとのストーリーを軸にしたメッセージカードを作ったりこの妄想を想定して色々な仕掛けをみんなに考えて貰っているのですよ。ふふふ。。。すいません、若者に本当の日本酒の美味しさを伝え文化を継承するというソーシャルグッドな取組みなのに、めっちゃ個人的なコトを書いてしまい、とても恐縮なのですが、正直な願いなのです。きっと、共感してくれる人もいるのではないかなと。ニッチですが。ちなみに、この「西条の四条」は僕みたいに自分の愛する子に成人の時に贈るだけでなく、新成人以外でも広く見識のある大人が若者に贈ってもらいたいと思っています。「大人と若者が、愛情を持ってコミュニケーションをするための最高のギフト」というツールとして、是非、あなたの人生のストーリーの中にお邪魔させてもらい、贈り手であるあなたと貰い手である愛情を伝えたい若者の間を繋ぐものになればこれほど嬉しいことはありません。※ちなみに写真はそんな妄想を若者のメンバーに語っているところ。若干引かれてるw