佐賀県海外使節団9期団長の平橋夏希です。
私たち9期生はそれぞれが日本と諸外国との関わり、国際社会での日本の在り方に強く関心を持っています。使節団の研修では、現代社会で重要なトピックに関する先進的な研究を学んだり、国際社会で活躍されている方々と交流したりして、自分たち自身のキャリアや社会に還元していきたいと考えています。そのために、研修中はもちろんのこと研修外でも常に“知識に貪欲に、出会いに積極的に”あれるような学生でいたいと思っています。
このように、グローバルという視点から見れば、私たちメンバーの想いは通じる部分もありますが、それぞれの興味分野は十人十色で、キャリア設計も大きく異なります。それぞれの違いを最大限に生かしつつサポートをしていくことに9期生団長として最大の役目、そして学びがあると感じています。
9期生はこれまでの使節団チームの中で初めて高校生を副団長に置いており、そういう意味では“挑戦的な”チームです。
そんな特色あるチームに対して、私自身も挑戦的に、これまでやることのできなかった新しいチームビルディングに取り組みたいと思っています。
中学から高校、そして大学までの生活の中で、私は様々なリーダー職を務めてきました。経験を積むごとに、少しずつより良いリーダーになれていたとは思いますが、その在り方は一辺倒になっていました。
私自身はもともと自分の意見を強く持つタイプの人間で先手先手を打ってチームを勝たせにいくというチームビルディングを行っていました。しかし、それではメンバーは指示に従うだけになってしまうし、私自身の体力やメンタルも長くはもちません。
自分は意見を言いすぎず全体の議論を促す、面倒を見すぎず個人が活躍できるような環境を作る、そういったチームビルディングも身に付ける必要がありました。
使節団メンバーは、それぞれが研修を通してこういう自分になりたいという意思を強く持っていて主体的です。
9期生は私が理想とするチームビルディングをさせてくれるメンバーですし、私が一人で引っ張る必要もありません。
「チームはリーダーを超えることはできない。」尊敬する先輩に言われた一言です。この言葉を胸に、9期生の目標を体現できるように私自身も視座を高くし、努力したいと思います。
最後になりましたが、使節団9期一同精いっぱい頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。