会議で集まって、細かいことを話し合いつつ、同時に大枠としてこのプロジェクトの“企画書”を作成しています。企画書は、活動するときに各自が常に参照し、原点である共有地点に立ち返ることができるように意図しています。
市内版のときには、本プロジェクトには企画書やこれに類したものがありませんでした。おかげで、決まったはずのことが蒸し返されたり、重要なことの共通理解ができていなかったりしたために混乱したことの反省として、今回はみんなで確認しながら練り上げています。このプロセスによって、活動メンバー内での価値観が共有できていくことを感じられ、いい傾向だと思います。
また、プロジェクト企画書と並行して、本の仕様書もつくっています。
こちらはまだ検討中の箇所が多く残っているのと、出版社・編集プロダクションとの共有が十分でないため、後日にご紹介します。
まずは以下に企画書(暫定版)を公開!
どんな思いでこのマップづくりを行っているのか、感じていただきましたら幸いです。
(収入予算にクラウドファンディングの支援金と書きたかったのですが、集まった額が少なかったために、市内版の制作で使い切ってしまいました……!)
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京都自転車BOOK郊外版制作プロジェクト企画書案
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2017.8.10
■事業名:京都と出会う自転車BOOK(郊外版)制作プロジェクト
■日時:2017年6月~2018年3月
■場所:京都市を中心に東西約50km×南北約70kmの範囲
■目的:出版を通じて、交通機関としての自転車の持つ可能性を知らせ、個々人の移動の自由度を高める。また、自転車に乗る魅力を伝えることで、京都における自転車の利用を促進し、自家用車の利用を相対的に減らすことにより、社会の環境負荷を低減させる。さらに、自転車による訪問者が増えることにより、各地域の活性化に寄与する。同時にルール遵守・マナーアップ意識を高め、ソフト・ハード両面で京都を自転車の走りやすいまちに変える。
●目標:スポーツバイクを活用したスローなライフスタイルを提案する。
自転車ならではの京都郊外の魅力を伝える。
■内容:マップ+ガイドブックで構成する「京都と出会う自転車BOOK」(京都自転車マップ三訂版)の郊外版を作成する。
■出版物のコンセプト:
・単にスピードを楽しむということにとどまらず、地域のいろいろな「宝物」に気づけるようにする。
・自転車だから発見できる、京都周辺の知られざる魅力(いわゆる観光スポット外)を伝える。
■出版物の対象:
・スポーツバイク愛好者(クロスバイク、ミニベロ、親子を含む)
自転車が好きで、もう少し遠出やチャレンジをしたくなった人
いい自転車を買ってしまい、どう楽しめばよいのかと思っている人
・訪れる地域やお店などの「魅力」を欲している人
(上っ面の「魅力」ではなくこの本でしか得られない「魅力」。どんな「魅力」なのかは継続審議)
■予算:収入/印税 推定35万円程度(初刷:5000部を想定)
支出/実走調査費、店舗等調査費、会議費、保険料、郵送費、ちらし印刷費、
レンタル費、支援者リターンおよび協力者贈呈分買い取り、
出版記念パーティ開催費、その他
■実施主体:認定NPO法人 環境市民 京都自転車BOOK制作プロジェクトチーム
以上