郊外版の自転車マップ制作のための実走調査を始めるにあたり、新しいボランティアが集まってきてくれました。そこで、まずは8月18日(金)にボランティア説明会を開催しました。6名の方を対象に、調査マニュアルを配布し、プロジェクトの紹介と、具体的な調査の方法を説明しました。その後は調査エリアのわりふりです。「私ここ行きます」という申告順に、どんどん決まっていきました。それぞれ担当地域の調査カードを持って帰っていただきます。
続いて、8月20日(日)に、7人で調査体験ツアーを実施しました。調査をするにあたって、自転車にとって「走りやすい道」とはどんな道か、未舗装路や自転車が走れない道などのチェック方法、坂道のきつさはどう評価するかなどについて、実際に走ってみながら、一つひとつ学んでいきます。
午前9時に鴨川の丸太町の河川敷に集合。調査カードの見本となる地図を受け取って、原則として車道の左側を走ること、曲がるときや止まる際にはハンドサインを出すことなどの説明を聞いてから、いざ出発です。向かうのは東、吉田山方面へ。
少し走っては自転車を止め、調査の注意点を解説していきます。交通標識、迂回路、裏道、狭い道など、なるほど、自転車に乗るときはこういうことに気をつければいいのかということの確認にもなりました。
この日は伝統行事の「地蔵盆」が各地で行われており、ところどころ臨時で通行止めになっていました。自転車を押して、テントの前をそっと通らせてもらいます。
細い生活道路はおもしろいもの。住宅地の中の曲がりくねった緩やかな坂道を、この坂のレベルは1、ここは2、と確認しながら走っていきました。
このコースでもっともきつい坂は、宗忠神社に登る前のところ。坂道レベル3の坂は、ギアを一番軽くしないと登れないぐらいです。登りきると汗びっしょり。ちょっと休憩しました。水分補給をしながら、補助地図として便利な地図アプリ「MAPS.ME」の紹介を受けました。圏外になった時のために、端末に地図をダウンロードして使えるそうです。
登ったぶんのごほうびに下り坂を楽しみつつ、「自転車にとって走りやすい道」と紹介を受けた、車が少なく風景もおもしろい道を走って、出発地点へ帰ってきました。
おすすめの景観スポットの選定基準など、いくつかの質問や補足説明をして、調査体験ツアーは終了。その後、みんなで東山の方へ、広報などに使う用の活動風景の写真を撮りに行きました。
最後に、参加したメンバーで記念撮影。さて、ここはどこでしょう?
おつかれさまーとほっとしたところで、「京都と出会う自転車BOOK市内版」の地図を開いて、ちょっと早いランチを食べに行く店を決定。京大の百万遍キャンパス内の「カンフォーラ」にて、学生向けの安くてボリュームのある、でもちょっと気の利いた感じの食事を楽しみました。
自転車好き同士の話が盛り上がり、おすすめのコースやお店の情報を交換して、満腹満足でプログラムを終えました。
さあ、これから頑張って調査するぞー!という気運が盛り上がる、楽しい会になりました。
調査エリアは、全89中、47エリアに担当者が決まりました。残り42エリア。あなたの参加をお待ちしております。必要に応じて、ボランティア説明会と調査体験ツアーを企画していきますので、まずはご連絡ください。