夏から始めた道の実走調査、最初はボランティアスタッフが少なく、どうなることかとひやひやしましたが、多くの新しいメンバーが集まってきてくれて、ついに終わりが見えてきました。
そうすると、次に必要なのはおすすめスポットの取材です。
選定した16コースの付近にある施設やお店、風光明媚なところなどのスポットの絞り込みができ、ボランティアメンバーと編集プロダクションとで分担して記事の作成にかかっています。
ここではボランティアが行った最近の取材のうち、桂川・木津川サイクリングロードの南の起点、パン屋さんの激戦地といわれる京都府木津川市からスポット1件をご紹介します。
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天然酵母パン「ブーランジェリーベスプロ」
幹線道路沿いですが、丘の上にぽつんとあるスタイリッシュな箱というイメージのお店を訪問してきました。
JR木津駅から西へ真っ直ぐ、木津川市役所前を通り過ぎて川を2本渡った踏切のそばに立っています。
きりっとセンスのよいたたずまいから、きっとおいしいはず、と入ってみました。
こちらは2015年6月にオープンした比較的新しいお店です。
以前は製粉会社に勤めていたオーナーが、その知識を活かして始められたとのこと。
パン職人はオーナーおひとり。
さまざまな天然酵母を試してみて一番おいしかったという、麹を使ってパンを発酵させているそうです。
毎日食べても食べ飽きないパンを目指して、研究に余念がありません。小麦粉には北米産とフランス産、油脂は発酵バター、マーガリン、グレープシードオイルなどを使い分けられています。
食材にはなるべく地元産のものを取り入れたいと、和束茶や山城地域の筍を使ったメニューもあります。
いくつか試食してみました。
・最もおすすめという食パンは、ちょっと触っただけで指の跡がつくくらいしっとりやわらかく、とろり繊細な舌触り。何もつけずに生で味わって十分なおいしさです。
・含蜜糖とアーモンドと発酵バターのあいまった香りの高い「絶品メロンパン」は人気の逸品。上質のスイーツそのものです。(写真右下)
・大きな「パンペイザン」は、袋から出した途端にかぶりつきたくなる芳香が立ちのぼりました。低温長時間熟成の後、高温でぱりっと焼き上げていて、天然酵母の香りが一番よく味わえるパンなのだとか。(写真右上)
・「和束茶黒豆パン」も、お茶の香りがしっかりして、贅沢に入っているほどよい甘味の黒豆とバランスが◎。(写真左上)
こちらのパンの特長として、とにかくどれもとても香りがいい!
また、昔から日本人には縁深い麹を使っているせいなのか、するすると体になじんで食べやすいと感じます。
幸せな気分をたっぷりと堪能させてもらいました。
お客さんには近隣の年配の女性が比較的多いそうですが、若い方や親子連れなど顔ぶれは様々。
木津川サイクリングロードのそばという場所柄、サイクリストのお客も多く、柵に自転車を立てかけてビンディングシューズで入ってこられるとか。
最後に、お客さんにお伝えしたいことは?とお尋ねすると、「食べてもらえればファンになっていただけると思うので、一度まずは食べてみてください」とのお答えでした。
自分の作るパンへのしっかりした想いや自信が伝わり、好ましく感じました。
もちろん、私もファンになりましたよ!
ブーランジェリーベスプロ
・電話番号 080-3837-4258
・京都府木津川市木津南後背62
・営業時間 10:30~14:00、17:00~19:00
・定休日 水・日曜、祝日
URL(食べログ):https://tabelog.com/kyoto/A2607/A260705/26025924/
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取材するスポットは、お店の他に、美術館や滝・峠なども。
11月末までに取材して記事の下原稿を作成するボランティアスタッフを募集しています。
すてきなスポットに詳しくなりたい方、魅力を多くの人に伝えてみたい方、あなたのご連絡をお待ちしています。
●申込み・問合せ:
環境市民 京都自転車BOOK制作プロジェクトチーム
E-mail: bicycle@kankyoshimin.org
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