(笠置寺の激坂を登りきって、どうだこのドヤ顔!)
本の構成を考えるときに、自転車乗りの皆さんに「どんな記事が読みたいですか」とアンケートでお尋ねしたとき、多くの人が「これ!」と答えたもの、それは、「京の激坂○選」。
そこで、激坂特集を組むことにしました。
峠と、峠以外の坂の中でも、特にキツく登りごたえのある激坂を、選りすぐって12点!
実走調査したボランティアによると、「ダンシング必須で、英気を使い果たし、充電しないと続けて行きたくはない」という場所ばかりです。
たとえば、花背峠、佐々里峠、笠置寺参道……これ以上は内緒ですが、惜しくも選に漏れた激坂をここで一つご紹介します。
●東笠取から陀羅谷
標高差260m 最高地点340m
宇治川沿いから京滋バイパスの笠取インターを過ぎ、宇治市総合野外活動センター アクトパル宇治へ。さらに奥に向かい東笠取清瀧宮へ。清瀧宮には宇治市名木百選の「コハウチワカエデ」と「榊」が保存されている。さらに府道782号線を東に向かい梅谷でUターンするようにコースを北に進むと勾配が強くなる。
峠の道幅は狭く行く先に別世界があるのかと予感さえする。下れば秘境と思しき陀羅谷の集落。ここから道は大津・石山に通じている。
さらに、このあたりはいくつもアップダウンがあり、東笠取清瀧宮あたりがもっとも標高の高いところです。坂バカなら一度お試しあれ。
そして、ここを超える究極の12選は、来春に発行する「京都と出会う自転車BOOK郊外版」に掲載予定です。
どうぞお楽しみに!