「医療美容クリスマスフェスタ2018☆応援ありがとうございました」2018年12月19日札幌医大病院で開催しました、医療美容の技術と心を伝える『「医療美容クリスマスフェスタ2018」を無事に終了することができました。 一緒に作ってくださった皆さま、そしてクラウドファンディングでのご支援をくださった皆さま、応援してくださった皆さま、見に来てくださった入院中の方々とそのご家族の皆さま、ありがとうございました。会場はたくさんの方々でいっぱいになり、 5回目となる今年は例年に増して皆さんとの多くのご縁や繋がりの中で、一緒にフェスタを作れた事にメンバー一同、喜びを感じると共に誇りにも思っております。私たちが、あえてクリスマスに伝えたかった、「病気やケガなどによる外見の変化があった時に「元に戻りたい」という気持ちに寄り添う『医療美容』の技術と心を、たくさんの皆さんにご覧頂くことで、多くの選択肢があること、病気中だからといって見た目の変化をあきあらなくても良いことを知って頂けたと思います。病院で迎えるクリスマスに少しでも笑顔になって頂きたい!そして明日から、これから、来年も・・・と自分らしく生きることへの前向きな気持ちを少しでももって頂きたい!そんなメッセージと願いを皆さんの心に届けることが出来たのではないかと思っています。今後も、『医療美容』の技術と心をたくさんの方に伝え、外見の変化で困る方がいない世の中になるよう願い、仕組みづくりや啓蒙活動、セミナー等を地道に続けて、病気になってもならなくても誰もが自分らしく生きられる社会のために活動を続けていきます。おかげさまで第二目標も達成出来ました!心よりお礼申し上げます。そして、 クラウドファンディングはまだ受け付けております。今からでも遅くはありません(笑)どうぞ更なるご理解とご支援をよろしくお願い致します。~ メリー クリスマス みんな笑顔でありますように~ 一般社団法人CAN net北海道医療美容研究会 メンバー一同
私たちはみんな本業(仕事)を持っています。だから、準備は本業を終えてから集まります。追い込み時期は・・・必然と時間も遅くなりこうやって記事をアップするのも日付が変わってしまったりあれ?気が付けば当日になっている(笑)そう!とうとう本日の18:30からクリスマスフェスタ開催です。お時間のある方はぜひ札幌医大病院へお越しください今日は活動を支える裏方のご紹介第5弾!クラウドファンディングのリターンについてです。①どうしてこのリターン品になったのでしょうか?CAN netの活動理念は、「病気になってもならなくても自分らしく生きられる社会」を目指しています。今回のリターンの刺し子ゴムは、病気療養中の方が作成してます。療養中でも趣味を生かして人を喜ばすことは、まさに自分らしく生きることではないでしょうか?病気になっても(社会)参加への方法は多様であることを体現していただいたと思います。②刺し子はどういう方が作っているのですか?CAN netのプロジェクト「医療×美容」の活動メンバーでもあるマツケイコさんのご友人が作成してます。現在は肺がんの療養中ですが、CAN netの活動に賛同し、刺し子ゴムの作成と提供という形で今回のクリスマスフェスタにご参加いただきました。「喜んでくださる方がいるなら張り合いが出て、生活のリズムも良くなります」とメッセージをいただいてます。③刺し子について刺し子は重ね合わせた布に、補強と保湿のために刺し縫いしたもので、定番は藍色の木綿地に木綿の色糸で刺し、伝統的な模様も数多く受け継がれているようです。最近では本来の防寒や補強の役割は薄れ、カラフルな色合い・デザインを楽しむこともあるようです。今回のリターン品で伝統的な刺し子を身近に取り入れ、楽しんでいただけたらと思います。④珈琲はどんな方の商品?提供して頂いたのは、世界中の港を巡り珈琲に魅了された元海上保安官、日村功さん(通称ダディー)。微妙な炒りを探求しオリジナル焙煎機を手作りする無類の珈琲好きで、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクターなど数々の資格をお持ちです。キャンネットのイベントをはじめ各地の障害者施設などへ出向き、本物の珈琲で愛を届ける癒しの達人でもあります。関東在住のお嬢さんは、私達の医療美容部にも馴染みの深いメイクを扱う臨床化粧療法士®さん。それ故に医療美容に心を寄せてくれるダディでもあります。⑤ダディコーヒーの魅力は?豆の特性を知りつくし、その魅力を最大限に引き出すため注文に応じてお手製の焙煎機で注文に応じて一件ずつ焙煎。選りすぐりのオーダーメイド&ハンドメイド珈琲で、あなたも今日からその癒しの虜になることでしょう。⑥出張相談会について病院のがん相談サロンや患者会、看護学校、美容専門学校、一般企業などに、「医療」「美容」「病気体験者」などの医療美容メンバーが伺い、がんなどの病気や治療による外見の変化への対応の方法・工夫など、幅広い選択肢をお見せします。カバーメイク、ウイッグや治療中のカット、治療中のネイルケア、(乳房、その他の)エピテーゼ、下着などの情報もお知らせできます。今回はこのようなご縁でリターン品としてご参加いただきました。おかげさまで第1目標の20万円は達成出来ました。ありがとうございます。クリスマスフェスタは参加者みなさんの愛の塊で出来ていて、ほとんどがボランティアとして動いています(報酬はお金だけが価値ではないと感じてくれているはず)でも、最低限かかる経費はどうしても出てきます。そして、我々は出来るだけ広く多くの方に情報をお届けしたいと思い、次なる情報発信(医療美容マップ全道版)の発行に向けても準備しています。それを含めて更なるご支援をお願いします。いざ!出陣!今年もがんばります!
開催まで・・・あと2日まぢな追い込みです。もう作業しながら笑うしかありません。人が集まれば色んなアイデアが生まれて今年も楽しい装飾が出来上がって来ました。今日は活動を支える裏方のご紹介第4弾!ファッションショーの衣裳部門のご紹介です。①今回のショーではどんなことを伝えるのですか?がんや病気になった時に外見変化がともなった場合、治療の苦しさ・辛さも感じると思います。ウイッグやメイク、小物使いにより工夫次第で少しでも前向きになれるように、多くの方に情報の共有と発信をします。 ②フラワー&ウイッグショーはどういう目的ですか?ウイッグはかぶるだけでいいと言う訳ではありません。より自然に、自分に似合う形に整えるのが大切です。また、ウイッグの毛質によっては、ウエイブを付けることも可能です。それを踏まえて、今回は「ハレの日」のお祝い事でもオシャレにできるスタイルをテーマにモデルさんに生花を飾り仕上げる姿をご覧いただきます。 ③ファッションショーは何のために行うのですか?一般的なスタイルがいいモデルさんが綺麗な衣装を身にまとってウオーキングするのとは違い、100均グッズを使ったアイデア小物の作成方法や自分が好きなモノ・コトにより幸せを感じる大切さ、またいつもと違う自分に変身してみる挑戦力。心の中のワクワクをお伝えしたいです。④ファッションショーのモデルさんはどういう人が出ているのですか?モデルさんには病気経験者、治療中の方、それ以外にいつもは治療に携わる医療者やこれから医療の道に進む学生さんなど色々な方が登場します(今年は会場である札幌医大病院の医師や看護師さんもモデル登場します!お楽しみに)誰が病気であるとかの区別はなく、みなさんキラキラの笑顔です。また、モデルを務めた経験により、今まで家に引きこもりがちだった生活から外に出るようになったとか前向きな気持ちへ変化してくれた嬉しい声もたくさんあります。今回モデルさんとして初参加してくださる方が、先日の仮試着の時に赤い着物を着て「還暦の時に治療により大変で感じることが出来なかった気持ちが、今こうやって年数を経て元気に着れることは頑張ってきたご褒美と思う」と語ってくれました。自分の中の喜びって急に花咲くことがあるのですね。 ⑤ファッションショーの衣装は、どういうものを紹介するのですか?衣裳提供をしてくれているのは「簡単三部式キモノのきらく小町さん」着物を着るのはしんどいイメージですが、服の上からでも数分で着られるようになっています。体が不自由な方や高齢者の方も着られるように工夫されていて、ボランティア活動もしています。今年もステージ上で数分で着付けを披露してくれます。そして、着物をリメイクして素晴らしいドレスを作成している「普玖見実さん」今年で4回目の参加になります。プロのステージ衣装としても使用される衣装はゴージャスで毎年フェスタの華としてモデルさんを引き立ててくれます。プロの技も私たちの活動支援です。今年もファッションショーからみなさんに笑顔のお福分けを目指します!クラウドファンディングもたくさんのご支援ありがとうございます。更なる活動の広がりのため、ぜひみなさんのご支援をお願いします。
開催まで・・・あと3日神様もう少し時間をください・・・と思いながら今日も元気に邁進しています(笑)病気になった時の外見ケア。見える部分も大切ですが、見えない部分の悩みも多いです。経験したからわかることが「それぞれの活動」にもつながっています。今日は活動を支えるメンバーのご紹介第3弾!医美ラボメンバーでもある熊谷良枝(リラ)さんは、とても研究熱心で情報ツウ!手先の器用さで工夫を重ねています。リラさんからのお役立ち情報が温かな「クリスマスプレゼント」になりますように。そして、家族の立場からの思いを看護師の横山聖美さんが書いてくださいました。ぜひお読みください!「当事者の立場 下着やグッズのこと」 医美ラボメンバー熊谷良枝Q1 リラさんが、医療美容に関わるきっかけは?職場である病院で患者さんと職員のプラットホームみたいな場所を作れないかと考えていた時、そのツールのひとつとしてタオル帽子を作り始めました。そのタオル帽子作りを知った同僚から医美ラボを教えてもらい、一昨年11月初め参加しました。その時のテーマが「乳がんとエピテーゼ」、乳がん術後から1年経過していた時、下着・洋服について試行錯誤が続いていたので、ぴったりなセミナー内容で継続して学びたいと思ったのが、きっかけです。Q2 医療美容での爪の事についてお聞きします。どんな困りごとがあって、どんなケアの方法がありますか?薬の副作用で、爪が薄くなり、裂けたり切れたりして、日常生活に支障がでます。オイルを爪の根元につけて保湿すると、薄弱化を和らげることが出来るのと次に伸びてくる爪を元気にもしてくれます。乾燥した爪に爪切りを使うと裂ける原因にもなりますので、お風呂上がりで爪が柔らかい時に使うか、爪用の紙ヤスリを使って形を整えてください。爪部分を強化した手袋を着ける、マニュキアで厚みを補強する方法もあります。変色したり、表面が凸凹になったりもします。マニュキアが有効です。アセトンを含まないなど除光液の種類はたくさんありますが、お手持ちのもので大丈夫です。成分より使用頻度に気をつけてください。毎日使わずに4〜5日おきくらいが良いです。アルコールで落とせるマニュキアもあります。変色を隠すには薄い色より濃い色の方が効果がありますが、透明なマニュキアで艶を足すだけで素敵色合いになる事もあります。巻き爪になった時は、必ず病院に行きましょうQ3 医療美容での下着問題についてお聞きします。どんな困りごとがあって、どんな方法がありますか?圧倒的に乳がん手術後のブラジャーとパッド問題が多いです。手術後の時間経過とともに、胸の傷と知覚がどの様に変化するのか知る機会がない人がほとんどで、手探りでブラジャーを購入し合わなくてまた購入を繰り返します。手術後に放射線治療をするのなら、放射線治療後にも使える下着を術後すぐから使う。切除と再建を合わせて行うのなら、胸を抑えるバンドやおやすみブラを用意する。手術後の状況には個人差がありますので、慌てて準備し過ぎない方が良いです。手術前のブラジャーが使えるように工夫されたパッドもありますし、パッドが不要な術後用のブラジャーもあります。知覚が敏感になり、化繊の布や糸が痛みを誘引する事もあります。合う素材の生地で覆い隠す方法や無縫製の下着もあります。婦人科手術の後の下着は、お腹の傷とリンパを圧迫しない物がよく、マタニティ用の下着が良かったという方もいます。医美ラボで相談された事はないのですが、人工肛門用のオーダーメイドの下着もあります。Q4 イビラボやクリフェスに関わって感じている事は?繋がる嬉しさずーっと活動をともにしてくれる医美ラボメンバー、折にふれて声をかけてくれるキャンネットメンバー、サポートしてくれる方々と時をともに過ごせる幸せをシンプルに感じてます。昨年クリスマスフェスタでご一緒した方に「会えるの楽しみにしてたよ」とお言葉頂き、本当に嬉しかったです。Q5 今後のリラさんの願いや抱負を教えてください病気やパーソナル等にこだわらず、今一緒にいてくれるみんな、そしてこれから出逢うヒトビトとしなやかで幸せな関係と時間を紡ぐ事です。これを願い、ゆっくり丁寧に毎日を過ごすのが目標です。抱負と書くと肩に力がはいるので‥目標って感じにします。もう2つお願いします!①タオル帽子とひだまりの森さんについて教えてください。リラさんからみて、かれらや帽子の魅力は?タオル柄がおしゃれで日常で着用しても、センスが病気を払拭して、病気感が薄まるのはとてもとても魅力的です。面識がなくても、全国どこでもタオル帽子を必要としているヒトに無料発送してくれることも魅力のひとつです。医療美容を必要としている人がどこで利用できるシステム作りを目指している私たちと同じと感じています。コアスタッフ4人の笑顔で思った事を言えるフラットな関係性とウエルカム精神もとても惹かれます。②ハートピローはどんなもので、誰が作っているのですか?その魅力は?ハートピローは、乳がん手術後の痛みを緩和するために布とパンヤで作られたハート型のクッションです。ハートのくぼみに腕が安定し、傷やリンパを圧迫しない効果があります。家事をする時にも良いという感想もあります。登別市で活動しているボランティア「われらいきいき探偵団」の方達が作り、室蘭市内にある日鋼記念病院に寄付しています。オリジナル作品ではなく、探偵団の代表と病院の広報担当者がネット検索して見つけたそうです。魅力は、手術後数年に渡り続く胸とリンパの痛み軽減は勿論、愛らしい形と作成してくれた方の気持ちで治療で硬くなりがちな心が癒されます。「家族の立場から」 横山聖美(看護師、家族サバイバー)今年、母が“がん”になりました。抗がん剤治療の副作用で脱毛することはわかっているつもりでしたが、いざ脱毛が始まると母は面会のたびに泣きました。その時になって初めてウイッグを探し始めましたが、病棟にあるパンフレットを見ても、母に合うのはどれか?という質問を誰にすればよいかわかりませんでした。そこで、医療美容の活動をしている友人に相談したところ、高価な物じゃなくてよいこと、便利グッズで工夫できることなどを教えてくれました。一番うれしかったのは「自分に合うものであればいいんですよ」という言葉。治療のことで精一杯で余裕がない、そんなときに、病気があっても自分らしい姿を保つことの相談に乗ってくれる存在は貴重でした。「医療美容」の活動は、まだ認知度が低いのが現状です。多くの患者・家族、そして医療者も「医療美容」について知り、必要としている人に情報を届ける活動を、私もこれから応援していきたいと思います。*********一人ではなかなか集められない情報も「困った」をちょこっと共有すると安心に変わるでしょう。そんな相談先になりたい・・・そう思っています。いよいよラストスパートです。クラウドファンディングの応援もよろしくお願いします。
医療美容クリスマスフェスタ2018開催まで・・・あと4日!裏では猛ダッシュで動いております(笑)今日は陰で支えるメンバーのご紹介第2弾医美ラボメンバーでフェスタのモデルさんのメイクチームをまとめてくれている小野和世さんにお話しをお聞きしましたモデルさんを輝かせるために時にはステージ上でそしてモデルさんのウオーキングを陰から拍手和世さんにメイクされるとみんな優しい笑顔になります「メイクの力」美容の立場からQ1 和世さんが、医療美容に関わるきっかけは?元々、化粧療法など、ケアの一つとも言えるメイクの活動をしていたので、自然と周りの方から、外見変化の悩みを受けることが多くなり、それが生まれつきでも、病気でも、事故でも、美容の力が出来ることを提案していきたいと思っていたのがきっかけです。そこにお誘いを受けて医療美容クリスマスフェスタに参加するようになりました。運命を感じました♡Q2 和世さんにとっての美容やメイクはどんな存在?(医療美容に関わらず)一言で言えば、味方。私にとっては、人とのコミュニケーションを育む大切なツールです。メイクって、すごい奴だなっていつも思います。笑Q3 医療美容でメイクってどんな事ができますか?(カバーメイクや化粧療法、エンゼルメイクなど)お客さんの声はどんなものが?主に傷跡や色素沈着をカバー力の強いファンデーションなどを使い、目立たなく出来るのがカバーメイク。メイクをすること、されることで、自己肯定感を高め、精神の安定や、QOLの向上に役立つのが化粧療法。亡くなった方への慈しみを込め、なるべく生前の姿に近付け、ご遺族の心のケアにも繋がるエンゼルメイク。全て「元に戻りたい、戻したい」という気持ちが通じているものかもしれません。大事な商談の日にお顔の傷跡のカバーメイクをされた男性は「ありがとう。これで胸を張れるよ」と、背筋をピンと伸ばして颯爽と歩く姿がかっこよかったです。認知症の方への化粧療法は、回想法の効果もあり、思考回路がシャキッとする方がたまにいらっしゃいます。化粧をした日、家族に初めて介護のお礼を伝えたというご高齢の女性。お嫁さんから頂いた「お化粧をしてくださってありがとうございました。もっと義母との生活を大切に出来そうです」と頂いたお手紙は今も宝物です。エンゼルメイクは、メイク後のご対面で「やっと泣けました。ありがとうございます。」という声をよく聞きます。受け入れられない、受け入れたくないことと現実のクッションになれていたらいいなと思います。Q4 イビラボやクリフェスに関わって感じている事は?人の力ってすごいなぁということ。思いやり。勇気ある行動。みんなの笑顔で、誰かの希望となり得ることをたくさん知れた気がします。関わらせてもらえることが幸せです♡Q5 今後の和世さんの願いや抱負を教えてくださいたくさんの人に触れていきたいです。お顔にも心にも。医療美容が広まることと同時に、美容業の方が医療美容の知識と技術を勉強する場も作れたらいいなと思います。誰もが医療美容を使える世の中になるために。******************12月になり札幌の街も真っ白になりましたでもスタッフメンバーのハートは熱く燃えています!フェスタに来れても来れなくても近くに住んでいても遠くても一緒にこの活動を大事にしていただけたらと思います。クラウドファンディングの応援も引き続きお願いします!