本企画および本プロジェクトの母体となる活動での講習会を12月 8日の午後に開催します。
用意していく課題は次のとおりです:
- 6 x 6 オセロ
- チューリング・マシン
- λ計算
いきなりチューリング・マシンかと思われるかもしれませんが、そこはこれまでの流れでできるだろうという見込みのもとです。
この内、「6 x 6 オセロ」は毎回用意しているものです。基本的には、「なにを考えてコマを打ったか」の詳細な記録を書くことに慣れてもらうための課題です。ですので、ただの棋譜ではなく、「なにを考えて」なのかも記録してもらいます。
これは、問題を分析する際にどのようなことをどのように考えたかを記録する練習でもあります。また同時に、記録を分析するあtめの練習でもあります。
オセロは、場所によってコマを置く優先順位を設定できます。それは用意してあるので、それを使った対局も体験および記録してもらいます。この優先順位が記入された盤は、バグがあるかもしれないので、このような講習会を通してデバグ中です。
チューリング・マシンでは、足し算そのものの機能がないとして、2 + 3などをどのように計算するのかを行ないます。この結果構成されるチューリング・マシンからは、オートマトンへと話が繋がりますが、それはまた別の機会に行ないます。
λ計算では、簡単な文字列の書き換えから入り、1 + 1が2になることを体験してもらいます。この際には、チャーチ数を用います。
なお、限られた時間でこの3つの課題を終えることはできないかもしれません。また、市立図書館にもプログラミングの勉強に使える本があることを示すツアーのようなものも行なう予定ですので、3つともできる可能性は高くありません。
ですが、毎回基本的に3つの課題を用意して行なっています。