アッサラームアレイクム!(ブルネイの日常の挨拶)
お久しぶりです。さかすです。
実は、今学期と学期の間の休みで、マレーシア・ベトナムに旅行中です。
さて、今回クラウドファンディングが開始したということで、ブログも新しいお題へとなりました。
(えまちゃんのブログは次回のお楽しみに!)
さて、新しいお題は…
「両国開催が必要だと思った瞬間(両国開催に対する想い)」です。
ということで、今回の新しいお題について、私はブルネイでの留学経験も踏まえて書いていきたいと思います。
元ネタのブログはこちら↓↓↓
http://idfc-jp-2016.hatenablog.com/entry/2018/12/07/004600
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これは、ミャンマーの学生だけでなく、ブルネイの学生、そしてブルネイの留学先で知り合った他の国の留学生と話していて思うことです。(私のコミュニティ内だけの話なので、必ずしも全ての学生に当てはまる訳ではありませんが…)
多くのアジア圏の学生が持っている日本のイメージは、
「夢の国、JAPAN」
多くの学生が持っている日本のイメージって、
アニメ(多くの学生のイメージ)、
侍、寿司、剣道・空手、
高い技術、先進国、お金持ち…
(ブルネイの寿司!)
今、マレーシアの歴史を勉強しているのですが、
現首相のマハティールさん(なんと既に90歳超えている!)は
「日本を見習え!彼らは欧米を追い越した!」
と言って、Look at East Policyというのも作っているんです。
そして、日本企業を招聘したり、日本に留学生を送り込んだり…。
また、ブルネイの授業でも、
「あなたは先進国から来たのだから、先進国から見た意見を聞かせてほしい」
とか言われて急に指名されたり。
けっこう、みんな東京、京都、大阪は知ってるし、1回は行ったことがあるという人が多いです。
日本のイメージがすこぶる好意的なのはうれしいですし、
「日本から来た」と言うと、
「JAPAN!!! ANIME!!! いい国だよね~」
といって、旅行話に華が咲いたりします。
(なんとブルネイでは剣道がさかんだったりもします)
とってもうれしいことなんですが、いつも思うこと。
それは、ブルネイの人が、他のアジアの国の人が思うように
日本って夢の国なんだろうか、ということです。
確かに、ブルネイという違う国に住んでみて、
日本って暮らしやすい国だったんだな、と思うこともしばしば。
それでも、私の知っている日本ってこんなに理想郷だったのかな、
とイメージのギャップに戸惑うことも多いです。
日本にだって貧困はある。
日本にだって田舎はある。
日本にだって差別・偏見は存在する。
これは、きっと日本だけではなく、他の国にも言えることで、
観光地が見せている側面はほんの一面。
それは、今回のマレーシアでもそうでした。
首都のクアラルンプールはとても発展していてまるで東京のよう。
それでも、北のほうのKedahやPerakに行くと田園地帯が広がります。
そこでは、ゆったりと時間の流れる農村地帯で、首都の景色とは大きな乖離がありました。
そこで、たくさんの人々と出会って、たくさんお話して(片言のマレー語と英語で)、
マレーシアの今の中国人、マレー人、インド人間の格差、
宗教のとらえ方、
そして「家族」という存在の大きさ等たくさんのことを教えてもらいました。
傲慢かもしれないけど、クアラルンプールに行っただけではわからなかったマレーシアの一側面を見れたような気がします。
そんな風に、参加者にも、
観光するだけでは気づかない、
ミャンマーと日本のディープな側面を知ってほしい。
(そしてあわよくば自分も知りたい…)
日本って、本当に理想の国?
目指すべき姿はそこなのだろうか。
ミャンマーって「貧困」の国?
日本の私たちが"助ける"対象の国なのか。
IDFC、両国の参加者にとって自分の国も含めて見直す機会になったらいいな。
そんな風に思います。
やっぱり、現地に行くという経験は、より実感と彩りを持って自分に迫ってきます。
うまくまとまっていないですが、これが、ブルネイの経験をふまえて私が両国開催をしたいと思う理由です。
そして、次の学期に、ブルネイで密かに
「夢の国JAPAN」のイメージを覆すことができないかと考えています…。
やっぱり一方的に教えてもらうだけではなくて、自分の文化・日本の社会を発信していかないといけないな~と思った、1st semesterでした。
さてさて、次は良輔のブログです。
ひときわテーマに対して思い入れを持っている良輔の次回のブログお楽しみに!