「藍包丁」ご支援者の皆様 お世話になっております。藍包丁プロジェクトの坂元です。 先週いっぱいで材料の手配が完了し、今週から包丁の生産を開始しました。生産の流れは以下のようになっております。 ①材料手配②柄と鞘の製作③柄と鞘の藍染④刃の製作⑤完成⑥発送 現在は①が終わり、②に進んでいるということです。2月28日には製品を発送する予定です。 それまでの間申し訳ありませんがお待ちいただけましたら幸いです。また進捗をご報告させていただきます! 坂元
皆様 こんにちは、藍包丁プロジェクトの坂元です。本プロジェクトの終了まで残すところあと1時間となりました。 お伝えし忘れていたのですが、本製品には取扱説明書が同梱されております。そちらには研ぎサービス券が付いており、一回無料で包丁をお研ぎいたします。包丁の種類や使う頻度にもよりますが、通常3ヶ月〜半年ほど、もしくは切れ味が少し落ちてきたかな?とお感じになったら弊社までお送りください。 なお、取扱説明書にはところどころにイラストが描かれているのですが、こちらはTV番組「YOUは何しに日本へ」で有名になったミスターカブことネイサンコネリー氏によるものです。 もともと私の知り合いだったのですが、本プロジェクトの意義に共感してくれた彼がイラストを引き受けてくれたのです。日本好きのイラストレーターであるミスターカブならではとなっていますので、楽しみにお待ち下さい! プロジェクト終了前の投稿はこれが最後になるかと思います。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました!ご検討中のみなさま、ぜひあと1時間ご検討頂けましたら幸いです(笑) それではまたお会いしましょう! 藍包丁プロジェクト・坂元
ご支援いただいている皆様へ 藍包丁プロジェクトも残すところあと3時間。本日23:59にプロジェクト終了となります。 これまでにいただいた質問や、皆様とのやりとりの履歴を見返しながら、本当にありがたいことだなあとしみじみと感じ入っておりました。 とはいえ、まだ3時間ありますので、最後までしっかりと活動報告を続け、ひとりでも多くの方に職人コラボレーションの意義と藍包丁の価値を伝えていければと思っています。 なお、最後のご連絡は本日24時頃を予定しております。お休み中のかたもいらっしゃると思いますので、CAMPFIREから届くメールの通知をOFFにしていただければ皆様の睡眠を邪魔することはないかと思います... (笑) ご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞ最後までおつきあいいただけましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。 藍包丁プロジェクト・坂元
こんにちは。藍包丁プロジェクトの坂元です。今回は「海外のシェフを魅了する品質」について書きたいと思います。プロジェクトページに書いている内容よりも詳しい経緯を書きますので、お付き合いいただければ幸いです。 藍包丁プロジェクトの準備を始めた、2015年9月ぐらいのことです。やっと念願叶って試作の第一弾が出来上がり、私はとても嬉しい気持ちに浸っていました。 もちろん、まだまだ品質的に改善するところが多々ありましたが、その嬉しさを誰かに伝えたかったので、海外のSNSで写真を発信することにしました。そのときの写真がこちら。 色味はよいなのですが、当時はまだ木目が綺麗にでていませんでした。 ですが、この写真に海外の人たちが反応し始めたのです。そのSNSの投稿がこちら。(Linked-inというSNSです) 特に海外のシェフからの反応が多く、もっと写真を見せて!とか、これはどこで売ってるんだ?とか、いますぐ買いたいなどの声をいただきました。 そのうちのひとりのアメリカ人シェフが藍包丁をぜひ試したい!と連絡があり、来日することになりました。 彼いわく、日本の包丁はアメリカでも人気が出てきているが、ここまでユニークなデザインの包丁はみたことがないと。「見た目だけじゃないんだよ、衛生的だし、切れ味も抜群なんだ」と私が詳細を説明し、実際に使っていただきその品質に納得していただきました。そして彼から「どうしてこの包丁を作ろうと思ったんだい?」と聞かれたので、日本の手仕事文化の現状、そして職人コラボレーションの意義を伝えたところ、こう言っていただきました。 「プロダクトとしての品質が飛び抜けているのに、しっかりとしたコンセプトと感動的なストーリーがあることに驚いた。 世界に溢れてるプロダクトのほとんどがデザインもしくは機能性や販売戦略だけで売られている。こんな素晴らしいものは他にはないよ!」 感動した彼は、急遽自身のコネを使って、ヒルトン東京(新宿)の厨房をおさえ、なんとそこで動画撮影をすることになったのです。そのときに撮影した動画がこちらです(使用した包丁は最終サンプルです)。 嬉しそうに撮影する彼をみながら私は確信しました。 やはり日本の手仕事製品はすごい。そして、職人コラボレーションで世界にうってでることができるのだと。世界を驚かせることのできる藍包丁、ぜひみなさんも体験していただければ幸いです。 藍包丁ブロジェクト・坂元
こんにちは、藍包丁プロジェクトの坂元です。 今回は藍包丁のもうひとつの特徴である機能性についてお話ししたいと思います。 ぜひお付き合いください。 藍包丁を開発する際に気をつけたことは、「見た目だけじゃなく使い勝手も最高レベルにしたい」ということでした。 前回も少しお話ししましたが、藍染めを選んだのはその美しさだけではなく、藍染めが持つとされる抗菌効果や消臭効果があるからです。 また、表面にはウッドセラミックコーティング(食品衛生法適合材料)を使用し、防水効果も発揮します。これは藍染めが外へにじみ出ないようにする目的もあります。 そしてなにより、柄の木材に腐りづらいと言われているヒバ材を採用していることで、和包丁ファンが涙してきた柄が朽ちてしまう問題をかなり解決できたのではないかと思います。 ちなみ、ヒバ材はもともとこんな色をしています。 とても自然ないい色ですよね。ヒバはヒノキと同じ種類の木材なので、独特のいい匂いがします。(今回の藍包丁では藍染めをして表面をコーティングをしているので、あまり匂いがしませんが) それを染めてこういう色になったというわけです。 さて、次は切れ味についてですが、ここに関しては山脇刃物製作所さんの歴史についてこれまで触れてきたので、そちらをご覧いただき、今回はすこし違うお話しを。 包丁にお詳しい方ならご存知だと思いますが、包丁が良く切れるために必要な要素は、刃の鋭さ、つまり刃の硬さや金属の種類ということになります。 硬い刃を選ぶとなると、錆びずらいステンレスなどの合成金属ではなく、さびやすいけれども素晴らしい切れ味をもたらしてくれる鋼(はがね)を選ぶわけです。 そしてその鋼のなかでも色々なグレードがあり、いまのところ青紙スーパーという鋼がもっとも硬いとされています。 さて、そういった鋼の種類ばかりに注目していると、つい見落としてしまう「包丁が良く切れるために必要なもうひとつのこと」が存在します。それが「研ぎ」です。 どんなによい鋼を使っても、それを研ぐひとに技術がなければ鋭い包丁はできません。逆に言うと、研ぎの技術が素晴らしければ、もしひとつ下のグレードの鋼を使っていても、上位の鋼と同等、いやそれ以上の鋭さをもたらすことができるのです。 なぜこの話をしたかというと、山脇刃物さんには、本場・堺界隈でも有名な凄腕の研ぎ師がいるということをお伝えしたかったからです。 研ぎの詳細については割愛させていただきますが、よい刃を凄腕の職人が研ぐ、ということで藍包丁の切れ味は折り紙付きなのです。 ぜひ藍包丁を使って、ひとりでも多くの方がお料理を楽しく感じるようになり、自分のお料理の腕が上がった!と実感してしていただければ私も嬉しいです。 どうぞ宜しくお願い致します! 藍包丁プロジェクト・坂元