こんにちは、高岡です!
今回は子どもに話しを聞く際に知っておくべきこと、2回目です。
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前回のエントリ
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今回お伝えしたいことは、前回に引き続きポイント2つです。
③気をつけること
・話した内容を否定しないこと
・話すことを強要しないこと
・「本当?」など再確認しないこと
・誰がしたと決めつけないこと
もし子どもから”誰にも言わないで”、”秘密にして”と言われても、「お話を聞いたら、子どもを守る人に伝えることになってるんだよ。でも心配してたことを伝えておくね」と伝えて下さい。
④専門家に連絡をする
子どもの話を聞く技術を持った専門家がいます。子どもが虐待を受けている疑いを持ったら、児童相談所へ相談してください。
どうして良いか困った時
いざ子どもから「言わないで」と言われたら、びっくりして対応に困ってしまいますよね。
そして時には、話しを聞いた大人自身がどうして良いかわからなくなることがあります。
その際に、心理的に落ち着こうと、
(この子は大人の気を引こうとウソを付いている・・・)
(そんなにその子が嫌がるなら通告するのは止めておこう・・・)
(児童相談所に言っても何も変わらないだろう・・・)
など、通告しないことを支持する偏った理由を無意識的に探し始めることがあります。
ですが、それだとその晩子どもが被害に遭う可能性があります。
場合によっては、打ち所が悪ければ、亡くなってしまうことも。
子どもにとっての「やっぱり言わないで」は、加害者に言うなと脅されていたり、もし言ったことが加害者に知られたらもっと被害に遭うのが怖いからです。
ですが、なんとかその状況から逃げ出したいと思って、大人にSOSを話します。
もし大人が話しを聞いたのであれば、するべきことは「関係機関に情報を共有すること」です。
そして、様々な機関でその子どもを守る体制を創ることです。
そして、大人がしてはならないことは、「関係機関に情報を共有しないこと」です。
なぜなら、関係機関への情報提供は、“閉じた”家庭内で進行した家族の機能不全を地域に“開き”、支援を開始するための大事な支援行為だからです。
子どもから話しを聞いた大人一人だけで子どもを守ることはできません。
それに話しを聞いた大人が、真実を明らかにする必要はありません。
特に児童相談所への相談は、厚労省(2014)『子どもの虐待対応の手引き』に以下のようにまとまっています。
通告の要件①〜③に、虐待の虐の字も入っていません。
このアプリは、いつでも・誰でも・どこでも、次に何をすればいいか&何をしてはいけないかを皆さんにガイドします。
どうしてよいか対応に困った時、このアプリが皆さんの隣でサポートしてくれる。
そんなアプリになるよう、開発を進めています。
お読み頂き、ありがとうございました。
次回からは、具体的な聴き取り、アプリ画面をご紹介します!!