こんにちは、高岡です。
先週から朝日新聞で虐待対応の特集がされています。
とても丁寧な取材がされていて、わかりやすくまとめられているなぁと高岡は感じています。
その記事の中で、
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・病院や学校、幼稚園などが子どものあざなどに気づいていたのに、県などが管轄する児童相談所に連絡がないなど、関係機関どうしの連携不足の指摘も全体のうち72件あった。
・「児相の専門性が乏しかった」「マンパワー不足」などの指摘も目立った。
・187事例で死亡した被害児童は少なくとも172人(年齢不明の11人含む)で、0~3歳が97人と全体の半数強を占めた。児童虐待防止法では「心身に著しく重大な被害を受けた事例の分析」を自治体に求めている。厚生労働省の統計では09~13年度に虐待で亡くなった子どもは444人で、死亡事例だけみても半数超が検証されていない。
(座小田英史・片山健志・五十嵐聖士郎”虐待で寝たきりになった弟 なぜサインは見逃されたのか”2016年10月16日17時25分朝日新聞デジタル)アクセス日2016年10月25日
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という記載がありました。
これは死んだ子どものことを考えると、とても残念でなりません。
ですが、虐待かどうか見抜くための知識がなければ虐待だと気づけなかったり、通報すべきかどうか迷った時に「これは通報するケースだよ!」と気づいた大人の背中を押すことができなければ、なかなか行動に移せないこともあると思います。
この問題を解決するには、死亡事例における対応で、何が問題だったのかを検証し、その知見をシステムや業務に活用することが必要になります。
このプロジェクトで、過去の事例(死亡事例を含む)の知見をAIに蓄積し、リアルタイムにアプリで「何をすべきか」をガイドできたなら・・・
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×これまで:情報共有をためらった場合
→◎このプロジェクト:「この事例はすぐ情報共有してください」と即時情報共有へつなげられる
×これまで:関係機関で連携しない場合
→◎このプロジェクト:「この事例は、警察と児童相談所と連携してください」と具体的な連携をガイドできる
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など、過去のデータに基づく知見を利用し、より良い対応をガイドすることができます。
これができれば、専門性向上の問題を解決することができます。
過去の子どもの死を無駄にしないために。
子どもの安全を守る人達の一つ一つの経験を、あらゆる人達で共有するために。
このプロジェクトは、専門性の問題を解決し、子どもの安全を着実に向上させます!
P.S.
朝日新聞の記事内に掲載されている、「海外で作成し、日本のNPO法人が翻訳したアニメーション」は、NPO法人MCサポートセンターみっくみえによる企画・作成で、赤ちゃんの揺さぶりによる虐待を防ぐ動画となっています。高岡もこの動画翻訳に携わらせて頂いたのですが、とてもかわいい動画で、しかも役立つ情報満載です!
宜しければ是非ご覧下さい。
お読み頂き、ありがとうございました。