さわらびデイサービスLC(介護職)の竹田 美沙です。今回初めて実施するプロジェクションマッピングですが、さわらびで行うと聞いて最初は驚きました。施設で実施することは初めてのことでどんな感じになるのか、映像を映したときに見に来た方に楽しんで頂けるのかと不安になっていました。不安に思っていた時にデイサービスで花火の映像を見た時の事を思い出しました。ご利用者様と職員で一緒に映像を見ていると「これは本物なの?」「私の生まれたところは花火が見れる所だったの。なつかしいな。」「今は自分で見に行けないからよかった。ありがとう」と笑顔になっている利用者様、涙ぐまれる利用者様を思い出した時、不安な気持ちはなくなっていました。一人一人思い出の形は違いますが、一緒に感動や楽しみを分かち合えたことが私にとって印象的でした。ご利用者様だけではなく地域の方や皆様にも「さわらびの花火はすごかね」「きれいだわ~」と感じて頂き楽しかったと想って頂ける、皆様の思い出の一つとして残るような花火になると思います。
「自分が働いている施設の壁にプロジェクションマッピングで花火をする」なんて思いつきもしませんでした。デイサービスにある大型テレビ(120?140?)に花火のDVDを流してご利用者様と一緒に見たのは7月でした。認知症の症状が強く、落ち着かれないご利用者様が落ち着いてじっと花火を見つめていたり、花火を見て涙ぐむ方がいたりと私達も感動したのを覚えています。もっともっと大きな画面で見てもらいたい。「そうだ!プロジェクションマッピングで花火をしよう」と提案した施設長には最初「いいですね」と言ったものの心の中では「無理でしょ~」と思ってしまったのも事実です。しかしながら施設に携わる様々な方の協力や提案によりこのイベントが開催される事になりました。沢山の利用者様や地域の方々に見てもらいたい。あの頃を思い出して欲しい。歳をとっても、認知症になっても可能性に満ちていることを伝えたい。そんな想いでいっぱいです。また同時に介護職ってこんな事もできるんだと実感しています。現在沢山の方々に支えられてここまできましたが、目標まではまだまだの状態です。皆さまのご支援・ご協力をお待ちしています。宜しくお願い致します。さわらびデイサービス 生活相談員 廣永 舞
「介護」の仕事イメージ・・・きつい・汚い・給料安い皆さんにとって、この様なイメージありませんか??介護業界へ転職して5年目、サービス業で長く勤めていた私にとっては、当初、多くの疑問がありました・・・私達は、目の前にいるお客様(利用者様)に寄り添ったサービスを行うだけ・・・今後、日本の高齢化はますます加速していきます。日本国民である以上、いづれ「介護」と無関係な人がいない社会がそこまで迫っています・・・この現実から、次の世代が「暗い」「重い」「関わりたくない」と目を背けることは、この先の社会を余計に暗いものに変え、安心して過ごせる明るい老後を自分たちの手で奪う事だと考えています。今、介護を受けている世代の方たちは、この国をここまで作り上げてきました。私は、この豊かな国に生まれた今に感謝しています。だからこそ、この国を作ってくれた世代に少しでも恩返しが出来る事を考えています。「介護」につきまとうマイナスのイメージを壊し、新しい可能性を見出したい・・・そして、「お客様(利用者様)へ」恩返しをしたい・・・そんな想いで、今回のプロジェクションマッピング企画に参加しています。皆様のご支援・ご協力宜しくお願い致します。 地域連携室 東郷 陸王
この企画の思いとともに、さわらびを形成しているスタッフの紹介をさせて頂きます。最初にご紹介させて頂くのはもちろん我がさわらびの施設長である斉藤大祐です。このプロジェクションマッピングで花火・・・を最初に企画したのは何を隠そうこの施設長斉藤です。デイサービスのレクリエーションで大画面のテレビを使ってご利用者の皆様に花火の映像を見て頂いたのですが、思った以上に皆さんから好評でした。ホールを真っ暗にした中で大画面の花火。本当に近くで花火を見ているようでした。昔を思い出して涙ぐむ方、隣のご利用者様と笑い会う方、大きな声で「たーまやー」と言われる方。普段は落ち着く事ができず、「帰りたい帰りたい」と玄関に向かって歩く方もじっと画面を見つめて微笑まれています。ご利用者様の表情をみて「みなさんにもっともっと大きな花火を見せてあげたい」これがこの企画を考えた最初の気持です。