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「ON」の時間を彩るネクタイ&ソックス|“普通”じゃない、を可能性に。

知的障害、その一括りの言葉の中にも、無数の個性がある。豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力。普通じゃないということ、それは同時に、可能性だと思う。福祉を起点に新たなライフスタイルを提案する「MUKU」が、ビジネスの時間を彩るネクタイ&ソックスをはじまりの美術館と共に届けます。

現在の支援総額

1,094,500

72%

目標金額は1,500,000円

支援者数

98

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/01/25に募集を開始し、 98人の支援により 1,094,500円の資金を集め、 2019/04/02に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,094,500

72%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数98

このプロジェクトは、2019/01/25に募集を開始し、 98人の支援により 1,094,500円の資金を集め、 2019/04/02に募集を終了しました

知的障害、その一括りの言葉の中にも、無数の個性がある。豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力。普通じゃないということ、それは同時に、可能性だと思う。福祉を起点に新たなライフスタイルを提案する「MUKU」が、ビジネスの時間を彩るネクタイ&ソックスをはじまりの美術館と共に届けます。

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クラウドファンディング、残りあと2日となりました!
MUKUは、知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を、アート作品に負けない質の高さにこだわり、製品に落とし込んでいます。違う世界の見方をし、違う視点で描かれるアート作品は、どのように生まれるのか?アーティストの生きる日常の中にはどのようなドラマがあるのか?今回は、クラウドファンディンでコラボレーションをさせていただいたはじまりの美術館の大政愛さんにインタビュー。

「(今回のクラウドファンディングは)普段美術館にアクセスしてくださる層とはまた違うみなさまと土屋さんと渡邉さんがつながれるきっかけになるのではないか、と期待しています。日常のなかで、素敵な製品を通じて、誰かのことを想像して。土屋さんや渡邉さんたちが持つ眼差しや「豊かさ」が、日常のなかで広がっていくと良いなと思います。」

ひとりの心、こころの動く過程を大事に考える大政愛さんに、アート作品ができてきたストーリー、アーティストの魅力、そしてはじまりの美術館への思いを伺いました。

Q1 はじまりの美術館と関わるようになったきっかけを教えてください。


開館前から、「福島県にはじまりの美術館という場所ができるらしいよ」と、知人から話を聞いていましたが、実際に関わりはじめたのは2014年から15年にかけて開催された日本財団 アール・ブリュット美術館 合同企画展「TURN / 陸から海へ(ひとがはじめからもっている力)」の事務局スタッフになったときからです。この合同企画展の実施館のひとつがはじまりの美術館でした。事務局としての関わりをきっかけに、大学院修了後に社会福祉法人安積愛育園に入社し、はじまりの美術館で働いています。

普段は、はじまりの美術館で展覧会やイベントの企画や運営をしたり、受付カウンターに座って来館者の方や地域の方とお話させていただいたり、アーカイブ事業を担当したり、美術館のSNSを更新したり、unico関係の外部からの依頼対応をしたりしています。

Q2 アーティストとの関わり合いの中で大事にしたいと思っていることは何ですか?

美術館では本当に様々なアーティストの方との出会いがあり、お仕事をさせていただいているのですが、いわゆる障害のあるアーティストとの関わりの中では、ご本人はどういうことが気になっているのかな、と様々な可能性を想像して、少しでも気づけるようになりたいと思っています。
いわゆる「障害者アート」と呼ばれるものは、言葉以外での様々な発露が「表現」となり、「形」になったものだと思います。
わたしは、「作品」や「アート」と呼ばれるものが作者と誰かとの関係、作者と素材の関係(感覚・間食・音など)、作者とものの関係、作者とことの関係、作者と環境の関係……などなど、様々な物事の間で生まれているのではと思っています。そういったことに、客観的な視点で気づく関わり方ができるといいな、と思っています。(難しい質問ですね!)

Q3 今回プロダクトのデザインとして提供していただいたアート作品は3作品とも独創的で魅力的ですが、その作品たちはどのような背景で「生まれてきた」のでしょうか?大政さんの視点から見た、作品たちのストーリーを教えてください。


土屋さんの「はっぱ」は、土屋さんの代名詞とも言える作品のひとつです。郡山市にある地域生活サポートセンター パッソのなかで行われている創作の時間に生まれた作品のひとつだと聞いています。ペンや絵の具などの画材で、土屋さんのイメージする「葉っぱ」が日々たくさん生まれています。また、シリーズ化はしていますが、土屋さんの場合全く同じ作品はなく、どれも色合いや構図・形などが異なります。初めて見る方は、色とりどりなお団子のようにも見えるかもしれませんが、まわりのスタッフはもうこの作品をみればすぐに「土屋さんの葉っぱだなあ〜」と思うほど事業所内では浸透していると思います。土屋さんは他にも「花」のシリーズや、お寿司のシリーズも描かれています。最近の土屋さんは事業所の施設内にゲイバーを作ろうという妄想?をしており、メニュー作りもしているそうです(笑)

渡邉さんは、郡山市内のグループホームで生活されており、現在はほとんど絵を描かれていません。今回選ばれた作品は、通称「りんご」と「unico犬」と呼ばれています。作品が生まれてきた過程を自分は見ることができていないのですが、unico犬はいまも法人の創作活動プロジェクトのロゴマークとして愛されています。今回プロダクトになったunico犬はロゴマークで使用している作品とは異なり、作品のアーカイブ作業をする中で発見された作品のひとつです。犬というよりネコのような、宇宙人のような、見る人によってイメージが広がる素敵な作品だと思います。


Q4  プロジェクトのおすすめリターンとおすすめポイントを教えてください。


おすすめは「アーティストに会いに行こうツアー」と「ギャラリーツアー」です!
いまのところ、アーティストに直接会う機会はなかなかないので、この機会にぜひ土屋さんと渡邉さんと会っていただきたいです。また、美術館でもじっくりみなさんとお話しできると嬉しいです。

Q5 今回のプロダクトの中でのお気に入りとそのお気に入りポイントを教えてください。


どれも素敵ですが……りんごのネクタイと葉っぱのネクタイです。どちらも、作品のタッチがよく表現されています。作品のよさを活かしつつ、ネクタイとしてのかっこよさを併せ持っていて、素晴らしいプロダクトだなと思います!自分で日常的に身につけることができなくて残念です(笑)

Q6 今回のクラウドファンディングにあたり、アーティストが生み出した作品が広く人の手に届いていきますが、プロジェクトに対して期待している・または抱いている思いはありますか?


美術館で作品や表現・活動などを紹介するときには、「企画展」などを通して、テーマにのせて「表現」をみなさんに届けています。事業所のなかでは、日々、たくさんの作品や表現が生まれ続けていますが、その全てを展覧会で紹介することは難しく、美術館としてはアーカイブなどの活動も行なってきました。
今回MUKUというプロジェクトでは、普段美術館にアクセスしてくださる層とはまた違うみなさまと土屋さんと渡邉さんがつながれるきっかけになるのではないか、と期待しています。日常のなかで、素敵な製品を通じて、誰かのことを想像して。土屋さんや渡邉さんたちが持つ眼差しや「豊かさ」が、日常のなかで広がっていくと良いなと思います。

Q7 大政さんが考える、はじまりの美術館として守っていきたいものは何ですか?


矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、美術館として「常に変わり続けて行くこと」ができるといいなと思っています。わたしたちを取り巻く環境は、常に変わり続けています。何か言葉や枠をつけて言い続けることももちろん大切ですが、美術館として常に何かのヒントとなれるように、ともに考え続けられるように、常に新しい、かつ、根源的な視点をみなさんと共有していけたら、と考えています。

***

MUKUは、はじまりの美術館とコラボレーションし、知的障害のあるアーティストが彼らの違う世界から描いた作品を新しく製品化し、クラウドファンディングプロジェクトで発表しています。残り約20日となりました!!下記リンクから、アーティストの土屋さん、渡邉さんの作品をデザインに落とし込んだ商品が全て見られますので、ぜひサイトを訪れてみてください。

「ON」の時間と空間を彩るネクタイ&ソックス
https://camp-fire.jp/projects/view/122022

「OFF」の時間を彩るTシャツ&トートバッグ
https://camp-fire.jp/projects/view/122055


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