本プロジェクトのクラウドファンディング終了まで残り2日となりました。これまでに192人の方にご支援いただき、支援総額がなんと・・!200万円を超えました・・!!!!!!!公開前に「20万円も集まらない、ヤバイ」と心配していたのが夢のようです・・。ご支援・シェアいただいた方々、本当にありがとうございます!さて、本日はみなさまお待ちかね!(?)、わたくしジャクソンのパン屋さんでの修行の成果をご覧いただきたいと思います。きっと、あなたの脳裏に焼き付き、忘れることができなくなってしまっていることでしょう。。私の作ったこの石クロワッサンが・・。「クロワッサン」の概念を覆しかねない、この硬くて重そうなクロワッサンもどき、果たしてどんな進化を遂げることができたのでしょうか・・?!------------------------------------------------------------------------------今回、パン屋さんで2週間弱、見習いとして勉強をさせてもらいました。もちろん、立派なパン職人になるには全然時間が足りませんが、そんなことを言っていたら何年修行をしても足りないくらい、パン作りは奥が深いものです。無理に無理を言って、2週間だけ修行させてもらえることになりました。今回、パン屋さんで修行させていただく上で学びたかったことは、大きく以下3点でした。①目や手で判断する職人さんの感覚を身に着ける②製パンマシンをどのように使うのか③菓子パン・調理パンを含め、50種類以上のパンを常に店頭に並べているお店のオペレーションがどうなっているのか①目や手で判断する職人さんの感覚を身に着ける発酵中の生地スーパーかわいいレシピ本を見ると、作り方のところには「1次発酵1時間」などと、目安の時間が書いてあります。しかし、実際のパン屋さんでは、毎日の気温と湿度を見ながら、職人さんがこの時間を微妙に調整しています。それは生地の見た目、触った時の感触で判断されます。まさに経験がものを言う領域です。私にはそれが圧倒的に不足していたため、できるだけ自分で判断できるようにならな!ということで、師匠につきっきりで教えていただき、生地作りから学ばせていただきました。②How to use 製パンマシン男前!なミキサー君生地を捏ね回してくれています私はこれまで手捏ね(=オールマンパワー)でクロワッサンを焼いていたため、ミキサー(材料を混ぜ合わせ、パン生地をつくる機材)やシーター(クロワッサンなどのパイ生地をつくる際に生地にバターを織り込むための機材)を触ったことがありませんでした。現地でこれらの機材を導入したとき、私は現地スタッフ(未来のパン職人)に教える立場に立たなければならないため、私が日本で使い方をマスター☆しておく必要があります。初めは、慣れない大きな機材を前に狼狽してしまいましたが、2週間の時を共に過ごすことで、彼らは少しずつ心を開いてくれました。ただし、現地で導入する機材は、修行先で使わせていただいたものとは異なります。その子たちの性格を見ながら、また新たに関係を構築していく必要があります。③厨房のオペレーションは一体どうなっているのか?!私が成形をさせてもらったパンたち朝3:00起きで超忙しい!とは風の噂で聞いたことがありましたが、数十種類ものパンを同時並行して作り上げていくのが、果たしてどんなものなのか・・。パン屋さんでの経験が全くない私には、もはや未知の領域でした。基本的なパンは、生地を捏ね、1次発酵があり、ベンチタイムがあり、成形し、2次発酵があって、ようやく焼成!となります。この工程を、それぞれのパンで時間や温度を変えなくてはならない・・!しかも50~70種類のパン!ド素人の私は、その膨大なマルチタスクを考えただけで軽いパニックになってしまいます(笑)いまだにお店のメニューを全部を一人でやれ!と言われたら、慌てふためいてその辺の資材に足をつっかけて転んでしまいそうです。が!タンザニアでお店をオープンした暁には、修行で学んだ効率化の方法を元に、独自のメニューとオペレーションを考えたいと思います。結論を申し上げますと、2週間では足りません!(笑)そりゃそうです。パン職人さんは製パンの専門学校を出て、理論を学び、その後何年も修行を積むんですから。数日間で職人の域に達してしまったらパン屋さんの商売も上がったりです。(笑)それでも、この2週間で師匠に伝授してもらったありとあらゆることを、なんども脳内リピート再生させて自分のものにし、必ずやタンザニアで美味しいパンをお届けしたいと思います!さて、肝心の石クロワッサンですが、大きな進化を遂げました・・・!ご覧くださいませ。↓タンザニアの粉を使って、生地の仕込みからやらせてもらいました。右と左で最終折り込みの暑さを5mm変えてみました。それぞれ2次発酵の時間を変えて実験してみました!形がそれぞれ異なるのは、私の成形技術の未熟さによるものです。発酵時間を変えてみたクロワッサンいかがでしょうか・・?パン職人さんがみたらまだまだ、だとは思いますが、あの石クロワッサンに比べれば大きな進歩ではないでしょうか・・?!修行中、お店の仕込みが終わってから、タンザニアの粉を使って何度か実験をさせていただいたのですが、やはり粉が違うだけで仕上がりも全然違うものになります。現地の粉の詳細の成分はわからないのですが(現在調査中)、修行先で使っている小麦粉と比べると、タンザニアの小麦粉は見た目も触った感じも大きく異なります。そのため、師匠にアドバイスいただきながら、水の量や2次発酵にかかる時間を少しずつ調整して実験させていただきました。現地では、気温や湿度などの環境、使う機材もまた変わってくるため、現地での調整は私がせねばなりません・・!修行の成果を現地で十分に発揮し、おいしいおいしいクロワッサンをつくるために五感を研ぎ澄ませたいと思います。タンザニアの粉で作ったふわふわ食パンさて、この2週間の修行で、とても急ぎ足ではありますが、パン屋さんのお仕事を一通り学ばせていただきました。私を教えてくださっていた師匠は、パンをつくり続けて45年。そんな大ベテランの師匠がある日、まかないの朝ごパンを頬張りながら、おもむろに言いました。「職人とは、来た時よりも美しく、ができる人のことだよ」と。ある程度のスキルは、鍛錬で身に付けることができる。でも、怠りがちなことを当たり前のように継続できるかどうか。が、一流かそうでないかを分けるんだよ。そんな意味が込められているのではないかと思います。実際、師匠は空き時間があれば掃除をし、仕込みが終わった後ももう一度掃除をしていました。自分の使わせていただく場所を自分の手で綺麗にする、というのは、日本が世界に誇るべき文化かもしれません。私が現地で無事に工房をオープンした暁には、職人さんたちにはパン作りだけでなく、職人としての姿勢も含めて伝えていきたいな、と気を引き締め直しました。そうしたらきっと、素晴らしい工房だ!と見学取材が相次ぎ、お店も連日人が並び・・とそんなところまで妄想が膨らみ、ワクワクどちどち、私の脳みそは今お花畑でございます・・♡<ゲストネームでご支援いただいた方へ>実はプロジェクト終了まで、私はみなさまの個人情報を受け取ることができなくなっております。そのため、現在どなたが支援してくださっているのか把握できていない状態です。大変恐縮ですが、Twitter、Facebookより私に直接ご連絡をいただけると嬉しいです。直接感謝の気持ちをお伝えさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、引き続きSNS等でのシェア、ご支援をいただき本当にありがとうございます。毎度嬉しくてスマホでスクリーンショットさせていただいております・・。さて、いよいよ明後日からのパン屋さん修行を控え、ドキドキワクワクが止まらない私ですが、箸休めに本日は、Kelvinくんとのちょめちょめな話をさせてください。Kelvinくん20歳Kelvinくんとは、私が雇用したい!と思っているストリートボーイたちの一人です。↓こんな子です。----------------------------------------------------------------------------彼は生まれてすぐに両親をエイズで亡くし、おばあちゃんに育てられていました。しかし、6歳になった時にそのおばあちゃんも亡くしてしまい、それからはストリートで生活しています。一度は学校に通っていた時期もありましたが、一人で生きていくには食い扶持も稼ぐ必要があります。昼間は、信号待ちしている車の窓拭きで小銭を稼ぐようになり、学校へ通うことは諦めざるを得ませんでした。そして現在、同じような境遇の仲間で集まり、助け合いながらストリートでの生活を続けています。中でも彼は、みんなのお兄ちゃんのような存在です。----------------------------------------------------------------------------私と仲良くしてくれているストリートボーイの子たち。かわいい。彼は普段、行き交う車の間をぬって歩き、ルームシューズを売って生計を立てています。「ホテルへのクロワッサンの卸しに絞ろう!」と私が決める以前、私は毎日のように惣菜パンやパウンドケーキを焼いていました。あまりにもたくさんの量ができるので、自分だけでは消費できなくなり、ある日私はKelvinくんにそれらの余りを持って行き、道で売ってみないか?と持ちかけました。日本発祥のメロンパン。タンザニアにはないため大変珍しがられる。見たこともないケーキとパンを見るなり彼は歓声をあげ、二つ返事で「売りたい!」と言ってくれました。ちょうどその前日は大雨だったため、路上でルームシューズを売り歩く彼にとっては大打撃。いつもの1/3しか稼げていませんでした。とはいえ、私もそっくりそのままパンをあげる、なんてことはしません。路上でとはいえ、彼も立派に商いを続けてきた人です。私は彼に取引を持ちかけました。その日の売上から原価分だけを、夜私に返してくれ、と。パンの原価を一つずつ教え、それを作るまでに私がかけた時間、そのパンを売るために私が買ってきた容器の値段・・すべてをノートに書き出し、目の前にあるパンをいくらで売るべきか?を彼自身で考えてもらいました。通勤帰宅ラッシュでは渋滞が起きる。都市ダルエスサラームの幹線道路Kelvinくんがいい子であることは知っていましたが、正直、そのまま持ち逃げされても仕方がない、と私は思っていました。つまり、夜になって彼がお金を返しに来なくてもしょうがない、と。ちなみに、Kelvinくんと別れた後に、現地の友達にこの話をすると、「バカじゃないの?!そんなの返ってこないに決まってるでしょ!私だってトンヅラするわよ!」と全員が言っていました(笑)カメラを向けた時のポーズは忘れないKelvinくんしかし!そんな薄汚い心をもった私たちの予想をよそに、彼は夜になるとしっかり自分からお金を返すために連絡を寄越してくれたのです。ほーーーら、見ろ。と言いたいですが、私も疑っていたわけですから、彼には本当に申し訳ないことをしたな・・と反省です。驚きはもう一つ。Kelvinくん、なんと私の予想利益よりもかなり稼いでいたのです。夕方以降、帰宅ラッシュでケーキの売れ行きが良いのを見ると、彼は価格を釣り上げ即完売させてしまったのです。さすが毎日練り歩いているだけあります。マーケットを読む目が鋭い!彼の商い魂に関心しつつ、私はパンとケーキの原価をKelvinくんから無事回収できたのでした。ところが!この日、感動はこれだけでは終わりませんでした。別れ際、手を振る私の手を突然ガシっっと握るKelvinくん!おやおや、これは予想だにしませんでしたが少女漫画的な展開ですか??!壁ドンきますか??マジか!!!年の差結構あるよ?大丈夫???!おばちゃんそげんことする準備できてないよ?!!きゃーー!(?)と身構える私をよそに、強引な行動とは裏腹に何やらもじもじしているKelvinくん。・・ん?壁ドンでもキスでもないんですね?頭の上にはてながいっぱいの私に彼は言いました。「今日ゆかは僕のところに来るために、何回も往復してくれただろ。だから、これは交通費だよ。全然足りないと思うけどさ。」そういって、彼は私の手に金を握らせました。数秒たってやっと理解した私の目からは、温かい汗が溢れて頰をつたいました。彼が私にくれたのは2,000Tsh(日本円で約100円)。彼にとっては晩御飯1食分です。壁ドンでもキスでもなかったことはこの際どうでもよくて、私は彼の善意を前に言葉を失って途方にくれました。ぐしゃぐしゃになった2,000Tshを握りしめて。「なんで泣いてんだよ〜」とオロオロするKelvinくんを前に、たくさんの人が行き交う道端で、私は泣きながらただひたすら「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返したのでした・・。高層ビルが少ないため、夕方になると夕日が綺麗に見えます。最後までお付き合いいただきありがとうございました。君のためにわたし、頑張るよ。と誓った夜の小話でした。<ゲストネームでご支援いただいた方へ>実はプロジェクト終了まで、私はみなさまの個人情報を受け取ることができなくなっております。そのため、現在どなたが支援してくださっているのか把握できていない状態です。大変恐縮ですが、Twitter、Facebookより私に直接ご連絡をいただけると嬉しいです。直接感謝の気持ちをお伝えさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。
ご支援・拡散のご協力をいただいた皆さま、本当にありがとうございます。1月31日現在で、パトロン総数104名、支援総額1,228,000円となりました。これもひとえに、皆様がSNS等でシェアしてくださったおかげです。面識もないのに支援してくださった方、数年ぶりに連絡をくださった方、本当に本当にありがとうございます。そのお気持ちだけでとても嬉しく、メッセージをいただく度にウルウルしています。正直、こんなに支援していただけるとは想像だにしておりませんでした。支援してくれるかもしれない身内に声をかけたとしても、当初の見積もりでは「20万円も集まらないかも・・?(汗)」という感じでした。ですので、目標金額を100万円に設定してはいたものの、残りの80万円は賭けでした。私には失うものがないからKelvin達のために夢をみてみようと・・。皆さまから支援をいただく度に、私にはメールで知らせが届くのですが、あまりの頻度で嬉しい知らせが届くので、途中から追いつかなくなりスマホから手が話せなくなりました(笑)ご支援いただいた皆さま、心より感謝申し上げます。とはいえ、100万円で設定していた目標金額も、実は本当に必要な額の1/4です・・。実際には、パン屋さんの機材、内装費等をすべて含めると400万円ほど必要となります。<初期投資額内訳>コンベクションオーブン…約60万円ドゥーコンディショナー…約60万円ミキサー…約35万円リバースシーター…約40万円ラック…約10万円シンク…約5万円ワークテーブル…約10万円冷蔵冷凍庫…約55万円瞬間冷凍機…約65万円その他調理器具…約6万円内装費…約60万円合計:約406万円足りなければ、消費者金融から借りてくるつも・・というのが冗談になるよう、この度ネクストゴールとして400万円を設定させていただきました。引き続き、温かく見守っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!<おまけ>プロジェクトページのトップ画像を少し変えたのですが、お気づきでしょうか?実は、公開後すぐに大学時代の先輩からご連絡をいただきました。「丸つけてる位置、完全にケニアやで」大ッッッッ変申し訳ございませんでした。「アフリカ大好き女」とか名乗っておきながら、まさか自分が住んでいる国の位置を誤るなんて・・不注意すぎました。そんなわけで微妙に丸の位置を修正しました。タンザニアはケニアの南に位置する、日本の約2.5倍の面積を持つ国です。
改めまして、ご支援くださった皆さま、SNSでシェアにご協力してくださった方々、本当にありがとうございます!現時点で77万円ものご支援をいただき、当の本人がいちばん驚き、ビビっております・・。みなさまに託していただいた希望をしっかり現地に還元できるよう、がんばります!引き続き応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。さて、本日は私の【人生初めてのクロワッサン】を晒したいと思います。支援してくださった方、「あれ、コイツ支援したの間違ったかな・・」と不安になったかと思います。安心してください、私もこんなの見せられたら不安になります。(笑)そう、これが私が人生で初めてタンザニアで作ったクロワッサンです。インスタ映え風にカメラワークを工夫していますが、どう足掻いてもこれは失敗です。おそらく、素人とはいえ、大抵の方がこれよりうまく作れることと思います。(笑)こんなんでも私は、生活費すら圧迫しかねない高いバターを無駄にしまい!と、とても一生懸命に作りました。それでも、出来上がったたのは石でした。豆腐のように貧弱な私のメンタルは、この時「ポキっ」と音を立てて折れました。しかし、翌日には「ゆか、ビジネスは順調か?」と満面の笑みで尋ねてくるKelvinくんがいます。Kelvinくんは、私が親交の深いストリートボーイズたちのリーダー的存在の子です。ワクワクして聞いてくれる彼に「全然ダメだ」なんて言えないので、代わりに、わたしは簡単に諦めることをやめました。2回目につくったクロワッサンめちゃくちゃ重たそう。軽くてサクサクのクロワッサンとは程遠い。クロワッサンは、バターを生地にたくさん折り込んでつくります。そのバターを、折り込み中に溶かさないようにするのが基本中の基本、超重要事項なのですが、ご存知の通りタンザニアは死ぬほど暑い・・!日中の室内温度は35度を超えてしまいます。そのため、クロワッサンをつくるために部屋には冷房をとりつけ、冷凍庫も駆使することにしました。バターの匂いにまみれてクロワッサンを作り続ける毎日・・。すると、少しずつですが希望の光が見えてきました。十数回目に作ったクロワッサンまだまだ重そうですが、初回のものより少しはマシになりました二十数回目に作ったクロワッサン。「ええい、ままよ!」と、このクロワッサンを携え、初めてホテル営業に繰り出しました。調子に乗ってアレンジとか加え出しましたいちばん最近焼いたクロワッサン美しい蜂の巣には程遠い。まだまだです。「4ツ星、5ツ星ホテル」からオーダーとってくるなんて、相当にうまいクロワッサンを作れるんだろう!と期待してくださった方、期待を裏切ってしまい申し訳ありません。ご覧いただいた通り、私のクロワッサンはまだまだです。超ド素人です。職人さんが見たら「なんて無謀な!」ときっと笑われることと思います。自分でも無謀なことは承知しています。でも、どうしてもやりたいんです。どうかどうか、クロワッサンの作り方を教えていただけませんでしょうか・・!と知人のツテを辿って懇願していたところ・・なんと、こんな私を見習いとして置いてくださるパン屋さんが見つかりました!!!そんなわけで、来週から日本のパン屋さんで修行させていただきます。きっとみなさまが唸る美味しいクロワッサンを作れるようになります!引き続き、温かく見守っていただけたら嬉しいです。<ゲストネームでご支援いただいた方へ>実はプロジェクト終了まで、私はみなさまの個人情報を受け取ることができなくなっております。そのため、現在どなたが支援してくださっているのか把握できていない状態です。大変恐縮ですが、Twitter、Facebookより私に直接ご連絡をいただけると嬉しいです。直接感謝の気持ちをお伝えさせてください。どうぞよろしくお願いいたします。