【できたら、若い世代に参加してほしい。】
うちやまコミュニティ農園の農地は、数年耕作がされていなかった農地をお借りしてスタートしています。という事もあり、畦が崩れてしまっていたので、今年の田んぼは畦の作り直しからスタートです。
さて、まずは、低くなってしまっている畦に盛り土をします。園主の磯村さんは農業が本業ですが、わたくしエハラは完全なるデスクワーカーなので、鍬作業はきついです(笑)でも、シンボル高谷岩のパワーや、鳥のさえずり、カエルの鳴き声、水路のせせらぎの音に癒されながら、かつ仲間と一緒にやっていると、そんなに苦にならず、日ごろの運動不足を解消する素晴らしい作業です。
次は、畦シートを盛り土したところに貼り、固定していきます。これは、田んぼの水が漏れてしまわないように設置していきます。固定する棒も自作しながら、貼っていきます。合計作業時間3時間程度でしょうか、ついに畦が完成です。
そして、いよいよ、水を入れます!!水は生命の源。こうやってガンガン水が入ってきてくれると、自分にも活力がみなぎってきます。畦づくりでの疲労が吹っ飛ぶほど、水、最高です。
これで5月26日の田植えに何とか間に合いそうです。まだ、田植えすらしていませんが(笑)、お米の収穫とみんなでワイワイいただくのが楽しみです。
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さて、今回の活動報告、タイトルを【できたら、若い世代に参加してほしい。】としてみました。最後に、僕たちのちょっとした思いをつづらせていただきます。
冒頭、うちやまコミュニティ農園は、数年間使われていなかった農地をお借りしてスタートしていると、お伝えしました。
佐久はもともと農村ですから、農地はたくさんあります。しかしながら、どこの田舎も同じ課題を抱えているとは思いますが、内山地区も例外ではなく、担い手が不足していて、耕作が行われない土地が増えてきてしまっています。
実際、僕たちのお借りしている土地のある一体も、おそらく3割程度しか耕作されていません。
クラウドファンディングのページにも記載しましたが、佐久の農の文化はとても素晴らしいと思っていますし、100年先にも繋いでいくべきものと思っています。この環境が残っていて、農作などを皆が楽しみながらできるコミュニティがあるという事は、生きる上での安心感につながると思っているからです。
でも、データから見ても農業の担い手や耕作放棄地の増加を考えると、近い将来(10年とかそのレベル)、この豊かな里山資源はどうなってしまっているんだろうと、ふと不安になります。
という意味でも、できたら比較的若い世代がコミュニティ農園で農作に触れてほしいと思っています。でも、若い世代は忙しいから、農に触れたいと思っていてもなかなか一歩が踏み出せない。だからこそ、良い意味での「ゆるさ」が大切で、「お互い様の精神」で責任分散して、自分のペースで参加できる農園を目指しているわけです。コミュニティの力をつかって、楽しみながら、この素敵な環境や技術を先の世代につないでいきたいです。
本当に小さな一歩かもしれませんが、100年後にもこの素晴らしい資源を残せるように、という思いも抱きながら活動しています。共感していただける皆様、ぜひ一緒に活動していただけると嬉しです。