【うちやまコミュニティ農園オープニングイベントを開催しました】多くの皆様に応援いただき、無事目標達成することができました。本当にありがとうございます&皆さんに必要とされる場をつくっていきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。さて、先日6月8日。うちやまコミュニティ農園のオープニングイベントを行いました。その様子を綴ってみます。午前中は、メンバー中心に「大豆の種まき&田んぼ・夏野菜の管理方法勉強会」を、お昼からは、クラウドファンディングのリターンでもご協力いただいている、お隣の地区平賀にあるMaru Cafeさんにスペシャルランチをお願いし、オープニングイベントとして食事会&交流会を行いました。天気予報は完全に雨だったのですが、雨はほとんど降らず、午後は晴れ間も見えるほど天気にも恵まれ、とても楽しい一日になりました。大豆の種まきをしてくれたメンバー園主の磯村さんより、大豆の種まきの方法を学びます。そして、みんなで基準となる線をひっぱり、分担して種を蒔き、土をかぶせていきます。これだけ人数がいるとアッという間に終わります。時間的にすぐ終わる、というメリットもありますが、ふと出てくる雑談が楽しかったりするんですよね。今回は参加者も多かったので、はじめましての方も多かったのですが、皆さんあっという間に仲良くなっていた気がします。コミュニティでやることのメリットであり、自然や土に触れるメリットですね。さて、今回の大豆ですが、栽培→収穫→加工(味噌)まで行います。なんでも手軽に買うことができる便利な時代になりました。これはある意味分業が進んだ結果でもあります。だからこそ、自分で最初から最後までの工程をやってみる体験って大事だったりすると思っています。個人的には、調味料を自給できることは素敵だなぁと思っているので、だんだんと作れるものを増やしていきたいと思っています。さて、お昼です。見てください、マルカフェさんの色鮮やかなランチ。マルカフェさんにお願いしてよかったなと、思います。料理以外に花もマルカフェさんが用意してくれたのですが、こうやって雰囲気作りまでしてくれるのが、本当にありがたいです。実は2019年度農園メンバーがこんなに集まるのは初めてだったので、自己紹介しつつ、今年どんなものを栽培したいかや、この場をどんな場にしたいかなどなど楽しくお話ししました。マルカフェさんのランチは彩もきれいだし、もちろんおいしいし、会話がはずみます。そして、マルカフェさんにワーキングホリデーで来ているユリアさんが、デンマークなど北欧の民謡を5曲も歌ってくれました。ワタクシエハラ、残念ながら歌詞は分かりませんでしたが、優しいながらも、時折力強い歌声や音色が、うちやまコミュニティ農園の自然環境ともマッチして、なんとも素敵な時間になりました。ユリアさんありがとうございました。最後は、メンバーとすでに作付けしてある作物の管理方法や農園の利用方法などを確認し、みんなで片づけて、会は楽しく終了しました。これだけ人がいると、片付けもあっという間です。大変なことは、みんなでやったほうが、楽で楽しいですね。さて、最後の一枚です。メンバー以外の参加者も多かったのですが、たまたま今年のメンバーだけが写っている、しかも何とも愉快な写真発見。今日来ていない方もいますが、こんなメンバーでお送りしていきます。まだまだメンバー募集中ですし、もちろんイベント参加や農体験や農作勉強会だけ参加してみたいというのも全然OKなので、ぜひお気軽にお問い合わせください。今後はこちらのフェイスブックページにて発信していきますので、よろしければフォローお願いいたします!https://www.facebook.com/uchiyama.community.farm/
【コミュニティ農園の、少し先のこと。】早いもので、クラウドファンディングも、本日を残すのみとなりました。ご支援のほか、投稿のシェアなど、応援していただき本当にありがとうございます。さて、うちやまコミュニティ農園は「食の安心安全」「農作技術の習得」「もう一つの居場所(コミュニティ)」の三つの柱を大切しているのは本ページにも掲載した通りです。そして、今日は「+1」のコワーキングについて、です。コワーキング「スペース」という言葉が広まっているので、もしかしたら、オフィススペースを共有する場がコワーキングだと思われるかもしれませんが、実はコワーキングはもっと広い意味を持っています。サービス名というより概念といったほうがいいかもしれません。そして、コワーキングは、よくこのように表現されます。「場所<人」コワーキングは場所ありきではなく、人ありき。という事です。もちろん、コワーキング「スペース」では場所も共有します。しかし、それ以上に、集まっているメンバーの知識や知恵、経験が有機的に繋がることに醍醐味があると思っています。僕の運営しているコワーキングiitoco!!でも様々なコラボレーションが生まれています。コワーキングiitoco!!にたまたま集まり、鹿革をつかった製品についてあーだこーだ対話する図さて、本題の「+1」に戻しますと。究極、場所はどこでもいいんです。要は「人」だからです。だから、「農園」にコワーキングの概念を持ち込んだらとても面白いんじゃないかと思ったのです。農園なので、あくまでも軸は「農」ですが、ここに集まる人の知恵や経験を掛け合わせたら、何か地域にとってもよい活動が起こると思っています。実際現時点で2019年度会員権にご支援いただいている皆さんを見てみても、塾講師だったり写真や映像編集が得意だったり、料理家だったり、違う視点で農園をやっていたり、はたまは革製品の作家さんがいたり・・・。このように様々な特技を持っている人たちが集まっています。これだけ見ても、農を軸に何か楽しいことが起きていくんじゃないかと、すでにワクワクしています。あと、今更な紹介になってしまったのですが、今回リターンでご協力いただいている皆さんとも「コワーキング」してきたいと思っています。【柏屋旅館】さんや【野澤館】さんは、「旅×農」で外から人を呼び込むことができます。【Maru cafe】さんは地元以外にもファンのいる自然派のカフェなので「食×農」でハイセンスな食事会が開催できると思っています。また、何となく最近の動向をみると「アート」の方向に進んでいくんじゃないかと勝手に僕が思っている【TELT】さんは、人と佐久を繋ぐ場所なので、その一つのつながりとしてコミュニティ農園は広げていくことができます。そして【コワーキングiitoco!!】のメンバーとも、【つながり自然農園】のファンの皆さんともコワーキングができると思っています。(もちろん今回ご紹介できていない面白いコミュニティや人もいるので、その皆さんともコワーキングしていきたいです)さらには、実はこれらのコミュニティは佐久の東側にかたまっていて、勝手に「東佐久の大三角形」と呼んでいますが(笑)、ゆるーく力を合わせていけば、地域の魅力を発信し、地域外から人を呼ぶこともできると思いますし、何より「日常」がより楽しくなっていくと思っています。やはりまずは自分たちの日常が楽しいこと、これに尽きます。自分たちが楽しい日常だからこそ、外の人にとっての魅力になるし、継続的なつながりになっていくと思っています。と、コミュニティ農園の少し先のことを綴りましたが、まずは、農園として機能させ、コミュニティとして人が集まり交流が生まれる場づくりをしっかりやっていきたいと思います。そして、今回つづったような「面白いコト」が自然発生していってくれることに期待しています。こんな場所を創っていきたいと思いますので、共感していただけた皆様、ぜひ一緒に創っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。
【2019年のスケジュール作ってみました。〜月に1度は、集まって交流できたらいいですね〜】 うちやまコミュニティ農園の2019年度スケジュールができました。6月~正式オープンですが、自然は待ってくれないので、すでに実施してしまっているものもありますが、今年はこんな感じでやっていきたいと思います。とはいうものの、農地にはまだ余裕がありますし、メンバーと一緒に何を栽培したいか相談しながらやっていきたいと思います。実は、田んぼの水で湿ってしまう農地があって畑には適さない場所があるのですが、僕はそこに「せり」を植えてみようかなと思っています。収穫して、せり鍋にするのが楽しみです。このように、メンバーそれぞれが植えたいものを植えてみると、愛着もわくし楽しいと思っています。 現時点での予定です。さて、うちやまコミュニティ農園の大切にすることの一つ。以前も触れましたが「自分のペースで参加する」という事。 人にはそれぞれの生き方がありますし、状況や環境が変われば優先順位も変わります。でも「農に触れたい」という共通の思いを持ったメンバーが集まっているわけですから、そこは仲間として尊重し合ってお互い様を大切にやっていこうと思っています。また、義務感で参加してしまうと、とたんにつまらないものになってしまうと思うんです。だからこそ、自分のペースで参加することは大切だと思っています。 とはいうものの・・・、まったくメンバー同士が会わないのも交流が生まれにくいですし、実際「農に関しては素人」な人が多いはずなので、以前も活動報告にて共有させていただきましたが、上述のスケジュールの様に「月1回はなるべく集まって、植え付けや収穫、農作や日々の管理を学ぶ日」を作ってみました。その日は、農作以外にも交流ができるイベントを開催したりしたいと思います。もちろん、参加できなくてもOKです。その場合、フォローは会員限定のfacebookグループや、以前もご紹介した「UCFチャンネル」等でしていきたいと思います。 基本的に農作物のシェアをすることもありメンバー制の農園としていますが、メンバー以外の方ももちろん参加していただけます。あと、遠方だけどたまに佐久に来た際には農園を使いたいし農作物もほしい、という方向けにサポーター会員という形で料金を抑えたプランも用意しました。(※詳しくはお問い合わせください。皆さんに合うプランをご提案させていただきます。)メンバー始め、内山の地域の方、そして地域外に方など、多くの方が交差、交流して、内山の賑わいの一つになればと思っています。
【食の安心安全とは何なのか】うちやまコミュニティ農園の田んぼ。前回の活動報告にて、畦づくりの様子を投稿させていただきました。そして、今回はいよいよ田植えです。田植えの方法もいろいろありますが、今年は、水をある程度抜き、田んぼに均等に線を引き、そこに苗を植えていく方法をとりました。参加メンバー中半数以上はド素人なわけなので、焦っても仕方ありません。ゆっくり、自分のペースで、時々周囲の自然に癒されながらすすめました。園主の磯村が、ゆるーく優しくレクチャーします。これって結構重要です全員が黙々と作業することもあれば、誰かがちょっと腰を上げて「ぼそっ」と何か話すと、それに呼応してみんなで雑談が始まる。土をいじっているせいでしょうか、自然の癒し効果でしょうか、会話もついついはずみます。「農業」としてとらえてしまうと、緊張感が出てしまうかもしれませんが、「暮らしの中に農」ならば、こういった「ゆるさ」も楽しいです。のらりくらりやりながら、何とか、午前中いっぱい使って手植えで田植えが完了しました。いったい、この田んぼからどれくらいの量のお米が収穫できるのか。そんな会話も出ましたが、しばらく使われていなかった農地なので、予想がつきません。肥料は入れてないですからね・・・。でも、たくさん採れたら採れたでうれしいし、全然予想よりも少なかったら、ある意味笑えるし、次の年に向けての学びになります。収穫したら、メンバーの某料理家さんに、おにぎりにしてもらいましょう。(せっかく来てくれたのに、一緒に写真撮るの忘れた・・・汗)今から、とても楽しみです。うちやまコミュニティ農園の大切にすることの一つに「食の安心安全」があります。食の安全性に関する情報が氾濫していて、何か正しいのか正直わからない昨今です。これに関して、園主の磯村もよくいっていますが、こんな時代だからこそ、こうやってまず自分で作ってみる。そうすることで分かることもたくさんあると思います。うまくいったいかないもそうですが、プロセスをしっかり把握して、学んでいきたいと思います。来月は大豆を作付けします。そしてその大豆で収穫後味噌づくりをする予定です。「生産→収穫→加工」までの流れを一連で体験することって、分業が進んだ現代ではなかなか経験できないことですから、きっととても面白いと思います。
【できたら、若い世代に参加してほしい。】うちやまコミュニティ農園の農地は、数年耕作がされていなかった農地をお借りしてスタートしています。という事もあり、畦が崩れてしまっていたので、今年の田んぼは畦の作り直しからスタートです。さて、まずは、低くなってしまっている畦に盛り土をします。園主の磯村さんは農業が本業ですが、わたくしエハラは完全なるデスクワーカーなので、鍬作業はきついです(笑)でも、シンボル高谷岩のパワーや、鳥のさえずり、カエルの鳴き声、水路のせせらぎの音に癒されながら、かつ仲間と一緒にやっていると、そんなに苦にならず、日ごろの運動不足を解消する素晴らしい作業です。次は、畦シートを盛り土したところに貼り、固定していきます。これは、田んぼの水が漏れてしまわないように設置していきます。固定する棒も自作しながら、貼っていきます。合計作業時間3時間程度でしょうか、ついに畦が完成です。そして、いよいよ、水を入れます!!水は生命の源。こうやってガンガン水が入ってきてくれると、自分にも活力がみなぎってきます。畦づくりでの疲労が吹っ飛ぶほど、水、最高です。これで5月26日の田植えに何とか間に合いそうです。まだ、田植えすらしていませんが(笑)、お米の収穫とみんなでワイワイいただくのが楽しみです。※※※※※※※※※※※※さて、今回の活動報告、タイトルを【できたら、若い世代に参加してほしい。】としてみました。最後に、僕たちのちょっとした思いをつづらせていただきます。冒頭、うちやまコミュニティ農園は、数年間使われていなかった農地をお借りしてスタートしていると、お伝えしました。佐久はもともと農村ですから、農地はたくさんあります。しかしながら、どこの田舎も同じ課題を抱えているとは思いますが、内山地区も例外ではなく、担い手が不足していて、耕作が行われない土地が増えてきてしまっています。実際、僕たちのお借りしている土地のある一体も、おそらく3割程度しか耕作されていません。この様に荒れ始めてしまっている農地もあります。クラウドファンディングのページにも記載しましたが、佐久の農の文化はとても素晴らしいと思っていますし、100年先にも繋いでいくべきものと思っています。この環境が残っていて、農作などを皆が楽しみながらできるコミュニティがあるという事は、生きる上での安心感につながると思っているからです。でも、データから見ても農業の担い手や耕作放棄地の増加を考えると、近い将来(10年とかそのレベル)、この豊かな里山資源はどうなってしまっているんだろうと、ふと不安になります。という意味でも、できたら比較的若い世代がコミュニティ農園で農作に触れてほしいと思っています。でも、若い世代は忙しいから、農に触れたいと思っていてもなかなか一歩が踏み出せない。だからこそ、良い意味での「ゆるさ」が大切で、「お互い様の精神」で責任分散して、自分のペースで参加できる農園を目指しているわけです。コミュニティの力をつかって、楽しみながら、この素敵な環境や技術を先の世代につないでいきたいです。本当に小さな一歩かもしれませんが、100年後にもこの素晴らしい資源を残せるように、という思いも抱きながら活動しています。共感していただける皆様、ぜひ一緒に活動していただけると嬉しです。