【食の安心安全とは何なのか】
うちやまコミュニティ農園の田んぼ。
前回の活動報告にて、畦づくりの様子を投稿させていただきました。
そして、今回はいよいよ田植えです。田植えの方法もいろいろありますが、今年は、水をある程度抜き、田んぼに均等に線を引き、そこに苗を植えていく方法をとりました。
参加メンバー中半数以上はド素人なわけなので、焦っても仕方ありません。ゆっくり、自分のペースで、時々周囲の自然に癒されながらすすめました。
全員が黙々と作業することもあれば、誰かがちょっと腰を上げて「ぼそっ」と何か話すと、それに呼応してみんなで雑談が始まる。土をいじっているせいでしょうか、自然の癒し効果でしょうか、会話もついついはずみます。
「農業」としてとらえてしまうと、緊張感が出てしまうかもしれませんが、「暮らしの中に農」ならば、こういった「ゆるさ」も楽しいです。
のらりくらりやりながら、何とか、午前中いっぱい使って手植えで田植えが完了しました。
いったい、この田んぼからどれくらいの量のお米が収穫できるのか。そんな会話も出ましたが、しばらく使われていなかった農地なので、予想がつきません。肥料は入れてないですからね・・・。
でも、たくさん採れたら採れたでうれしいし、全然予想よりも少なかったら、ある意味笑えるし、次の年に向けての学びになります。
収穫したら、メンバーの某料理家さんに、おにぎりにしてもらいましょう。(せっかく来てくれたのに、一緒に写真撮るの忘れた・・・汗)
今から、とても楽しみです。
うちやまコミュニティ農園の大切にすることの一つに「食の安心安全」があります。
食の安全性に関する情報が氾濫していて、何か正しいのか正直わからない昨今です。これに関して、園主の磯村もよくいっていますが、こんな時代だからこそ、こうやってまず自分で作ってみる。そうすることで分かることもたくさんあると思います。うまくいったいかないもそうですが、プロセスをしっかり把握して、学んでいきたいと思います。
来月は大豆を作付けします。そしてその大豆で収穫後味噌づくりをする予定です。
「生産→収穫→加工」までの流れを一連で体験することって、分業が進んだ現代ではなかなか経験できないことですから、きっととても面白いと思います。