はじめまして。石巻うまいもの株式会社と申します。
東北の宮城県石巻市にあります。
石巻市って聞いたことありますか?2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。というと分かるかもしれませんね。
石巻市は太平洋に面し、三陸沖という世界有数の漁場に恵まれ、さまざま魚が水揚げされる大きな漁港があります。そしてたくさんの水産加工会社があります。震災により今ではちょっと減ってしまいましたが。
漁業以外にも町を流れる北上川という豊かな水源に恵まれていて、ササニシキ・ひとめぼれの稲作を筆頭に様々な農畜産業も盛んなところですよ。
その石巻で「食」に携わる10社が、震災からの復興を過去に戻るものでなく、一致団結して新しい味作りに挑戦するきっかけとしようとして、立ち上げたのが「石巻うまいもの株式会社」です。
2013年に協議会として発足し、2016年に株式会社に組織変更を行い、現在は石巻市内商店街に「石巻うまいものマルシェ」を開店させ、生産者の顔が見えるセレクト・アンテナショップの運営も行っております。
今回は「石巻金華」ブランド第2弾となる「釜めし」をラインナップに入れたいと考えており、釜めしで有名な石巻の老舗割烹料理「滝川」さん協力の下、より本格的な逸品となる「石巻金華釜めし」の商品開発を行います。
ブランド名にある「金華」とは、石巻の太平洋上に浮かぶ島「金華山」に由来するもので、「黄金の島」として信仰を集める黄金山神社があり、「3年続けてお参りすれば、一生お金には困らない」と言われている、石巻ではとても身近でありがたい幸運の島なのです。また、金華山沖は豊富な種類の魚介類が水揚げされる、世界有数な漁場の一つでもあります。
その「金華山」に因み、石巻地方の恵まれた食材を使い、美味しさをもって、全国、世界中の人たちに、笑顔と幸福を届けようという想いを込めて「石巻金華」というブランドを立ち上げました。
そのブランドマークには、石巻に浮かぶ金華山と自然豊かな海を背景に、石巻の海岸に並ぶ黒松をあしらいました。
第1弾として2018年春に開発したのが専門店のプロが作ったお茶漬け「石巻金華茶漬け」です。
通常ならどうしても冷凍や冷蔵になってしまう水産加工品を、それぞれの会社の優れた加工技術を結集し、美味しさをさらにアップさせて常温保存を可能にした商品になりました。
こだわったのは石巻地方で水揚げされたり、加工された水産物を使うということと、食べ応えのある大きな具材を使ったところです。出汁には石巻で創業115年を超えた老舗のかつおぶし屋である「丸平かつおぶし」が吟味した国産のかつお節と、石巻の海藻を手掛けている「富士國物産」が吟味した三陸産のわかめを使い、まさにその道のプロがそれぞれの専門分野のノウハウを駆使して仕上げた商品とすることができました。
発表の場となった試食会では、どの年代の方からも「おいしい!」と好評をいただき、テレビのニュース放映や新聞にも掲載され、販売も好調となっております。
今回はその「石巻金華」ブランドの第2弾として「釜めし」を開発します。
「石巻金華茶漬け」を買っていただいたお客様から、一品でもっと食べ応えのある商品をという要望が数多く寄せられたことから発案しました。
釜めしであれば、その一品で満足できる食事にもなるし、また各社得意の具材を使ってバリエーションも増やすことができますから。
そこで、釜めしで有名な石巻の老舗割烹料理「滝川」さんにも参加していただき、より本格的で「石巻金華」ブランドに相応しい「逸品」を目指すことにしました。
大正3年創業の滝川さんの店舗も震災で大きな被害をうけました。2013年6月に元の場所に再建した新店舗をオープンさせるまで、約2年におよぶ仮設店舗での営業がありました。
四代目店主の阿部司さんは「震災後もまたここで営業できる喜びを忘れずに石巻の食文化、地元の食材を大事に守り、石巻の食材の素晴らしさを活かしていくことを一料理人として応援したい」という思いの下、今回の商品開発に協力してくれることになりました。
滝川さんには料理人として、我々にはない視点でのアドバイスをしていただき、「うまいものメンバー」は、各社自慢の具材を釜めしのご飯にどのようにマッチさせていくかを考えます。
そして、釜めしのお米には農業法人の「田伝むし」が農薬を一切使わずに栽培をするササニシキを使用します。田伝むしは農薬や化学肥料を使用しないで稲本来の生命力を引き出し、健康に貢献するお米作りを目指しており、それは「子どもたちに安心して食べさせられるお米を作ろう」という理念からきています。代表の木村純さんは「ササニシキは粘りが少なく、おかずを引き立たせ、冷めても美味しいといった特徴があり、今回の釜めしには最適なお米です」と自信を持って薦めてくれました。
釜めしのキーになるタレは石巻で創業100年を超える味噌・醤油の老舗「山形屋」さんが担います。明治41年から石巻の地で伝統の味を守り続けてきたその匠の技は、まさに「石巻金華釜めし」に必要不可欠なピースとなります。
主役となる具材には、さば、牡蠣、しゃけ、サンマ、たらこ、せせり、ほや、あなごなどを取り揃えて、それぞれの素材の特徴を熟知した専門店のプロが、これまでにない「石巻」らしい釜めしを作りあげます。もちろん、石巻由来の食材を使います。
試作してみた釜めし、見るからに美味しそうじゃないですか?
50,000セットを超える出荷となった「石巻金華茶漬け」は、宮城県内の空港や仙台駅、道の駅での販売でしたが、「石巻金華釜めし」は販路を県外、主に首都圏にも拡大し、イベントなどにも積極的に参加して商品のPR活動を行い、年間で10万セットの販売を目標とします。
石巻の復興を石巻のうまいもので成し遂げる!その第2弾商品「石巻金華釜めし」の開発にご支援よろしくお願いします!
発足から約6年間、継続的な商品開発やイベント・展示会への出展を通じて、オリジナルブランドの開発・販売などを行ってきました。
すべてがうまく進んできたわけではありません。なにせこれまでライバルとして競争してきた会社10社が運営しているのですから。ときには意見が激しく対立することもありました。しかし、その「意見の対立」がお互いのことをより深く理解することになったり、新たな視点を発見することでふだんでは思いつかないようなアイデアを産んだりすることができました。
これからも遠慮することなく、バシバシ意見を言い合い「うまいもの」に挑戦していきます!
では、これまでの活動をいくつかご紹介します。
●継続的な商品開発と試食会の実施
●イベント・展示会への出展(石巻復興フード見本市、FOODEX JAPANなど)
●各社商品組み合わせセット商品販売
●アンテナショップ 石巻うまいものマルシェ開店
サンプル試作費用 50万円
パッケージデザイン、印刷費用 100万円
パンフレット、ポスター、POP等制作費用 50万円
4月試作品 6月完成 7月発表
支援金ごとのリターン
支援者の皆様と一緒に商品を作っていきたいという想いがありますので、試作品をお送りします。試食された後のご意見、ご感想をお送りください。
試作品発送予定:2019年5月
完成品発送予定:2019年8月
■5,000円~
試作品を提供、完成品を送付、店内で名前を掲示
■10,000円~
試作品を提供、完成品、金華茶漬け詰合せを送付、店内で名前を掲示
■30,000円~
試作品を提供、完成品、金華茶漬け・ふりかけ詰合せセットを送付、店内で名前を掲示
■50,000円~
試作品を提供、完成品、金華茶漬け・ふりかけ詰合せセットを送付、店内で名前を掲示、工場見学会にご招待
(2019年7月~8月の間。支援者の方とメールで調整させていただきます。
※現地集合、現地解散(石巻市内)、石巻までの交通費は自費負担でお願いいたします。)
■100,000円~
試作品を提供、完成品、金華茶漬け・ふりかけ詰合せセットを送付、店内で名前を掲示、石巻での新商品発表会にご招待、石巻ホテル一泊
(2019年7月~8月の間。支援者の方とメールで調整させていただきます。
※現地集合、現地解散(石巻市内)、石巻までの交通費は自費負担でお願いいたします。市内ホテル1泊は宿泊券を提供いたします。)
石巻うまいもの株式会社は10社の食の会社で運営していますが、参加10社にこだわらず地元の料理人や商店、企業と垣根を超えた輪を広げていき、「共創」の理念で新しい価値を「共」に「創」り上げていくことを目指しています。
震災で失ったものは大きかったですが、しかし、それ以上に得たものがありました。復興途上の石巻で「共創」することこそが復興につながっていく、そのひとつがこの「石巻金華」ブランドにしたいと思っています。
「石巻金華釜めし」が完成した暁には、ぜひ、石巻へ釜めしを食べに訪れてください。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。
※復興庁クラウドファンディング支援事業についてご相談やお問い合わせ、取材のお申込みなどがありましたら、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
最新の活動報告
もっと見る石巻金華釜めし完成しました!
2020/04/17 15:17大変お待たせしました!石巻金華釜めし、ついに完成いたしました!以前にお知らせしましたとおり「牡蠣」「たらこ」「ほや」「銀鮭」「さば」の5種類です。こちらを本日4月17日(金)支援していただきました皆様に、全5種セットにして発送いたしましたので、まもなくお手元に届くかと思います。楽しみにお待ちください。石巻特産ぼたん焼ちくわを使用石巻の海の幸を贅沢に使用した釜めしの素です。だしは三陸産昆布や鰹ぶし、鶏清湯を使用。石巻特産のぼたん焼ちくわも一緒に炊き上げます。特製だしと具材の旨みたっぷりの本格釜めしをぜひご家庭でお楽しみください。またネットショップでもご購入いただけるよう準備中です。ご購入いただけるようになりましたら、お知らせさせていただきます。■銀鮭釜めし■さば釜めし■たらこ釜めし■牡蠣釜めし■ほや釜めし もっと見る
石巻金華釜めし開発状況のご報告
2020/01/28 09:36みなさま、ご無沙汰しております。開発中の金華茶漬けですが、今月の1月22日石巻で開催された【2020石巻復興フード見本市】にて、試作途中ですが発表させていただきました。石巻復興フード見本市http://www.ishinomaki-food.jp/exhi.html「牡蠣」「たらこ」「ほや」「銀鮭」「さば」の5種類で進めております。商品パッケージは金色を配し、高級感ある石巻金華ブランドを強調させました。今春にはみなさまに完成品をお送りできると思いますので、もうしばらくお待ちください。また、私たちの近況ですが、アンテナショップ「石巻マルシェ」を昨年7月に石巻市街から石巻魚市場に移転させました。新店舗は街の中心から車で15分ほど離れた場所にあり、周辺道路が復旧工事中でお客様にはアクセスはご不便をおかけしていますが、漁港のすぐそばで、水産加工会社に囲まれた立地なので、以前より「魚の町、石巻」の雰囲気を味わっていただけるのではと思います。また、こちらには駐車場が用意されており、大型バスでの来店も可能となっております。移転前同様たくさんの新しいお客様との出会いがあり、また、前のお店のリピーターの方々がわざわざ足を運んでくださることもあり、とても嬉しく、有り難く感じています。石巻マルシェの売れ筋商品トップは金華茶漬けシリーズです。特に12月はお歳暮やお土産として、たくさんご利用いただきました。販売開始から2年目で販売累計30万食を達成し、2年目は初年度の倍近くの販売数になっています。「ギフトでいただいて美味しかったから購入したい」というご来店者やお問合せも増え、チームの大きな励みになっています。共同店舗の運営や商品開発をとおして、地域の活性化や食産業の振興に寄与することができるよう、毎月チームメンバーで集まり、色々なことを話し合いながら取り組みを進めています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。 もっと見る
釜めし開発状況と支援者様への返礼品発送のお知らせ
2019/09/30 10:25金華釜めしの開発状況のご報告遅くなりすみません。現在、販売開始に向けて最終段階に入っております。まもなく試作品を支援者の皆さまにお送りいたしますので、もう少々お待ちください。また、ご支援者様のお名前を石巻マルシェ店内に掲示させていただきました。下の写真の真ん中右にある「石巻金華釜めし開発プロジェクト」の部分です。今後も引き続き開発状況をこちらで報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。 もっと見る
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