【どうして「ネパール」なのか】
こんにちは。国際協力学生団体KIVO 8期の代表を務めております、青山学院大学2年、清水美雪と申します。先日、クラウドファンディングをスタートしました。
皆様の温かい応援ありがとうございます!
今日は、数ある国がある中で、なぜ、私たちがネパールにこだわり続けているのか、お話させていただきます。
私は、それは「人」によるものだと思います。
毎年私たちがガイクール村に行くのを「待っている人たちがいる」ということです。
私たちが村に行くと、駆け寄って一生懸命英語で話しかけてくる子どもたち、授業の時間を削って私たちの企画に協力してくれる先生方、泊まる場所や共同の水場を使わせてくれる村人たち。
私たち学生が自分たちだけで他国に行き、こんなに歓迎してくれることは、7年間私たちとガイクール村が築き上げてきた信頼関係の形だと思います。
そんなネパールで大震災が起きてしまったこと。今まで築き上げてきた関係も、行ってきた教育支援も、全て0になってしまうのではないか、と思われました。
震災が起きた3ヶ月後の夏、数名の団体のメンバーがネパールへ渡航し、現状を見てきました。帰国後、私たちに見せてくれたのは崩壊して壁がないものや、穴が開いてしまった教室の写真でした。こんなところで授業なんて行えるのか、と疑問に思ったことを覚えています。
そしてその半年後、2016年の3月に、私は初めてネパールを訪れたとき、一番驚いたのは村人や子どもたちの反応です。
私たちを温かく歓迎してくれ、企画一つ行うにも、先生や現地の方の通訳の協力がありました。私は、ガイクール村の人の協力があってこそ、私たちはここに来ることができるんだ、私たちも村の人から学ぶことがたくさんある、と感じました。ただの"支援する""支援される"という関係を超えて、KIVOが従来大切にしている「現地との信頼関係」を実感することができました。
震災の影響で校舎や家が崩壊するなど、ガイクール村の環境は変わってしまいましたが、村の人の心と笑顔は変わっていません。
決して良い環境とは言えない仮設校舎でも、目を輝かせて勉強する子どもたちの姿を見て、この子たちのために力になれることを全力でしたい、そう思いました。
一刻も早く、ガイクール村の人、子どもたちが安心して学習できるような環境を届けたい、その想いは今でも私の中にあります。
以上がネパールのガイクール村にこだわり続けている理由です。
震災の恐怖を知っているからこそ、震災直後はたくさんの方がネパールの災害に心を痛めたと思います。しかし、震災から1年半以上が経った現在、日本ではほとんど報道されることもなくなってしましました。私たちは、ネパールを支援する団体の一つとして、今後もネパールの現状を伝え続け、国際協力を続けていきたいと考えています。
「学生ができることを通じて社会に影響を与える」 私たちはこの理念のもと、学生だからこそ、ただ資金を送るだけではなく、現地に寄り添った国際協力ができると考えております。
毎年2週間、長い人だと4週間、実際に現地に行き、自分たちの目で見て現地の人の話を同じ目線で聞き、ニーズに沿った支援をすること、ありのままのネパールの現状を発信することは学生団体KIVOだからこそできることだと考えております。
皆様からのご支援は、2017年3月の渡航時に直接現地に届けさせていただきます。
どうか、温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
国際協力学生団体KIVO 代表 清水美雪