ナマステー!
国際協力学生団体KIVO 8期 国内海外事業部長の澤田健太郎です。
現在大学2年生の私は、大学1年生の夏休み、春休み、大学2年生の夏休み、と大学生活の長期休暇中それぞれ2週間ほどネパールに足を運んできました。
今回は私が見て聞いてきた震災後の様子や現状などを踏まえ、私たちが支援している小学校の内のひとつであるマダンダンダ小学校について少しでもお伝えできればと思います。
少し長いですがご一読いただけると幸いです。
マダンダンダ小学校への支援は2013年春に行われたNepal Projectから開始しました。これまでは教育支援、 昨年度から教育支援とともに復興支援活動も行っております。
この学校は私たちが村に滞在する際に寝泊まりしているベースキャンプから1番離れたところに位置する小学校で(ジープで1時間~1時間半ほど)、生徒総数は300人、教員は15人(※2016年夏の調査より)と、私たちが支援している学校の中でも比較的生徒が少ない学校です。元々は標高の高い丘の上に校舎があり、そのため、校庭からはとても綺麗な景色を見渡すことができました。
しかし、昨年の4月25日のネパール大地震により、マダンダンダ小学校は甚大な被害を受けました。私たちが支援している学校の中で1番大きな被害を受け、実際に昨年の8月に震災後初めて訪れた際、校舎の壁は崩れ、多くの生徒は仮設校舎での授業を余儀なくされている姿を目の当たりにしました。
↑2015年夏。校舎の中の壁が崩れている。
↑2015年夏。仮設校舎で授業を受けていた子供達。(* 現在は丘の下の仮設校舎で授業を受けている)
それから半年。2016年の春に訪れた際、丘の上の校舎はもう使われておらず、2015年夏の時点では建設中で、まだ未完成だった丘の下の仮設校舎が完成しており、使用されていました。
そして今年の夏、再びマダンダンダに訪れた際、子どもたちは変わらず丘の下に建てられた仮設校舎で授業を受けて いました。
↑2016年夏。丘の下に建てられた仮設校舎。
震災後、数ヶ月間授業が行われていた丘の上の仮設校舎と比べると、現在の環境は良くなっているのはたしかでした。ただ、これはあくまでも仮設校舎なのです。写真からお分かりになるかもしれませんが、窓はなく隣の教室との壁は薄いので、声が筒抜けであったり、実際にその場面を見ることはできませんでしたが雨が降ったりした際にどうなるかは想像しただけで、とても良い環境とは言えないのは明らかでした。
現在、マダンダンダ小学校では、丘の下に4教室の校舎を1棟建設中です。今年の夏にその様子を伺えましたが、もちろん4教室だけでは足りず、まだあと1棟4教室の校舎が4棟必要です。
↑2016年夏。丘の下に建設中の校舎(4教室)。この他に4棟必要としている。
これらすべてを建てるには莫大な費用がかかります。その中でもKIVOが今まで教育支援として携わり続けた学校がこのような状態になっている今、少しでも再建の力になることができればと思い、クラウドファンディングという一つの形をとってこうして皆様からご支援いただく形をとっております。
皆様からの気持ちがネパールの子供達に夢を広げられる環境を作るために必要です。この記事をシェアして頂けるだけでも、それにつながる大事な一歩です。
皆様の温かいご支援ご協力宜しくお願い致します。