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自分らしく歩く!!さっぽろレインボープライド2020を開催したい!!

北海道札幌市にて誰もが自分らしく生きやすい社会の実現を目指すべく、LGBTパレード「さっぽろレインボープライド」の開催を今年も目指しています!!開催にあたりましては、皆さまからのご支援が必要です!!よろしくお願いいたします‼

現在の支援総額

1,264,200

105%

目標金額は1,200,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/05/26に募集を開始し、 204人の支援により 1,264,200円の資金を集め、 2020/07/05に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,264,200

105%達成

終了

目標金額1,200,000

支援者数204

このプロジェクトは、2020/05/26に募集を開始し、 204人の支援により 1,264,200円の資金を集め、 2020/07/05に募集を終了しました

北海道札幌市にて誰もが自分らしく生きやすい社会の実現を目指すべく、LGBTパレード「さっぽろレインボープライド」の開催を今年も目指しています!!開催にあたりましては、皆さまからのご支援が必要です!!よろしくお願いいたします‼

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▼さっぽろレインボープライドについて▼
皆さん、こんにちは!さっぽろレインボープライド実行委員会の柳谷由美(ゆみお)です。

私たちは、1996年から17年続いたLGBTパレード「レインボーマーチ札幌」の意志を引き継ぎ、2017年新たに立ち上がった団体です。私達は、LGBTパレードや企業教育現場などへの講演活動や、様々な対外的活動を通してLGBT当事者が身近な存在であることを伝えたり、誰もが生きやすい社会の実現を目指すべく北海道札幌市にて活動を行っております。
2020年度のさっぽろレインボープライド実行委員会は、LGBT当事者のみならず、アライ(支援者)を含め、現在16名で運営を行っております。

▼プロジェクトをやろうと思った理由▼
2019年9月15日(日)に行われましたさっぽろレインボープライドは、歩行者天国にて5000名近い方々に足を運んで頂きました。また、イベント開催にあたり多くの企業・団体・個人の皆さまからのご支援を頂き、多様性を認め合う社会の実現について多くの方々に関心を寄せて頂けたことを実感しました。また、パレード当日には、秋元克広市長始め多くの政治家、著名人の方々にもお越し頂くことができまさに、札幌におけるLGBTパレードの根源でもある「政治とお祭りの融合」を体現することができました。

2020年も9月12日(土)にさっぽろレインボープライドの開催を予定しております。札幌市におけるLGBTパレードは今年20回目の節目を迎えることとなり、今まで以上に沢山の方にご参加頂けるイベントを目指して準備を進めております。しかし、今コロナ禍により多くの方々が大変な状況の中で、様々な不安を抱えた生活を余儀なくさている状態が続いています。また、多くのイベントが中止、延期、自粛の判断となり、私達さっぽろレインボープライドも日々開催について、活動を続けていくことについて悩みながら運営を行っている所です。金銭面においてもパレードの開催には例年多くの方々にご協力を頂いて何とか運営をさせて頂きました。しかし、今年はその資金も足りない状況であり、今年を含め来年以降のイベント開催にも影響が考えられます。

このような状況において、さっぽろレインボープライドは命があってこそ、健康な暮らしがあってこそ初めて開催できるイベントなのだと思います。しかし、日頃ありのままの自分を隠して、様々な悩みを打ち明けられずに生活しているLGBT当事者も多くいる中で、このようなイベントの開催が、またこのような活動に向き合い続けることが少しでも誰かの希望になればと思いました。外出自粛や、学校の休校、リモートワークなど普段当たり前に関わり合うことが出来ていた家族や、友人、仲間と直接会うことも許されない状況で、多くのLGBT当事者が居場所を失ったり、孤独を感じたり、不安な気持ちで日々を過ごしている方もいるのではないかと思います。そう考えると、私達は歩むことを諦めてはいけないと思いました。

大勢の人が集まることで成り立つイベントの開催をどう捉えるべきか、今も正解がわからない状況です。開催することに様々なご意見もあるかと思います。ですが、こういう時だからこそ「希望を持つこと」「様々な価値観を持った人たちが協力し助け合うこと」そして「自分らしく生きること」が必要なのではないかと思いました。また、改めてさっぽろレインボープライドは多くの方々に見守られ、支えられ、応援されて成り立ってきたイベントなのだと感じております。そして今、私達が支えて下さっている沢山の方々を応援する時だと思っています。

今年のイベント開催については関連イベントや、歩行者天国内のブース出展等は自粛することとし、パレードの出発点ともなる「自分らしく歩くこと」をメインに運営を行っていきます。もしパレード(歩くこと)が困難な場合も、オンラインなど様々な方法でイベント開催を検討します。私達だけでなく、今まで応援して下さった多くの飲食店さん、企業さん、そして多くの方々と共にこのイベントを成功させたいと思っております。皆さん、宜しくお願いいたします!

▼イベント概要▼
日時:2020年9月12日(土) 12:00~17:00(予定)
会場:レインボーストリート(予定)
   北海道札幌市南1条西2丁目~3丁目の道路を歩行者天国として実施)

※悪天候、地震、伝染病等の不測な事態によって、やくなむイベントが変更または中止となる場合がこざいます。イベントが変更または中止される場合は、公式ホームページ(さっぽろレインボープライド)にてお知らせいたします。また、パレード行進が中止の際も、以下リターン品は予定通り制作させて頂きますので、引き続きのご支援ご協力を宜しくお願いいたします。

▼これまでの活動▼~ 札幌LGBTパレードの歩み ~
・1996.6.28
 第1回レズ・ビ・ゲイ・プライドマーチ札幌(200名)
 東京以外では日本で初めて地方都市でのLBGTパレードを開催する。
・1997.6.29
 第2回セクシャルマイノリティプライドマーチ札幌(280名)
・1998.8.23
 第3回セクシャルマイノリティプライドマーチ札幌(350名)
・1999.9.19
 第4回レインボーマーチin札幌(500名)
 日本のLGBTパレードにおいて、初めてフロートが登場する。
・2001.9.16
 第5回レインボーマーチin札幌(590名)
 現在では各地のパレードで行われている、バルーンリリースを初めて実施する。
・2002.9.15
 第6回レインボーマーチin札幌(630名)
・2003.9.14
 第7回レインボーマーチin札幌(900名)
 当時札幌市長であった上田文雄氏からパレード直後の集会にてスピーチを頂く。
・2004.9.19
 第8回レインボーマーチin札幌(1000名)
・2005.9.18
 第9回レインボーマーチin札幌(940名)
・2006.9.17
  第10回レインボーマーチin札幌(1200名)
・2007.9.16
 第11回レインボーマーチin札幌(約960名)
・2008.9.14
 第12回レインボーマーチin札幌(950名)
・2009.9.21
 第13回レインボーマーチin札幌(740名)
・2010.9.19
 第14回レインボーマーチin札幌(700名)
・2011.9.18
 第15回レインボーマーチin札幌(700名)
・2013.9.15
 第16回レインボーマーチ札幌ファイナル(1100名)
・2017.10.8
 さっぽろレインボーマーチ+(450名)
・2018.10.7
 さっぽろレインボープライド2018(680名)
・2019.9.15
 さっぽろレインボープライド2019(800名)
 札幌市内を歩行者天国にして開催する。

2020年の取り組み
①さっぽろレインボープライドの運営
②LGBTに対する差別的な言動・行動に対する対外的活動
③企業・教育現場等におけるLGBTセミナー
※2020年度からは「新型コロナウィルス感染予防対策ガイドライン」を加味して運営いたしますので、オンラインでの活動も含みます。

▼このプロジェクトで実現したいこと▼
さっぽろレインボープライドの開催目的は、①地域社会に対し、身近に性的少数者(以下、LGBTs)[1]が存在することを広く知って頂き、②孤立するLGBTsに対して自らの存在を肯定的に捉えられる情報を発信し、③LGBTsが存在することを前提とした社会制度の構築を行政や企業、教育現場への働きかけを通じて広く社会全体へと訴え、多様性を認め合い互いの個性を尊重する豊かな社会の実現を提唱することです。

札幌市におけるLGBTパレードには現在までに多くの当事者・支援者の方々にご参加頂き、またパレードを通して地域社会とも関わりを深めてきました。しかし、一方で未だに生きにくさを抱えている当事者や、差別偏見の中で生活をしている当事者も多く、さっぽろレインボープライドの開催が継続されることにより,LGBT当事者や,支援者,更にはLGBTの問題に留まらない多くの差別偏見の解消に努め,誰もが住みやすい街の実現を目指しています.また、今年は札幌LGBTパレードとしては20回目の節目を迎えることなり、「自分らしく歩くこと」をテーマとして準備を進めております。

このプロジェクトを通して、まずは多くの方々に私達の取り組みを知って頂きたいです。また、1人でも多くの方にイベントへ参加して頂き、応援して頂くことが多様性を認め合う社会の実現に繋がっていくのだと思っております。また、それは結果として誰もが生きやすい社会を作っていくきっかけにもなると思っています。そんな社会を是非、私達と共に作っていきましょう!

  [1]LGBTsはLesbian/Gay/Bisexual/Transgender(Transsexual)の頭文字と、セクシャリティに迷っている方々を表すQustioningや、性的欲求を持たない方々を表すAsexualといった多様な性を包括する言葉です。

▼資金の使い道▼
クラウドファンディングでご協力頂いた資金は、さっぽろレインボープライド当日の運営費に使わせて頂きます。当日の運営費135万円のうち、
・バルーン代:25万円
・会場製作費:76.52万円
・クラウドファンディング手数料:18.48万円
・合計:120万円
をご支援いただきたいと思っております。

さっぽろレインボープライドでは、イベント当日にバルーンリリースを行います。
皆様から頂いた資金により、札幌市の中心部上空を虹色にします!

▼リターンについて▼
1. 1,000円コース
 ●お礼のメールのみ
  お礼品はいらないという方、また荷物やお手紙を郵送されては困るという方はこちらから
  (1000円~)ご支援をお願いいたします!

2. 1,000円コース
 ●オリジナルカラビナ1個

3. 3,000円コース
 ●2020年限定ラバーバンド
  ※手ごねにて作成されているため、色むらがあります。

4. 5,000円コース
 ●2018年~2020年限定ラバーバンド3個セット 

5. 5,000円コース
 ●オリジナルタオル

6. 10,000円コース
 ●2019年グッズ買い忘れセット(ラバーバンド、タオル、Tシャツ)

7. 10,000円コース
 ●2020年限定Tシャツ(M, L, XXL)

8. 15,000円コース 
 ●2018年~2020年限定Tシャツ3枚セット

9. 20,000円コース 
 ●公式ガイドブック1/6広告(縦66mm×横70mm)
  または応援メッセージ(50文字以内)の掲載
  ※締切は6月12日(金)となります。

10. 30,000円コース
 ●公式ガイドブック広告1/4サイズ(縦99mm×横70mm)
  または応援メッセージ(100文字以内)の掲載
  ※締切は6月12日(金)となります。

11. 50,000円コース
 ・公式ホームページバナー広告(234px × 60px)
  ※締切は6月12日(金)となります。

12. 100,000円コース
 ・公式ホームページバナー広告(234px × 60px)
 ・ガイドブック1/2広告(縦99mm×横142mm)
  または応援メッセージ(200文字以内)
  ※締切は6月12日(金)となります。

②〜⑫のコースに公式ガイドブック1冊と、バルーン1個、お礼のお手紙がつきます。


▼最後に▼
今、沢山の方々が苦しい日々を送っていることと思います。私達も苦しいです。だけど、こういう時だからこそ「一人じゃない」と思える時間、場所、繋がりを作っていける活動をこれからも続けていきたいと思っています。是非、私たちと一緒に、明日も生きていたいと思える社会を作っていきましょう!!

皆さん、宜しくお願いします!!

最新の活動報告

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  • HAPPY PRIDE !!

    2020/07/05 16:36

    さっぽろレインボープライド実行委員会の柳谷です。本日クラファン最終日ということで、既に目標金額に迫っておりますが、今までご支援頂きました皆さん、ありがとうございます。本日24:00まで挑戦は続きますので引き続き宜しくお願いします!!LGBTパレードは、「プライド」という言葉で表現されることがあります。プライドというのは、「プライドが高い」とかそういったネガティブな意味ではなく、「誇り」や「堂々と生きる」というような意味で表現されていますが、、自分に自信を持って、堂々と生きること言葉にすればとっても端的でわかりやすいですが、すごく難しいなと思います。私は自分に自信を持って、堂々と生きられているのだろうか、、、自分に誇りを持って生きることができているのだろうか、、、もし自分に自信がないのであれば、自分に誇りを持つことが出来ていないのであれば、それはなぜなのだろうか。どうすれば、どうなれば、自分は堂々と生きることができるのだろうか。そんなことを、度々思います。私はレズビアンですが、自分自身のセクシュアリティについて悩んだり、自分がLGBT当事者でなければ良かったと思ったこともありました。同性を好きなってしまう自分は不完全な人間だと自分自身を否定したり、レズビアンであることをきっかけにいじめを受け自殺を考えた過去もありました。自分のセクシュアリティに悩み、学校を辞めたこともあれば、大切に思っている仕事を辞めた過去もありました。また、そういう悩みを打ち明けられず友達や、家族には仮面を被り、完全(と思っていた)自分を演じることが正しいと自分に言い聞かせた過去もありました。とっても、とっても苦しかったです。そして、そんな苦しさがピークに達した24歳の時に、私はもう自分を隠して生きることを辞めました。自分らしく生きられないのであれば、死んでいるのと同じだと思ったからです。自分を殺して生きていくのは、もう沢山だと思いました。もし、私がありのままの自分でいきようとすることを否定したり、邪魔する人や場所、社会があるとすれば、それは私にとって必要のない人や、場所、社会かもしれないし、変えていかなくてはならない環境なのだと思うようになりました。今日も、私は自分に問います。自信を持って、堂々と生きられているかい?誇りを持って生きることができているかい?今、自信を持って、誇りを持って、堂々と生きられているかはわからないけれど1つだけ言えることがあります。「私は、レズビアンで良かった」それだけは、確信を持って言えることです。そして、私がそう思えるきっかけを与えてくれたさっぽろレインボープライドと、関わる全ての方々に感謝したいです。9月12日(土)、さっぽろレインボープライドの開催を予定しています。その日は、運営側も、参加者も全ての方がそれぞれの「PRIDE」を持って、パレードします。1年に1日だけ開催されるさっぽろレインボープライドですが、その日だけでなく、毎日自信を持って、堂々と生きられる社会にしたいですね。それぞれが、自分らしく、誇りを持って生きられることを願って。「HAPPY PRIDE !!」 もっと見る

  • みなさんこんにちは。3回目の担当が回ってきました。シメサバでございます。クラウドファンディングも終了間近&目標達成間近です。100人を超える方々にご支援いただき、本当に感謝です。ありがとうございます。最後の最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。さて、前回の報告でのんさんからは「クラファン終了までカウントダウンが迫っているのでしめさばさんのクラファンへの想いやパレードに対しての想いなど好きなことを思い残すことがないように書いていただければと思います」というバトンをいただきました。今日の僕の報告では、改めてパレードについて思い巡らせてみようかなと思います。というのも実は先日、ショックな出来事があったからです。僕がゲイの友達を作ろうと行動をし始めたのは、今からちょうど10年前のこと。この「デビュー」と同時に僕はパレードにも参加したのでした。いや、パレードに参加することでデビューを果たした、と言った方が適切かもしれません。これが2010年9月のことです。パレードの存在をはじめて知ったのは2009年の秋頃でした。ネットでいろいろ検索しているときにたまたま、パレードに参加したという人のブログを見つけたのです。札幌でこんなイベントがあるなんて知らなかった僕は、「来年は絶対に参加する!」と決意し、一年、待ったのでした。パレードに参加すると言っても、ゲイの友達も知り合いもいない。そんな中、いきなり一人でパレードに参加するなんてハードルが高すぎる。そこで僕は、ネットのゲイ向けの掲示板にこんなようなことを書き込んだわけです。「パレードに一緒に参加してくれる人探してます!」この書き込みを見て、連絡をしてくれた人がいました。「リョウくん」と呼んでおきましょう。リョウくんが、私をパレードに誘ってくれたのでした。彼とのやりとり全てを事細かに覚えている訳ではありませんが、いくつかの場面は鮮明に覚えています。当日に着ていく服の写真を互いに送り合い、待ち合わせ場所で確実に声をかけれるように都合を合わせたこと、待ち合わせ場所のテレビ塔の下で待っていたら、まさに写真で見た服をきた人がやってきたこと…。そしてその日、彼と彼の友達と一緒に僕はパレードを歩いた。この当時、僕が書いていたブログが残っていたので見てみると、このパレードについての記事も書いていました。そこにはこう書かれていました。「19日レインボーマーチ歩く予定無かったけど歩きましたなんかね、感動したよ行進中、ちょっとうるうるしちゃったこらえたけどねなんだろうね自分の居場所が見つかった感じなのかなすべてが最高でした来年も絶対参加するんだ!!」この記事を見て初めて知った(?)のだけど、僕はパレードを歩くつもりはなかったらしい。でも実際この時のパレードで僕は、歩いた。おそらく歩いたのは、掲示板の書き込みにリョウくんが返事をくれたからだと思う。そこでもし誰も反応をしてくれていなかったら、僕は沿道から見ていただけだったと思うし、なんだかんだ、そもそも参加する勇気が出なかったような気がする。別にパレードは歩かなければいけないものではないし、沿道からみるだけでも十分に価値のあるものだ。でも、歩くことで感じられるあのすがすがしさは別格だと思う。そんな僕をパレードに連れていってくれたリョウくんが、一年近く前に自殺で亡くなっていたことを最近知った。衝撃だった。正直に言うと、もうリョウくんとはずっと疎遠だった。だから衝撃を受け止めるクッションもあった。別に嫌いになっていたという訳ではなく、ただいつの間にか疎遠になっていた。それもここ最近のことではなく、おそらくもう7年くらいは連絡をとっていなかったと思う。そんな人は他にもたくさんいる。でも、このデビューのときに知り合った人たちは、たとえ疎遠になっていたとしても、特別な人でもある。特にリョウくんは。そんな彼が、自殺で亡くなっていた。メンタルがとても敏感な人だというのはなんとなく知っていた。でも何が原因だったのかはわからない。おそらく一つではなく、いくつもの要因が絡み合っていたのではないかと思う。でももしその一つが、自分がゲイであることからくる悩みだったとしたら…。とてもやるせない気持ちになる。彼にとってパレードとはなんだったんだろう、と考えてしまう。彼はパレードが好きだったはず。パレードには毎年参加していたと聞いた記憶がある(少なくとも、私たちの前身の「レインボーマーチ」には)。だからおそらく、そんな彼をパレードは救ってきたのではないかと思う。じゃなければ、ネットに書き込んだ僕に優しく声をかけてなんてくれなかったはず。自分が救われたパレードに他の人も誘いたい――そんな意志があったんじゃないかと勝手に思ってしまう。でもそんな彼が、自殺で亡くなってしまった。あんなに楽しそうにパレードに参加していた人が。結局、パレードは彼を救えなかったのだろうか。パレードは彼に「居場所」を与えることができなかったのだろうか。確かにパレードは万能薬ではない。もし彼の死の原因が、健康とか何かしらの病気についての悩みだったりした場合、パレードはそこまで人々を掬い上げることは難しいのかもしれない。でも僕は、パレードは万能薬を目指してみてもいいと思う。確かにその中心にセクシュアルマイノリティに関わる問題に取り組むことを据えるにしても、もっともっと視野を広げていってもいいと思う。そもそも、セクシュアルマイノリティに関わる問題を、その他の問題から綺麗に切り離すことなんてできない。さっぽろレインボープライドは結成されてまだ3年目の団体だ。だからまだまだ横のつながりが十分にあるとは言えないと、個人的には思う。障がいを持った方々の団体、女性や子どもの問題に取り組む団体、貧困の問題に取り組む団体、民族問題に取り組む団体、医療関係者、教育関係者…こうした人たちともっとつながりを作って、そしてこうした人たちが参加できる場を作って、パレードが万能薬になることを目指していくべきだと思う。となると、パレードとはなんなのだろう。僕が思うに、パレードとは、「きっかけ」だと思う。パレードのメインは、街中でのパレード行進かもしれない。でも、その「裏」で生じていることも同じくらい、あるいはそれ以上に重要だ。普段の準備段階からパレードの会場ではいろんな人が集い、新しい出会いが生まれる。そこで生まれたつながりや共有された情報から、新しい取り組みが生まれたりする。パレードでの出会いが、そこを越えた活動へとつながっていく。こうしてパレードという活動をきっかけとして、いろいろな活動へと派生してく。もちろんこれは僕が思い浮かべる理想であって、実際にどれくらいこれが実現しているのかはわからない。でも少なくとも僕は、パレードはこうした「きっかけ」になれると思っている。パレードはリョウくんを救えなかったのだと思う。でもこれからは、誰でも掬い上げることのできるパレードを目指したい。さて、次回の活動報告は実行委員長のゆみおさんです。のんさんに引き続き特に質問はしないので、パレードについての思いを自由に綴ってください。それでは。 もっと見る

  • さっぽろレインボープライド実行委員会の「のん」です。とうとう私が担当するブログは最後となりました。そしてクラファンも残り1日となりました!100万円まであと少しです!本当にこれだけの人に応援してもらって嬉しく思うとともに、今年も皆さんに「パレードに参加して良かった。また来年のパレードも参加したい!」と思ってもらえるものをギリギリまで考えていきたいと思っているのでよろしくお願いします!! 1回目は趣味、2回目は美容だったので最後は私がさっぽろレインボープライドへ関わる原点ともなった7丁目のパウダールームのお話をしたいと思います。(いつも7パウと呼んでいるのでここからは7パウと表現します) 7パウはすすきのにある女装サロンBarです。女装家さんと知り合う機会があり、その方に紹介いただいて店長兼現さっぽろレインボープライド副委員長の満島てる子ママの人間性に惹かれ、お店に足しげく通い毎年パレードを行っていることを知りました。通い始めたのが2018年の11月頃で、その翌年の2019年にボランティアとして参加。そして今年2020年に実行委員として活動させていただく流れとなりました。私が7パウに足しげく通う理由としては、てるママの魅力にあります。商売柄、様々な事情を抱えたお客さんが多いからか、てるママは人との「居心地のいい距離」をとるのが上手な方だなーと感じます。お客さんが話す内容に応じて時には辛辣に、そして時にはそっと寄り添い・・・そんな7パウの空間が私自身も心地よく、気がつけば通い出して2年目に突入しました。ちなみに今年から一緒に実行委員活動をしている「のぶか」さんとも元々は7パウ時代からの知り合いでした!(お互い、顔合わせをするまで実行委員メンバーになったことは知りませんでした 笑)こちらの写真は去年7パウのイベントで、てるママやお店のお客さんたちみんなで市電を貸し切って飲み会をしたときのものです♪ 7パウに通うようになってから、彼氏ができれば紹介をし・・・その2ヶ月後に破局し(早っ‼)一緒にやけ酒につきあってもらったり、音楽サークルに入ったら仲間を連れていき一緒に騒いだり・・・と、事あるごとに自分の中で大切な人を連れていく第二の実家のような居場所になりました。 そんな実家のような場所で仲良くなった常連さんの中には、自分の性や周囲との関わり方に悩み苦しんだり、周りからの何気ない一言に傷ついたりしている人が多く・・・でもみんなとても心が優しくて、私自身も話を聞いたりみんなのSNSを見るたびに何かできないかなーとずっとモヤモヤしていました。モヤモヤした気持ちの中で去年、さっぽろレインボープライドに初めて参加をし、パレードを笑顔で楽しんでいるみんなの姿を見て、さっぽろレインボープライドもみんなにとって大切な居場所なんだな、と感じ心が温かくなったのを覚えています。そんなみんなの居場所をこれからも守っていきたい、そして居場所がなく今も一人で孤独と戦っている人たちに一人でも多くこの活動を広げたい。こんな思いで今、実行委員活動を頑張っています。孤独といえば・・・実は私自身、友達と呼べる人がいなく孤独な学生時代を過ごしてきた一人でもあります。当時の私は、どうして自分はみんなのように自然に友達が作れないのかわからず苦労をしてきました。※この写真は小学校6年生の時の写真です。服装で年代がばれそうですが 笑 思い返してみれば小学生の頃はクラスの男子とばかり遊んでいました。探検ごっこと称して近所の沼に入り泥だらけになって遊んだり木登りをするのが好きなやんちゃな子供でした。でも小学2年生の時、クラスの女子に「女の子なのに男子ばっかと遊んでて変!」といわれ、そのことがきっかけで無理やり女子の輪に入って人形遊びやごっこ遊びをし馴染もうと努力してみました。・・・が、これが全然面白くなくて 笑結局クラスの女子とは溶け込めず、それ以来ずっと仲間外れにされました。(水玉模様やチェック柄が可愛い!とかも当時はよくわからなかったです。今は水玉/チェック=可愛いがインプットされていて反射的に可愛いといえますが、本気で水玉模様やチェック柄が可愛いと思ったことは今まで一度もありません。・・・水玉模様やチェック柄に罪はありませんが 笑)自分ではいまだに気が付かないものの、何かが「人と違う」「ずれている」ようで、クラス替えや中学入学・高校入学などの節目節目で毎回友達作りに失敗し、高校時代の親友一人を除き、私の学生生活はとても寂しいものだったことを覚えています。(よく体育である「ペアになって~」はネタではなく本当にペアになってくれる人がいなくて苦労しました)大人になるまで自分が人と違うんだ、ということを認めたくなくてもがき、苦しみましたが社会に出て色々な人と関わりあいを持つようになりやっと自分と人との「ちょうどいい付き合い方」がわかってきました。 自分が気が付かないうちに人に嫌な思いをさせてしまう位なら、人と壁を作って距離を置こう。 そうすることで今度は「とっつきにくい」「何を考えているかわからない」といわれるようになりましたが大分人付き合いは楽になりました。でも心のどこかでは、そんな表面で取り繕っている自分ではなく本当の私を見てほしい。本当の私と仲良くしてほしい、とずっと思ってきました。それができる場所が冒頭に話をした7パウです。7パウに通い始めた当初はお世話になった周りの人たちだけ、手に届く範囲だけの人たちに対しできることから始めよう!と思っていたものの、今年はさっぽろレインボープライドの実行委員としてさらに広範囲の方たちのためになる活動ができて、私自身も新たな居場所を作っていただいたことに感謝しています。ブログやさっぽろレインボープライドのHPを通して、一人でも多くの人にこんな活動をしていることを知ってもらいたいと思うとともに、私のようなアライを増やしていく活動もできるといいなと思っています。(極論、アライなんて言葉がなくてもいい世界になるのが一番ですが!)クラウドファンディングも残すところあと1日。これが最後のお願いになります。今年もパレードの開催を楽しみにしている人たちのためにそして来年再来年・・・何十年後とイベントを繋いでいくために皆さまのお力をどうかどうか、貸してください。なんだかしんみりしちゃったので最後にしめさばさんへ質問してバトンタッチしたいと思います!・・・といいたいところですが!クラファン終了までカウントダウンが迫っているのでしめさばさんのクラファンへの想いやパレードに対しての想いなど好きなことを思い残すことがないように書いていただければと思います!それでは次回、オンラインイベントやパレードでお会いしましょう! もっと見る

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