はじめまして。
Shoutarou Bingata NAHA 代表の金城です。
今日はぼくが、この『語れるゆかた』を制作しようと思った理由を綴りたいと思います。
「伝統工芸をもっと身近に!」
それが今回、ぼくが沖縄の伝統工芸品「琉球紅型(びんがた)」の商品開発をしようと思ったきっかけです。 2年前からFacebook、インスタグラム、ホームページなどを制作して情報発信をしていたのですが、思ったように集客ができなかったです。
その理由がわからず、試行錯誤している時に
着物好きな友人から言われた一言が、ぼくの心にとても突き刺さりました。
「ホームページや、SNSなどを見て、いくら琉球紅型(びんがた)に興味を持っても、金城君の所は着物用「帯」の専門店だし、ましては紅型業界では大先生の工房に行くのはとても仕切りが高い!」
ぼくにしたら父は琉球紅型(びんがた)の美しさについて常に考えており、
紅型の事を話し出すとどこまででも笑顔で話し続ける職人で、
来店客に対しても満面の笑みで対応するので、
「見学に来にくい? SNSでも工房見学に多くの方が訪れている様子を掲載しているので、来店する事事態はそんなにハードル高いないでしょ♪」と思ったのですが、
「じゃ金城君は、大好きなメガネブランドの工房に気軽に見学行ける?」と聞かれた時に、工房に見学に来るハードルの高さを感じました。 父は息子のぼくから見ても朝からスケッチしたり、様々な本を読んだりと琉球紅型(びんがた)に人生を捧げたような感じの人間で、常に紅型の事を考えているように感じます。
ですので、Shoutarou Bingata NAHAのSNSや金城昌太郎びんがた工房のSNSやホームページをご覧になって琉球紅型(びんがた)興味を持った方にはぜひ気軽に工房に来て、そして父から直接、琉球紅型(びんがた)の話をいろいろ聞いて欲しい。
そんな時に「帯」を見に来るより、「浴衣」や「シャツ」を見にくる方がハードルが低くて来やすいんじゃないかなと思って、商品開発に取り組みました。
ただ、どの商品を見にきても琉球紅型(びんがた)の本質は押えていないと、父が大切にしている琉球紅型に対する想いを伝える事ができないので、商品開発はとても慎重に行いました。
そのようにして多くの失敗を繰り返した結果、ようやく自信を持って世の中に発表する事ができたのが、この「語れるゆかた」です。
■ 沖縄の伝統工芸品「琉球紅型(びんがた)」の美しさに魅了され、80歳を越えても今なおその美しさを追い続けている職人:金城昌太郎についてはこちらから
https://kinjyo-promotion.net/
当主:金城昌太郎の琉球紅型(びんがた)にかける想いだけではなく、制作した琉球紅型六通帯の作品もご覧になる事ができます。