日本を創り継ぐプロジェクトの運営メンバーで、当日の議論を想定したグループワークを行いました!
当日も議論のファシリテーターを務めるメンバーで参加者役、インタビュイー役、ブルーマン役(ファシリテーター)となり、今年のテーマ「想いを伝える体験をデザインせよ」に取り組みました。
今回の活動報告ではこのグループワークの様子をレポートしていきたいと思います!
グループワークの中では、DAY1で行うユーザーインタビュー、インサイトの抽出、チャレンジの設定までを行いました。
《グループワークの流れ》
①ユーザーインタビュー
:ユーザーが「想いの体験」にどのような考えや思いを持っているか、実際に「想いを伝える体験」があったかなどを質問を繰り返すことで探っていきます。ここで、ユーザーがどのような体験をしたか、その時に何を思ったかを具体的に探っていきます。
②インサイト抽出
インタビュー内容を整理し、どんなことを話していたか、どのような性格でどのような行動をする人かなどのユーザーへの理解を深めます。
さらに、ユーザーが「想いを伝える体験」に対してどのような感情を持っているかを探ることでユーザーが本当に望んでいること、または解決したいことは何かを推測していきます。
インサイトは相手すらも気づいていないような潜在的欲求のこと。なかなか自分以外の人の考えや行動を深く理解するのは難しく、デザイン思考のプロセスの中でも難しいと言われているポイントです。
③チャレンジ設定
:出てきたインサイトを元に、ユーザーが望んでいる状態を達成するためにはどうすればよいのか?といった問いを立てます。インサイトはユーザーのものですが、チャレンジはチームメンバーのもの。いかに自分たちらしい問いを立てられるかを考え、チャレンジを設定します。
(デザイン思考では、これらのワークの後に「アイデア創発」というインサイトを解決するアイデアを考える時間、「試作」というアイデアをラフにかたちにする時間があります。)
この日、お昼の時間を抜いてグループワークをしていた時間は約6時間。徹底的に議論し、ユーザーのことを考え続けるだけでもこれだけ時間がかかります。
しかし、運営者がグループワークで参加者目線になって取り組むことで、テーマに取り組む中で考えづらい点や理解が難しい点など、運営側にいるだけでは気づくことのできない部分の理解を深めることができました。
つくつぐで使用する思考法である「デザイン思考」は、人間中心設計の思考法。モノや技術ではなくユーザーとなる人を中心に捉え、人の要求に合わせて解決策を導き出すためのプロセスを体系化したものです。
だからこそ、小さな問題や不安も相手目線で考え理解し、解決すべき問題は解決していくことをつくつぐ運営メンバーは大切にしています。
当日の開催まであと二ヶ月ほどになり、準備も佳境に入ってきました。スピードを上げつつも、参加者目線に立って考えることを怠らずに準備を進めて行きます。
今後も暖かいご投資、ご支援をよろしくお願い致します!