2021/08/08 00:31

ご支援、ありがとうございます!

原爆投下から76年の8月6日の夜、広島から、被爆を生き抜いた2つの楽器「明子さんのピアノ」と「パルチコフさんのバイオリン」についてのお話と演奏をオンラインで配信しました。リアルタイムでは約300名が視聴、1日が過ぎた本日8月7日(22:00)には、1,400以上のアクセスとなりました。ご視聴いただいたみなさんに感謝申しあげます。Youtubeにアップされていますので、今後もご覧いただくことができます。
奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器

前半は、広島市立牛田中学校PC放送部が製作した「ショパンを愛したピアノ」(2017年)と「パルチコフさんのヴァイオリン」(2021年)を放映し、HOPEプロジェクトの二口とみゑさん、廣谷明人さん、製作をした牛田中2年生の中野愛実さんにお話しを伺いました。

カメラの向こうの子どもたちに語り掛ける二口さん
「明子さんのピアノ」の音色を聞いて、皆さん心穏やかに優しい気持ちになられる。ひとりひとりの心の中のその気持ちが「平和の種」だと私は信じている、と二口さん。
中野さんは、「(製作中)被爆バイオリンは、平和の尊さを伝えている」と感じたそうです。
昨年、パルチコフさんと明子さんが一緒写る写真を発見した廣谷さんは、「明子さんのパルチコフさんが再会して、一緒にひとつの音楽を奏でる」と、この共演の意義深さを強調しました。
文献からたくさんの発見を見つけた廣谷さん
後半は、イタリアの音楽留学から帰国したばかりの三原有紀さん(ピアノ)、ノートルダム清心高校3年生の坂直さん(バイオリン)の共演が行われました。子どもたちも多く視聴するということで、なじみの曲目を選び、祈るように、一曲一曲丁寧に、優しい音色を奏でました。まるで、明子さんやパルチコフさん、そしてその日に亡くなった方々に、届けているようでした。

演奏する坂さんと三原さん曲目:
・愛の挨拶  エルガー
・(バイオリンソロ)無伴奏バイオリンソナタ第3番より「ラルゴ」 バッハ
・(ピアノソロ)夢のあとに フォーレ
・愛の悲しみ クライスラー
・シンコペーション クライスラー
・浜辺の歌 成田為三

この企画と同時進行で、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の公式Instagramから、インスタライブを行いました。ナビゲーターは、PCV(Peace Culture Village)のメアリー・ポピオさんでした。https://www.instagram.com/p/CSPEyCjKODx/
スマホで演奏を撮影するチームメンバーYoutubeのチャット欄には、「人々の結びつきと音楽の力に感動しています 」「平和を願って、『核兵器なき世界 』を実現しましょう! 」などメッセージが寄せられました。また、ブラジル、イタリア、ロシア、マレーシアなど、世界各地からの参加も見受けられました。世界中が、8月6日を想い、気持ちをひとつにした瞬間でした。

::::メディア:::::

RCC「イマナマ」https://news.rcc.jp/archive.php?i=10524
NHK広島:https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20210807/4000013513.html