11/21(土)
カット・革漉きの工程が終わり、フォールディング(角を折りたたんでいく)作業が進む。
革に糊付けし、一つ一つ丁寧にフォールディングしていく。完成するたびに、QCを行い、100%の出来であることを確認する。
写真では表現できない美しさがある。
ショルダーストラップ。イケてる。
マテリアルのフォールディングは完了している。
今日の進捗イメージは
ーショルダーストラップへのバックルの取付
ーサイドガセットの完成
ーボトムガセットの完成
ーハンドルの作成、カバーフラップへの取付
リトルアイテムの製作も順調に進んでいる。
カード収納部分のパーツの完成。
こちらの出来栄えも良い。
作業をやりながら、現在のクラウドファンディングの状況なんかを伝える。
今の金額に、意外にも冷静な感じがおもしろい。
数年前からこの鞄のプロジェクトを動かしてきたが、当初は色んな部分で粗さが目立っていた。QCの繰り返しで、どういうものが良くて、ダメなのかというのを繰り返し伝え、今では職人も基準のニュアンスは完全につかんでいる。100%の出来のジャッジは職人の方が厳しくなったくらい。
ただ、縫製が荒くなったりしてしまうことがある。その時に私は、機械が問題(良くない)やから新しいものに変えようといったニュアンスで進めてきた。
職人のファルクは、機械は問題ない、大丈夫というような感じでいつも返事をする。おそらく、コストがあまりかからないように配慮してくれているなのだろう。さらには、職人としてのプライドもあっただろうと想像する。
私の発言・伝えるニュアンスは、職人魂を傷つけうるものだったと振り返る。
これはフェアビジネス云々ではなくて、人と人との話。