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ジャパンブルーをイタリアの空の下で 田中賢二 藍の世界 in Italy

日本の伝統工芸の藍染めに惹かれた田中賢二が、藍と現代アートを融合した独自の世界を構築。その芸術性が高く評価され、イタリアのSCALVINI MUSEUMで個展が開催されることになりました。その運営費用のご支援をお願いいたします。

現在の支援総額

626,500

56%

目標金額は1,100,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/04/15に募集を開始し、 57人の支援により 626,500円の資金を集め、 2019/05/17に募集を終了しました

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現在の支援総額

626,500

56%達成

終了

目標金額1,100,000

支援者数57

このプロジェクトは、2019/04/15に募集を開始し、 57人の支援により 626,500円の資金を集め、 2019/05/17に募集を終了しました

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これは藍子さんから聞いた、藍が究極のエコだというお話。


江戸時代の参勤交代は、それこそ長きに渡る時間を単身赴任しなければならない。特に、身の回りの世話をする人がいない下級武士は、この貸しフンドシをよく使ったそうな。下級とはいえ武士は武士、自分で下着を洗濯するなど武士の沽券にかかわる!と、以ての外。このリース業、中々良いビジネスだったらしい。


さて、使い古された貸しフンドシは、別の業者に下取りに出され、それらは藍に染められ、野良着になったり赤ちゃんのオムツになったりした。藍は繊維を強くするだけでなく、防菌防虫の効果がある。古くはマムシよけになるともされていたのだ。こうやって継ぎ当てされたり刺し子をしたりで使い倒された藍染めの布は、またしても別の業者に下取りに出される。


そこでは、その布を臼にいれてつくらしい。ついているうちに繊維と藍の粒子に分かれてきて、繊維はボロ屋が引き取り、紙の屑と混ぜてちり紙や落とし紙として使われた。藍の粒子はニカワと混ぜて藍棒となり、絵の具として使われた。そう。藍は究極のエコ。SDG、エシカルファッションを地で行っているのだ。


では何故本藍が風前のともし火なのか。簡単に言ってしまえば、蓼農家さんも、スクモ職人さんも、藍を建てる職人さんも、みんな重労働で大変なのである。でも、だからこそ本藍で染めた生地を触ると、発酵菌のエネルギーを感じる。夏涼しくて冬暖かい。そして色の美しさにため息が出る。


実際藍の生地を肌身につけて感動し、蓼を栽培し始めた方もいる。新たに本藍の会社を始めた若者たちもいる。みんなが安くて便利な物から、少しだけ意識を「地球に優しく」と向けていくだけで、随分と色々な事が変わって行くのではないだろうか。藍はその尖端にいると私は思っている。


クラウドファンディング、あと2日となりました。どうぞ最後までお付き合いください。

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