駆け込みご支援大歓迎!お待ち申し上げております!まず初めに、今回スポンサーになってくださった皆さま、記事をシェアして下さった沢山の方々に、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。田中はFacebookはやっていないのですが、クラウドファンディングのページをcamp fire のサイトから見ており、スポンサーの皆さまからのメッセージをとても楽しみに読ませて頂いております。先日もお伝えしました様に、ここで終わりではなく、スポンサーの皆さまとはこの先も、本藍の世界を共有していきたいと思っております。具体的には、ホームページ上でその後の進捗ぶりのご報告、藍染め体験ワークショップのお誘い、来年のカンヌのギャラリーでの個展開催に向けての動き等、一つ一つやっていこうと思います。皆さまからも、何かリクエストがございましたら、どんどんメッセージをお送りください。必ずお応えいたします。最後に、田中賢二 「藍の世界」より、後書きを抜粋致します。添付の写真には、貴重な下絵もございますのでご覧下さい。そして、お時間のある時に、文章の方も是非お目通し下さい。田中の作品作りの真髄に触れて頂く事が出来ると思います。この地球のいたるところで人間の暮らしと共にあった「藍」がしだいに姿を消して久しい今、日本の藍を絶やしたくないという想いがあります「藍」を失えば、人間の暮らしもまた、かけがえのない何かを失ってしまいそうです。再び蘇ることを‥‥。それは時代とみらいを静かに見つめさせてくれる事のようです。お付き合い下さった皆さま、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
これは藍子さんから聞いた、藍が究極のエコだというお話。江戸時代の参勤交代は、それこそ長きに渡る時間を単身赴任しなければならない。特に、身の回りの世話をする人がいない下級武士は、この貸しフンドシをよく使ったそうな。下級とはいえ武士は武士、自分で下着を洗濯するなど武士の沽券にかかわる!と、以ての外。このリース業、中々良いビジネスだったらしい。さて、使い古された貸しフンドシは、別の業者に下取りに出され、それらは藍に染められ、野良着になったり赤ちゃんのオムツになったりした。藍は繊維を強くするだけでなく、防菌防虫の効果がある。古くはマムシよけになるともされていたのだ。こうやって継ぎ当てされたり刺し子をしたりで使い倒された藍染めの布は、またしても別の業者に下取りに出される。そこでは、その布を臼にいれてつくらしい。ついているうちに繊維と藍の粒子に分かれてきて、繊維はボロ屋が引き取り、紙の屑と混ぜてちり紙や落とし紙として使われた。藍の粒子はニカワと混ぜて藍棒となり、絵の具として使われた。そう。藍は究極のエコ。SDG、エシカルファッションを地で行っているのだ。では何故本藍が風前のともし火なのか。簡単に言ってしまえば、蓼農家さんも、スクモ職人さんも、藍を建てる職人さんも、みんな重労働で大変なのである。でも、だからこそ本藍で染めた生地を触ると、発酵菌のエネルギーを感じる。夏涼しくて冬暖かい。そして色の美しさにため息が出る。実際藍の生地を肌身につけて感動し、蓼を栽培し始めた方もいる。新たに本藍の会社を始めた若者たちもいる。みんなが安くて便利な物から、少しだけ意識を「地球に優しく」と向けていくだけで、随分と色々な事が変わって行くのではないだろうか。藍はその尖端にいると私は思っている。クラウドファンディング、あと2日となりました。どうぞ最後までお付き合いください。
田中先生のもとに通いだして今日まで、色々な話しをしてきた。 忘れられないエピソード。 ・ 先生が1988年に小淵沢に移り住み、工房を開いた時。先生はグラフィックデザイナーの職を辞し、奥様の藍子さんは銀座の子供服のお店をたたんだ。東京の自宅も手放した。 ・ その後、驚いたことに、先生はグラフィックデザイナーに関する仕事道具も全部捨ててしまったのである。食えなくなると、人はどうしても簡単にお金になる方法をとってしまうから、と。 まさに背水の陣だ。 ・ それほどまでにして、ひたすらに向き合ってきた先生の藍の世界。 ・ ところが実際の先生に会うと、そんな悲愴感は全然無くて、本当に藍に導かれ、この大自然の中で本藍と共に生きてきた、のびのびした氣を感じる。 ・ 何かを極めるというと、非常に厳格で禁欲的な世界を想像しがちだけど、先生からはもっと大らかな、好きで一生懸命やってきたらここまで来たよ、みんなも自分の好きをやればいいんだよ、的な世界観を感じる。
今、千葉のギャラリーで開催されている、田中先生の個展の作品とライブのコラボ。先生の作品は、迫力がありながら自然のたおやかさがあるので、音と共鳴して、良い空間になったのではないかと想像しています。昨日は、二件新たにご支援を頂きました。スポンサーの皆様には、本当に感謝しかありません。あと数日ですが、最後まで頑張ります。そして、プロジェクト終了後も、HPなどで経過をご報告して参ります。皆様とは、個展まで、そして個展の後からも、本藍を囲む世界を共有していきたいと考えております。また、詳しくは後ほど!
先日小淵沢の田中先生のアトリエで染めた生地で、ご依頼のあったワンピースを作成。・ご依頼主様は、ほっそりした小柄の美人さん。彼女の体型に合わせてパターンを修正しました。・我ながらいつも感動しちゃうんだけど、うちのサンプル室って本当に丁寧な仕事をする。・「裏を付けたくないから(藍をじかに感じて欲しいので)、縫い代パイピングでお願い」の一言で、コンシールジッパーから袖下の縫い代まで、全部綺麗に包んでくれた。・手染めなので、多少の色ムラは出たものの、見た途端、あ、似合うな!と確信。試着写真が楽しみ!・I made a dress for my customer who is very slim and beautiful, using the indigo fabric which I went to maestro’s atelier and dyed there last time. I always praised my sample room for making dress very nice. I only said “I don’t want to attach the lining, so please wrap the allowance”, then they made such a meticulous work. I believe it must suits her well. Looking forward to watching her wearing photo. #藍染めドレス #丁寧な仕事 #indigodyeddress #meticulouswork