【リターン発送遅延について】皆様こんにちは、名取天文台の畑中です。プラネタリウム開発後、リターン発送の準備を進めておりましたが、7月下旬から8月上旬にかけて新型コロナウイルスに感染してしまい10日間ほど休養をとらせていただいておりました。現在は全快し、名取天文台の仕事に復帰しております。リターンについても復帰後に速やかに着手し、すべてのリターン品について作業完了の見通しは立っています。特に、活動写真集についてはデザインがすべて完了し、印刷会社からの発送を待っている状態です。ですが、予定していた8月12日の発送完了は非常に難しい状態です。度重なる延期となってしまい大変申し訳ありませんが、以下のように発送日を変更させていただければと思います。【発送日について】・3000円リターン(活動写真集/プラネタリウム復活記念名前入り缶バッジ )→8月21日に発送・5000円リターン(活動写真集/プラネタリウム復活記念名前入り缶バッジ ) →8月21日に発送 ・10000円リターン(活動写真集/プラネタリウム復活記念名前入り缶バッジ/支援者限定プラネタリウム番組DVD)→8月31日に発送・50000円リターン(活動写真集/プラネタリウム復活記念名前入り缶バッジ/支援者限定プラネタリウム番組DVD/本物のプラネタリウム投影ユニット1個 )→8月31日に発送大変申し訳ございませんが、現在誠意リターンの制作を進めているところですので、もう少々お待ちください。
【はじめに】 ご支援頂いた方には別途お知らせ致しました通り、名取天文台が皆様よりご支援を頂き進めておりました「完全自作プラネタリウムを復活させて子どもたちに星空を届けたい!」プロジェクトは投影機の開発はおおむね完了し、現在は初イベント開催にむけて最終調整及び、リターンの制作を進めているところです。 完成が遅延してしまったことについて、この場を借りて、支援者の皆様、プラネタリウムの完成を心待ちにして頂いている皆様にお詫び申し上げます。【プラネタリウムは投影実験に成功】 先日初めて完全自作プラネタリウムによる投影実験に成功、6月24日にはプレイベントを開催し、実際の運用に必要な最後の技術的な課題の洗い出しを行いました。 その後、各課題について優先順位と対応策の検討をすすめ、現段階で全ての課題に対して解決する見通しがついている状態です。【初イベント開催について】 完全自作プラネタリウムの初イベントについては、「星空&化石祭り」と題しまして、8月12日に名取市増田公民館ホールで開催させていただきます! イベントのお申し込みは、名取天文台SHOPで受け付けております。 名取天文台SHOPはこちら 詳細は以下のチラシをご覧ください。【リターンの発送について】 現在、本格的な運用に向けた最終調整とリターンの制作を進めているところです。リターンについては、DVD以外を8月12日までに発送、DVDについては8月12日の初イベントの様子を収録した上で8月中に発送させていただきます。 大幅な遅延となっており大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。【最後に】 皆様の温かいご支援と応援により、ようやくプラネタリウムイベント開催までの道筋をつけることができました。これまで応援していただき本当にありがとうございました。 日々の取り組み状況についてはTwitterをメインにしながらも各SNSで発信してまいりますのでご覧いただけたら嬉しいです。 引き続き名取天文台のプラネタリウムプロジェクトへの応援を何卒宜しくお願い致します。
【はじめに】 ご支援頂いた方には別途お知らせ致しました通り、名取天文台が皆様よりご支援を頂き進めておりました「完全自作プラネタリウムを復活させて子どもたちに星空を届けたい!」プロジェクトは完了期日を再度延長させて頂く事となりました。この場を借りて、支援者の皆様、プラネタリウムの完成を心待ちにして頂いている皆様にお詫び申し上げます。 今回の記事では、開発遅延の主要因となりました恒星原板の加工、さらには安全性と信頼性の実現に関して説明します。引き続き、本プロジェクト及び名取天文台へのご支援を宜しくお願い申し上げます。【出口が見えてきた恒星原板開発】 恒星原板開発の鍵を握るレーザー加工機ですが、実は3月15日から不具合により使用できず、不具合解消を目指す作業を全力で進めつつも、別の方式による恒星原板製作を模索し続けていました。 そして1か月半の試行錯誤の結果、4月25日に新方式による恒星原板開発に成功、テスト投影にも成功しました。テストで投影した北斗七星 新方式は星空の背景が完全に暗くならず、従来のレーザー加工機による製造方法に比べてコントラストに欠ける欠点がありますが、レーザー加工機復活までの代替としては必要十分な性能を有しているという結論になりました。 また、レーザー加工機による加工の最小径は20μm(1μmは1mmの1000分の1)でしたが、新方式では14μmを実現しており、よりシャープな星空の再現が期待できます。 今後は新方式による開発とテストを重ねて完成に向けて頑張ってまいります。【信頼性と安全性の検討】 コロナ禍前の3年前に名取天文台が開発した投影機は3か月に1回程度のイベント当日のみを使用することを前提として開発しており、その都度補修と改良を必要としました。さらに、使用中は開発者が常に控えてエラーに対処する必要があり、信頼性と安全性の双方に問題を抱えていました。コロナ禍までの3年前まで使用していた投影機 今後名取天文台では、開発したプラネタリウムを活用したイベントを最低でも月1回開催し、月2回を目標に増やしていくことを予定しています。 そのためには、メンバーが使いやすい仕様になっていることや状況に応じてメンテナンスを迅速に行えるような設計が必要不可欠です。また、長期的に活用できるような十分な強度とプラネタリウム解説者の操作を確実に実行できる信頼性を実現する必要もあります。 さらにイベントでお客さんを集める以上は、万が一の故障や地震による停電時にも安全を確保するのは絶対条件になります。 そこで、停電時にもエアドーム内の明かりを確保するために、バッテリー方式の非常用室内灯を搭載する作業を進めています。プラネタリウムエアドームに空気を送り込む送風機についても、平常時は一般的なコンセントから電力を供給しますが、停電時はバッテリー駆動方式に切り替わるシステムの検討と導入を進めています。これらの取り組みにより、停電時にも照明が確保された状態で迅速かつ安全に避難することができると考えています。 プラネタリウムを長期的に活用できる体制を実現するために、信頼性と安全性の両面の検討と実行を丁寧に進めているところです。【最後に】 プラネタリウムの完成時期としては5月中、リターン発送は6月を見通している状況です。しかし、恒星原板の開発が出口が見えつつもまだ道半ばの状況であるため、5月末をめどにまた改めて進行状況をご説明させていただければと思っています。 日々の取り組み状況についてはTwitterをメインにしながらも各SNSで発信してまいりますので見ていただけたら嬉しいです。 引き続き名取天文台のプラネタリウムプロジェクトへの応援を何卒宜しくお願い致します。
【はじめに】 ご支援頂いた方には別途お知らせ致しました通り、名取天文台が皆様よりご支援を頂き進めておりました「完全自作プラネタリウムを復活させて子どもたちに星空を届けたい!」プロジェクトは完了期日を4月末まで延長させて頂く事となりました。この場を借りて、支援者の皆様、プラネタリウムの完成を心待ちにして頂いている皆様にお詫び申し上げます。 今回の記事は、開発遅延の主要因となりました恒星原板の加工についてご報告する内容です。引き続き、本プロジェクト及び名取天文台へのご支援を宜しくお願い申し上げます。【プラネタリウムの開発はいよいよ佳境に!】 これまで、プラネタリウムの再開発は順調に多くの壁を乗り越えて来ました。新たに3mドームを製作し、3Dプリンターを駆使して、投影機本体やレンズユニットの部品を出力し、それらを組み立てて、光学ユニットも組み立てて、光源回路と電源ユニットを製作し、それら全てを完成した本体に組み付けて、朝焼け夕焼けを再現する照明の回路製作も進みます。1等星などの明るい星(ブライトスター)を投影する、輝星投影機も開発済みです。プラネタリウムは完成まであと少しの所まで来ています。しかし、最後に私達の前に立ちはだかった最難関の壁、それが「恒星原版の開発」です。さて、プラネタリウムの開発に潜む魔物とはどんなものだったのでしょうか?【恒星原板は星空をつくりだす重要部品!】恒星原板はプラネタリウムが映し出す要となる部品で、光源となるLEDと投影レンズの間に設置される金属の板です。恒星原板には実際の星の位置とぴったり同じになるよう計算された小さな穴が大量に開けられています。この一つ一つの小さな穴を通った丸い光の束が、ドームの壁面に映し出されて星空をつくりだすのです。この穴の大きさや品質がプラネタリウムの見え味を大きく決定づける要素になる事になります。名取天文台が今回の開発で目指す穴の最小直径は何と15~17μm!髪の毛の太さが約50~100μmですから、いかに小さな穴かが良くおわかりいただけるでしょうか。さて、こんなに小さな穴をどのようにして開ければ良いのでしょう?名取天文台では、レーザー加工機と呼ばれる強力なレーザー光で金属板を加工する機械を使い穴を開ける計画を立て、事前にどんな材質にどんな条件のレーザーを打てば小さな穴が開くかを検証した上で今回の開発に臨んでいました。つまり、小さな穴を開ける事は技術的に見通しが付いていたのです。【小さな穴はいいけれど、逆に大きな穴が難しい】星空には明るい星、暗い星があります。肉眼で見える星でもその明るさの差は優に100倍を超えます。名取天文台のプラネタリウムでは、星の明るさの差を星の大きさの差で表現する仕組みを取っています。つまり、暗い星は小さく映して、明るい星は大きく映すという事です。恒星原版には明るい星の為に様々な径の大きな穴も開けなくてはならず、最も大きな穴では直径200μm程度は必要です。事前に検証していた加工条件は小さな穴を開けるために特化したものだったので、取り組みを進めるうちに多少条件を変えた程度では必要とされる程度まで穴の径を大きくする事は難しいという事が分かってきました。現在はこの壁を突破する為にレーザー加工機の使い方を変えて試験を行い、大きな穴を安定して開ける方法の確立に取り組んでいます。小さな穴を開けるという事が技術的に難しいという視点からその点に集中して技術的な検証を済ませていましたが、実際には大きな穴を開けるのが難しいという思わぬ落とし穴がありました。結果的にプロジェクトの期限延長という選択肢を取らざるを得ず、大変歯がゆい思いです。1日でも早く適切な加工条件を確立し、プラネタリウムの再開発を完了させられるよう全力で頑張っていきます。引き続き、名取天文台の活動/プラネタリウム再開発プロジェクトへの応援を宜しくお願い致します。
開発過程動画#7を公開しました!今回の内容はプラネタリウムドーム開発についてです。引き続き開発過程を発信してまいりますのでお楽しみに^^