
こんにちは、Kamackです。皆さまにご支援頂いたクラウドファンディングのリターン送付の話と今後のビジネス議論をするために、先日Munnahに会いに行ってきました。Munnahのラボは、マドリード近郊にあるセビージャ・ラ・ヌエバ(Sevilla la Nueva)という街にあります。セビージャ(Sevilla)の名前が入っていますが、いわゆる皆さんがご存知のスペイン第4の都市セビージャ(Sevilla)とは全然別の場所にある、人口1万人の小さな街です。バルセロナからマドリードまでセビージャ・ラ・ヌエバはバルセロナからはアクセスが悪く、片道5時間程度かかるため、マドリードに一泊して向かう事にしました。バルセロナからマドリードまでは、高速鉄道または飛行機で移動します。距離が約500kmあるため、日本で言うと東京から大阪まで(約400km)行くよりも少し遠いくらいの距離感です。時間は電車が3時間弱、飛行機が1時間半弱ですが、飛行機の場合は空港までの移動が電車よりも余計にかかる事、セキュリティが電車よりも厳しいため早めに空港へ移動する必要があります。なので、感覚的にはどちらも同じくらいの時間がかかります。私たちは今回、電車を利用する事にしました。私は実はスペインに1年も住んでいながら、マドリードにいった事が無く、今回が初めての訪問。バルセロナのサンツ駅からマドリードのアトーチャ駅に向かう高速鉄道の中では、今回の打ち合わせで議論する内容の詳細を妻と打ち合わせしつつ、頭の中で今回の議論がどうなりそうかをシミュレーションしていました。人生初のマドリードさすがスペインの首都だけあって、アトーチャ駅は広大。駅構内に植物園があり、ここが駅である事をしばし忘れさせてくれます。外に出てみると、バルセロナとはまた違う都会的で美しい街並みが広がっていました。せっかくだから少しだけでも観光したい、という事で、マドリード内にある有名な美術館の一つ、ソフィア王妃芸術センターを訪問する事に。この美術館にはパブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ジョアン・ミロなどが残した数多くの作品が展示されているのですが、その中でもピカソの描いた「ゲルニカ」が最も有名で、数多くの来訪者がこの作品を見に来ています。※ゲルニカは撮影禁止のため、上記写真は購入したマグネットです。どこかで見たことがある方もいると思います。私は地元の中学校にこの「ゲルニカ」のレプリカがあったのを覚えており、その時は全く理解できなかったのですが強く記憶に残っていました。改めて、この作品を見る機会に恵まれて昔の記憶が戻ってくるようでした。思い返せば、あの時は人口が数万人の小さな街で、自分が将来海外留学すること、ましてや海外で起業する事なんて考えたことも無かったです。ただ、こうして四半世紀の年月を経て改めて(当時はレプリカだったので、本物を見るのは初めてですが)この絵画を見てみると、幼少期のこの絵画の出会いがこうして私をスペインの地へ連れてきてくれたのかもしれない、と自分らしくもなく昔を振り返って感傷的な気持ちになっていました。隣にいる妻はおそらく私のこの感情には気づいていませんでしたが。他にも、近くにプラド美術館という別の有名な美術館があったのですが、今回は訪問する時間が残念ながらなかったため、また次回来るときの楽しみにしておきます。この日は美術館の近くにあるホテルに一泊し、明日の早朝にセビージャ・ラ・ヌエヴァを目指して出発するために早めに就寝しました。マドリードからセビージャ・ラ・ヌエバまでこのセビージャ・ラ・ヌエバという街へのアクセスはあまり良くなく、Googleマップで調べても公共交通機関では行けない事になっている場所でした。Munnah創業者のヌリアから、まず地下鉄を1本乗り継ぎColonia Jardín駅まで行き、そこから30分に1本から45分に1本程度、この街に向かうバスがある事を教えてもらったため、そのバスに乗って向かいました。バスに乗ってからはだいたい30分程度の道のりなので、マドリードからめちゃくちゃ遠いというわけではありませんでしたが、道中は先ほどまで都会にいる事を忘れてしまうようなのどかな光景を通っていきます。30分の乗車で街に着きましたが、街は本当に美しく、人が少なく空気が澄んでおり、田舎生まれ、田舎育ちの私が住みたくなるような街でした。バス停から4分くらい歩くと、ひときわ美しい建物が目に入ります。こんなきれいな家に住んでみたいなぁと思っていたら、そこがMunnahのラボでした。Munnahのオフィス/ラボ到着ヌリアとデビッドからは大歓迎を受けました。「元気だった!?遠いところまで来てくれてありがとう!」妻から、バルセロナで有名な和菓子パティシエ、Takashi Ochiai氏のレモンケーキを渡します。「お~~日本のお菓子なのね?わざわざ本当にありがとう!!」喜んでもらえたようで良かったです。妻は現職の関係上、お土産選びには強いこだわりがあったりします。このあたりは、別の投稿で経緯を紹介しようと思います。オフィスに入ると、どこかで見た風景が。こ、これは、以前ヌリアが製品紹介ビデオを撮って送ってくれた時の背景じゃないか。オフィスの中はこうなっていたのか~と新鮮な気持ちに。奥にはディスプレイ用の既存製品が並んでいました。クラウドファンディング後に我々のウェブサイトで紹介しようとしていた製品ラインアップになります。今はどんな製品が売れ筋なのか?と聞いてみたところ、スペインの暑い夏らしくオーガニックの日焼け止めが売れているとのことでした。この日焼け止めは保湿や栄養補給の機能が含まれており、「3in1」の機能とのこと。この後の打ち合わせでも日焼け止めの世界的な動向に関する面白い話を聞くことになるのですが、これはまた別の機会に書かせていただきます。「暑かったでしょう?水飲んでね。」この日はそこまで暑くなかったのですが、それでも昼間は35℃くらいまで上がるのがマドリードです。多分今年は異常に高いような気がしますが。 Munnahのラボ見学お互いのアップデートを少し雑談したあと、詳細の議論に入る前に、まずは早速ラボの見学をさせてもらいます。彼らも今回のクラウドファンディングを本当に心から楽しみにしており、クラウドファンディング向けの製品はラボに向かう途中のガラスケースに、大切に保管されていました。ラボの中は企業秘密なので、非常に残念ながら、詳しくは記載できません。が、ざっくりと今の製品の製造と新しい製品の開発が行われていました。新しい製品ラインナップも続々誕生する予定があり、これもまだ公開できる段階ではありませんが、私たちも非常に楽しみです。将来のビジネスに向けた議論ラボからオフィスに戻り、将来ビジネスに向けた議論を始めます。今回の本題である議論内容は、以下の3点でした。1. クラウドファンディングの結果振り返り2. 製品送付の段取り3. デリケートゾーンケア以外の製品ラインアップを扱うための準備この議論の詳細については、クラウドファンディングでパトロンになってくださった方向けの限定報告とさせていただきます。そして、この議論の前に実は5月にバルセロナで実施した2回目のMunnahとの議論に関して、まだ内容をアップロードできていなかったのを思い出しました。まずはそちらから内容をパトロンになってくれた方向け限定に公開し、その後に上記の内容をアップロードします。この辺の話はビジネスの根幹にあたるものなので、簡単にすべては公開できないものの、ビジネスに興味を持ってパトロンになってくださった方向けには共有しても差し支えない内容でもあると思っているので、当面はそのような形にさせていただきます。楽しみにされていた方はすみません。クラウドファンディングの資金調達期間はもう終わってしまったため、読みたいけど支援する事が読めないという方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。そのような方向けに、今後有料ノートでの情報公開なども考えていきたいと思います。配送準備今回のクラウドファンディングで注文があった商品の発送準備も着々と進めています。私たちはこの梱包準備も手伝うつもりで来ましたが、Munnahのスタッフが進めてくれていました。Munnahはオーガニックで環境に配慮する事がビジョンの一つであるため、緩衝材は不要になった紙を使っているとのこと。シンプルなパッケージではありますが、ここにもMunnahの想いが詰まっていると思っています。写真の通り、Munnahのスタッフが丁寧に梱包してくれています。パトロンになってくださった方はぜひ楽しみにしていてください!