2021年11月14日(日)、クラウドファンディングのリターン品の一つ、愛知県常滑市小鈴谷にある「盛田昭夫塾」 「盛田 味の館」などを巡る ”盛田昭夫氏のルーツを探る特別ツアー” を開催いたしました。
活動報告として、以下に当日の様子をお伝えいたします。
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名鉄常滑駅にて参加者の皆様と合流、駅から車で約20分。
今回のツアー開催地の小鈴谷にて、まずはじめに、盛田昭夫氏の御長女で「盛田昭夫塾」の館長盛田直子様に御挨拶をし、参加者全員で盛田家の菩提寺(寳珠院)にてお墓参りをさせていただきました。
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その後、普段一般公開はされていない「盛田家本家」を見学し、盛田昭夫氏の幼少期のエピソードなどを含めた、盛田家11代当主 盛田久左衛門命祺(めいき)翁が小鈴谷の地に建てた学校「鈴渓義塾」にまつわるお話をまとめた映像を鑑賞しました。(盛田昭夫氏は盛田家15代当主になります)
「鈴渓義塾」は現在の小学5年から中学2年にあたる子供たちを対象に、現在の高校学校に匹敵する内容の国文、漢文、英語、数学、理科、簿記などを教育課程に加え、さらに当時ではほとんど普及されていなかった野球を体育のカリキュラムに含めるなど、当時の日本においては、特に進取の気性に富んだ、当時の最先端の教育、極めて高度な教育内容を積極的に採り入れていた学校でした。
卒業生の中には、トヨタ "中興の祖"・石田退三氏、敷島製パンの創業者・盛田善平氏をはじめとする多くの偉人を輩出した私塾として知られています。
盛田昭夫氏は「鈴渓義塾」の卒業生ではないものの、「鈴渓義塾」の精神に大きく影響を受け世界へ羽ばたいた一人でした。
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次に「盛田 味の館」に移動し、参加者全員で歓談しながら昼食を食べ、併設された常設展「十五代当主 盛田昭夫」を見学。
「盛田 味の館」は江戸時代の醸造蔵を改装し、館内には杉樽が並べられ当時の雰囲気を肌に感じられる施設として、中では酒、みそ、たまり、しょうゆの製造工程をビデオで紹介。隣接する工場で造られたばかりのお酒や食品を味わえる施設です。
館内では常設展「十五代当主 盛田昭夫」が設置され、盛田昭夫氏ゆかりの品々を見ることができます。
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「盛田 味の館」から、中部国際空港 セントレアを眺望できる伊勢湾沿いを歩いて約5分。
盛田命祺翁の陶像の置かれた小鈴谷白山神社を通り、昨年開館した「盛田昭夫塾」へ。
盛田家の15代当主でもありソニー創業者の一人でもある盛田昭夫氏とその妻良子氏の「人となり」を紹介する記念館として開館した「盛田昭夫塾」館内では、監修された盛田直子館長により各コーナーを詳しく解説していただきました。
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盛田家本家を挟んで隣接する「鈴渓資料館」に移動。
天災などから守るために倉自体を建築物の中に納めるという特殊なつくりの「鈴渓資料館」は、江戸時代初期から続く盛田家の歴史や「鈴渓義塾」の創設などにまつわる膨大な資料などを保存管理されている施設です。
今回は「鈴渓資料館」館長の新宅弘国様に館内の資料について詳しく解説していただきました。
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最後にもう一度盛田本家に移動し、参加者の皆様とお茶休憩をしながら歓談をし、今回の特別ツアー終了となりました。
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今回の特別ツアーでは、盛田昭夫塾の盛田直子館長をはじめ、盛田味の館の畑中英孝館長、鈴渓資料館の新宅弘国館長、そして各施設のスタッフの方々のご厚意で、とても素晴らしいツアーとなりました。この場をお借りして皆様に改めて感謝をお伝えしたいと思います。
ツアーに参加してくださった支援者の皆様も初対面ながら、おもしろい御縁を感じる方ばかりで、御関係をつなげることができたのも本当に良かったです。
ツアーは無事終了いたしましたが、まだこれから『新実力主義』の本はもちろんのことポストカードなど、さまざまな活動報告を続けていきますので、引き続きお楽しみいただければと思います♪