みなさん、こんにちは!このクラウドファンディングの企画・運営をしておりますLiving in Peaceです。今日は、ステップハウスの利用者から届いたクラウドファンディング応援メッセージをご紹介します。昨年20歳になったばかりの頃、電車に飛び込む寸前の精神状態で「ステップハウスとも」に繋がった女性からの応援メッセージです。-------------------------私はさと(※1)で助けて貰って保護してもらうまで毎日「あー、生きててごめんなさい。」「誰かもう殺してくれないかな。」「死にたい死にたい助けて死にたい死にたい。」絶望感と、寂しい気持ちと、寂しいと感じる自分への嫌悪感と、無力感。というお友達と一緒にのたうち回って生きていました。しんどかったです。生きてるけど死んでました。何が幸せなのか本当によくわかりませんでした。シェルター(※2)で過ごせた時間は私に優しくて心強いお姉さん達(※3)との出会いと一緒に話す時間、ほんまにわけわからんことで何時間も怒られる最悪な恐怖、暴力による痛みを我慢することなどを少しの間考えないで寝る時間とごはんを食べる時間をくれました。めちゃめちゃ幸せな時間で、しんどいことも思い出すけどそれ以上にお姉さんたちと一緒に過ごせたことが嬉しくて楽しかったので本当にありがたかったです。ありがたや~今はその時間が私の生きる糧になっています。なんかあってしんどくても、死にたくなっても、生きるのもめんどくさくなっても、シェルターでの時間と助けてくれる人達の事を思い出すと、大好きなアイドルの歌の歌詞のように、「クッソ!生きてやる!」という気持ちになって生きる事ができるのでシェルターで過ごさせてもらえたことに本当に感謝します。※1 「さと」とは、荘保共子が理事長を務める「こどもの里」のこと※2 「シェルター」とは、荘保共子が運営する「ステップハウスとも」のこと※3 「お姉さんたち」とは、①利用者がステップハウスともに居住していた時期と同じ時期に居住していた他の利用者や、②ステップハウスに住み込みをしている「こどもの里」のスタッフのこと-------------------------この女性は、「ステップハウスとも」に繋がり、様々な支援を受け、今は自立に向けて1人暮らしをしているそうです。ステップハウスともは女性たちに、本当に安心・安全なセーフティネットを提供しています。皆様の声が、力になり、新しい制度の礎となることを我々は信じています。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
皆さん、こんにちは。ステップハウスとも利用者紹介の第2回目です。 今日ご紹介するのは、18歳の女性、Bさんです。Bさんがステップハウスともに繋がったきっかけは、Bさんからの直接の電話でした。「居場所がない」そう言って、ステップハウスともに電話がかかってきたそうです。詳細は差し控えますが、ステップハウスには、このように未成年の女性から突然電話がかかってくることがあるといいます。居場所がない女性が利用できる公的サービスのメニューが少ないことや、その利用にあたっての手続きがとても複雑で時間がかかること、また、実際に利用するにあたっての制約が大きいことが原因で、公的サービスを利用できない女性は少なくありません。そんな女性たちにとって、性風俗産業がセーフティネットになっているという調査もあります(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3458/1.html)。産業そのものやその産業に従事している方々を否定するわけでは決してありません。ただ、もし仮に行き場を失った女性が、生きるために望まない選択を強いられる状況があるのであれば、それはあまりにも不条理です。ステップハウスともは女性たちに、安心・安全なセーフティネットを提供しています。皆様の声が、力になり、新しい制度の礎となることを我々は信じています。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
皆さんこんにちは。このクラウドファンディングを企画しているLiving in Peace(https://www.kodomo.living-in-peace.org)です。これから5回にわたり、ステップハウスにどのような方が、どういった事情でやってくるのかについて、可能な範囲でご紹介していきます。今回は、子どもシェルターの弁護士からの紹介でやってきた女性Aさんについてご紹介します。子どもシェルターとは、何らかの事情で行き場を失った未成年が保護される緊急避難施設です。より多くの子どもを保護するという目的のため、原則として3カ月しか滞在することができません。Aさんは、子どもシェルターの滞在期間3カ月を経過した後、帰る家もなく、借りられる部屋も見つからなかったため、ステップハウスともにやってきました。Aさんのように、子どもシェルターを出た後、居場所がない方は多いといいます。18歳以上の場合、その方々の居場所を用意する公的支援としては自立援助ホームがありますが、自立援助ホームには定員があり空きがないことが多いです。実際、Aさんも自立援助ホームを探したそうですが、入居できる自立援助ホームが見つからなかったそうです。また、自立援助ホームは月3万円程度の費用を入居者が負担しなくてはならないので、シェルターを出てすぐの女性にとっては入居が難しいという事情もあります。さらに、自立援助ホームとステップハウスの決定的な違いは、22歳になったら必ず退所しなければならないという点です。虐待やネグレクト、DVなどで逃れてくる女性たちが、その傷ついた心身を回復させるのには相当に長い時間がかかります。年齢制限がなく、いつまででもいられる居場所があること、いつでもまた戻ってやり直せる居場所があるということが、彼女たちに安心をもたらします。今はまだ、ステップハウスは、公的な支援ではなく民間資金によって運営される事業です。しかし、このクラウドファンディングにより荘保さんの活動を後押しする皆さまの声が集まれば、ステップハウスを公的な支援にすることが可能になると我々は信じています。女の子や母子の居場所がある社会を、誰一人取り残さない社会を、皆様と一緒に実現することができればと願っております。どうぞご支援の程よろしくお願いいたします。