クラウドファンディング 最終日 となりました。
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誠にありがとうございます。
本日は、ツミの物語、最終話をお届けします。
この一ヶ月間、お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
ぜひ、ご覧頂けたら幸いです。
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「新たな命を残す為に...」わかってる わかってる だけど…
6月29日。あいにくの曇り空。
溜まっている仕事を済ませて、8時半、ツミの元へ向かった。
着いた途端、全身が凍り付くような光景が待っていた。
木の根元にたたずむ1羽の子供。
その周辺には1羽の首と足…そして羽毛…
4羽居た内の2羽は目の前に..残りの2羽は?
しばし呆然と立ち尽くす…
忘れていた。
5月2日から今迄、ほとんど危険な目に遭っていなかったし、
昨日も平和そのものだったが、「ここは東京とは言え自然界なんだ…」
しばらくして、メスが巣の上にやってきた。
巣の中を覗き込み、何度も何度も、力なく鳴き、、
あきらめた様子で飛び去っていく。
ここで全てが繋がった…
他の猛禽類にやられたのだろう…
時間が過ぎていくにつれ、段々と悲しみが襲ってくる。
昨日はあんなにも元気だったのに。
まさに天国から地獄に突き落とされたようだ。
「弱いものから命を落とし、強い者が生き残る」
何度も何度も、タンザニアのサバンナで経験して来たこと…
わかってる、わかってる。
だけど、やっぱり辛い。自然と涙が流れる。
じっとこっちを見つめるツミの子供に、ヌーの子供がだぶる。
本来ならば、まだ親と一緒に過ごさなければならないけど、
右も左も判らぬまま、一人ぼっちになってしまった者に、
待ち受ける運命は1つしかない。
そしてそこに介入する事は許されない…
僅かな時間だけだけど、この地球に存在していた事は間違いない。
それだけは自分の記憶と写真に残しておきたい。
そして、当たり前のようで、そうではないのだと。
こうした一瞬一瞬。地球上の命あるものの物語。
命の尊さ、美しさ、かけがえのなさ。
これからも「命」を伝えるため、シャッターを切り続けたいと思います。
ご覧頂きどうもありがとうございました。
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クラウドファンディング最終日です 。
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