はじめに・ご挨拶
みなさん、初めまして。
「100歳まで生きる!元気な高齢者地域」をテーマに、農福連携の取り組みを進める「貝口ビアパークプロジェクト」の発起人の田中照康です。
私たちは、長崎県の離島で、大韓民国までわずか50Kmに位置する国境の島「対馬」の中の、高齢化率63%の限界集落と呼ばれる地域で生活をしています。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、限界集落となった地域で、遊休農地を活用して「そば」をつくり、年末に年越しそばを住民や協力者の方々と一緒に食べて、また新しい年を皆で迎えるという夢の詰まった取り組みです。
対馬は日本で最初に「そば」が伝わったとされ、農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に長崎県で初めて登録された『対州そば』があるため、「折角作るのであれば」と『対州そば』を作ることにしました。
『対州そば』でつくる年越しそばを楽しみにしながら、農業をすることで生きがいをつくり、同時にそこが自然と人が集まる居場所となり、活動を通して介護予防にもつながります。
一方で、石うすを使ったそば粉づくりやそば打ち体験を行えば、子どもや若い世代に文化の継承ができ、多世代の交流にもなります。
さらには、そこは異国(韓国)が肉眼で見えるほど。そばの花が咲けば観光スポットに!
誰かの楽しみに、幸せに、思い出に・・・。
私たちは、限界集落から元気を発信していきます!!
プロジェクトを立ち上げた背景
きっかけは、地域座談会です。
住民が少なくなっていくことに不安を感じる一方で、住民が少ないからこそ、困った時には助けてくれる人がいる!そんなつながりの強い地域で、楽しく、仲良く、そして元気に過ごしていきたい・・・‼
そんな意見が出ました。
若者が減り、高齢者ばかりの地域だと諦めるのではなく、「100歳まで生きる!元気な高齢者地域!」をテーマに掲げて暮らしていこう!
その一助になればと企画が立ち上がったものが『貝口ビアパークプロジェクト』です。
プロジェクトの名前は、近くに“浜辺(ビーチ)”があり、そこで“農業(アグリ―)”をしながら、誰でも気軽に寄りあえる“公園(パーク)”を作ることを目標に掲げ、『貝口ビアパークプロジェクト』と命名されました。
※決して、Beer🍻のことではありません‼
これまでの活動
プロジェクトを企画した後、まずは住民有志に活動を説明しました。
しかしながら、活動を始めるにも、10年も放置した遊休農地は、草木が生い茂り、すぐに耕すことが困難な状態です。草を刈り、木を伐採・伐根、耕すという過程を、高齢者が多い地域でこの作業を行うことは大変なことです・・・。
と言えども、「企画したのに、何もしない」わけにはいきません。一念発起し、貝口住民だけでなく、市内の有志に呼びかけを行い、開墾作業の開始です。
◆これまでの活動状況
地域住民だけでなく、行政職員や島おこし協働隊、社会福祉協議会の職員と活動に賛同するボランティアの方々や、明治大学の教授・学生や、地元中学生にもご協力いただき、活動終了後は、参加者との交流も深めました。
対馬では、イノシシ・シカなどの有害鳥獣が多く生息し、農作物被害が甚大です。
防護柵なしでは、被害にあうばかりばかりです。そのため、防護柵の設置も済ませ、
あとは『対州そば』を植えるだけです!
資金の使い道・実施スケジュール
主に、材料費として使います。
・『対州そば』の種代
・農具などの備品
・道具小屋の材料と設置費用
・収穫祭・そば打ち体験等のイベントに必要な消耗備品費
・活動参加者に対する保険代
など
スケジュール
5月 畑耕作業
6月 作付け作業
7月 そば植え作業
10月 そば収穫作業・干し・乾燥
11月 脱穀
12月 そば打ち体験・食事会
リターンのご紹介
・「お礼と活動報告メール」
活動状況報告とお礼のメールをお届けします。
・「対馬物語カルタ」
地元、加志々中学校の生徒たちが、対馬をPRするために作成・販売したものを
お届けします。
・「高齢者と子どもの共生型居場所への食事代支援」
同町内で、高齢者のふれあい処と子どもを一時預かり処となる共生型居場所における
食事代の支援を行います。
・「対州そば」
本プロジェクトでつくる予定の「対州そば」をお届けします。
※お礼及び活動状況報告につきましては、3か月に1度お送りさせていただきます。
※「対馬物語カルタ・対州そば」は、販売団体及び販売会社より許可をいただいております。
最後に
高齢化率65%の小さな村から生まれた『ワクワク』プロジェクト!
子どもから高齢者まで、誰もが気軽に寄りあい、そこに行けば誰かと出会え、困りごとを相談すれば、助け合って解決していく、そんな居心地の良い場所を一緒に作り上げてみませんか?
是非、ご協力よろしくお願いします!!
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るそば打ち体験会☆
2019/12/28 11:3012月15日(日)そば打ち体験会を開催しました。先月、刈ったそばを使って、昔ながらの石うすを使ったそば粉作りとそば打ち体験を行いました。今回も南小学校の児童・保護者・教諭が参加し、大人数での開催となりました。まずは、石うすを使って、そば粉を作ります。子どもたちも頑張ります('◇')ゞ ふるいにもかけます。そして、挽きたてのそば粉でそば打ちしていきます!!が、、、その前に、、、、田地区の齋藤幸枝先生よりお手本を披露してもらいます☆ミさすがの一言です。。これぞプロの技!!そして、子どもたちの体験です。できたそばは、その場ですぐに湯がき、いよいよお食事会です☆会長から、プロジェクトの経緯の説明とお礼の挨拶とそのまま「いただきます」の挨拶があり、参加者皆で楽しくいただきました!最後には、南小学校の児童からお礼の言葉があり、今年1年の活動終わりました。手探りで始めた活動も平均して月1回のペースで活動を実施してきました。「作ったそばを住民で食べる」という夢も、貝口地区住民のみならず、小学校を巻き込んで実施できたことは大きな収穫でした。単年度で終わらせず、今後も継続して実施していき、誰かにとって大切な居場所に!!そして、ここに参加した子どもたちがいつか楽しかった経験を思い出し、次の世代を担う子どもたちに夢を与える。そんな一助になることを願います。 もっと見る
そば刈り体験会☆
2019/12/27 16:1711月17日(日)そばかり体験会を開催しました!!南小学校児童・保護者・教諭も参加しにぎやかな活動となりました。まずは、鎌を使ってそばを刈り取ります!子どもたちは教えてもらいながら、体験し、学んでいきます。次に、刈ったそばを脱穀機にかけて、実だけを採っていきます。昔ながらの脱穀機・・・使い方が難しい。。。。大人たちも苦戦しながら体験してきました!!次は、そばの実だけを選別するために、唐箕(とうみ)を使っていきます!強くしすぎると、実も一緒に飛んでいき、弱すぎるとゴミが飛んでいかない・・・。これまた難しい道具でした(;_;)今回の体験がひと段落したところで・・・お待ちかね!!試食タイム!!貝口のそばは間に合いませんでしたので、厳原町佐須のそば道場からいただいてきました!試食といっても、そばだけではありません!!ドーナツ、蒸しパン、ぜんざい、おにぎり、お漬物・・・etc住民の方の手作りや差し入れによって、豊富なメニューでお腹いっぱいになりました!おいしいそばを食べ、次はいよいよそば打ち体験会です!自分たちで刈ったそばを食べる過程にしていく作業を南小学校と一緒にしていきます。おいしいそばが食べれるかな??(^^) もっと見る
倉庫の完成!!
2019/12/23 16:1911月10日(日)に、町内大工の有志ボランティアによって、貝口ビアパークの倉庫が建設されました!!!これは、先日の明治大学生との協働によって運ばれた材料を用いて建てています。※以前の報告書にてご確認ください。あっという間に倉庫が完成していきます・・・。この倉庫が完成し、出来たそばや農機具の保管に活用します。また、大工さんより簡易トイレより提供いただき、さらに活動しやすく、誰もが参加しやすい環境になってきています(^^)終わったあとは、もちろん、大工さんへの賄いを忘れずに・・・! もっと見る
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