お風呂や寝かせつけは妻がやってくれることが多いのですが、僕もすることがあります。そんな僕がかなり苦戦したのが入浴です。
双子は沐浴をそれぞれ一回ずつ、計二回やります。当たり前の話ですけど。それはそれで緊張するところもありますが、ひとりの身体を流している間、もうひとりは安全な場所にいてもらえばいいため、手間暇時間がかかりはしますが、危険というほどでもありません。
ただ、僕の場合は長男と次男がいたので沐浴そのものに緊張はすでになく、ほとんどの場合に妻がいるので安心というところがありました。最初の子どもが双子の家庭は、本当に毎日がストレスとの闘いだと思います。
双子もそこそこ大きくなり、冬場ともなればお風呂に入れます。ここでのポイントは、双子とお風呂の場合、ひとりずつ入れて、湯船で身体を温めてを二回やれば自分が入らなくても何とかなりますが、実際にはそれも危ないわけです。
そもそも浴槽の前で立ちながら脇を持っているのはつらいし危ない、そしてその間、もうひとりが笑顔か寝ているであればいいですけど、泣いていたり、えびぞっていたり、うんちやおしっこをしてしまうこともあります。そこそこ歩けるようになれば目の届かないところに行ってしまうかもしれない。本当に危険です。
そのため、同じ危険であっても自分も双子とお風呂に入ってしまうことの方が”まだマシ”だと思うわけです。先に書いておくと、もうひとり大人がいれば、お風呂が終わったら受け渡して、もうひとりが身体を拭いて、おむつをはかせて、服を着せることができます。二人とも出し終われば、自分の身体を洗ったり、ちょっと湯船でゆっくりしたりできます。
しかし、お風呂は毎日のもので、確実に大人が二人いられるとは限りません。今回はワンオペで双子(長男次男ものぞいておきます、文章がカオスになりますので)をお風呂に入れることを想定します。
年齢によってお風呂の入れ方も変わるため、「ひとりで立っていられない」時期を前提にしておきます。この時期、僕はもっともお風呂に入れることが難しい時期だと思っています。
とりあえず、自分が服を脱ぎます。そして双子それぞれの服を脱がします。何回かに一回は、その時点でおむつが汚れていることに気が付きますし、それが双子同時ということもあります。「あぁ」となりますが、お風呂で洗い流せばいいかとポジティブになれるときもあります。
浴槽の床にパッドみたいのを引いておいて、その上に座らせます。腰が据わってないときは、ひとりを抱え、もうひとりはお風呂で使える椅子に座らせておきました。ひとりを洗って、交代して、もうひとりを洗います。二つ買うのもありですが、使う期間が限られているのでひとつで乗り切りました。
このとき、本当に雑になりますが自分の頭と身体も洗います。立ってシャワーは双子のどこに水がかかるかわからないので、身体の位置を極力低くしてました。特に頭を洗うとき、泡が目に入らないように気を付けました。ちょっとの時間まぶたを閉じるのも怖い時期がありました。考えすぎかもしれませんが、どこにどう動くかわからず、うつぶせ状態になって何かあったらと思うと、瞬きすら水場では怖いんです。
そして二人を抱えて浴槽に。おとなしくしてくれるといいのですが、双子も遊びたいので腕でどのレベルまで抑えるかは常にチューニングが必要です。基本的には足の腿の部分にそれぞれをまたがらせて、二人ともこっちを向かせるか、あっちを向かせるか。最初はこっちを向かせてましたけど、少し大きくなるとあっちを向かせてあげると、浮いている何かで遊んだりします。
ただ、少し遠くの届かないところにいってしまうと、双子は泣きつつ、僕は手が使えないので、サッカーで培った(?)足先で玩具を寄せるか、できなければ身体をゆすって波を立ててこちらに流れるようにします。書いてみると滑稽なんですが。
そして出るときは、二人を抱えながら立脚して浴槽を出ます。ここで滑ってしまったら双子も自分も全部を守るのは不可能という認識は常に持っていたので、想定としては自分が空中で背中を打ってでも、双子に衝撃を与えないことを意識してました。
浴室の扉を開くと寒いので、扉を開き準備しておいたバスタオル二枚の上に双子を転がし、さっと巻きます。拭くのはあとです。最低限の状態にうまくもっていけたら、それぞれを拭いて、おむつをはかせ、着替えを終えます。
その後、自分の身体を拭くわけですが、だいたいすでに寒い状況です。それでも双子がどっかに行ってしまうと困るので、全力で拭いて着替えます。身体は雑にしか洗ってなく、浴槽では常に気を張って、出るときは寒い。そんな毎日が「双子とお風呂」です。
お風呂で使える椅子が二つあれば、ガウンを買っていたら、浴室の脱衣所にヒーターを、と考えればできることはあるのですが、そのようなことの積み重ねは、家計を圧迫していきます。一つひとつは大した値段でなくても、積みあがると結構してしまうもので、また期間も限られているので二の足を踏みます。
初めからそういう状況だあることが想定されていたら、先んじてもらっておくとかもできたかもしれません。また、周囲が知っていたらお祝いはお風呂で使える椅子二つとか、親のためのガウンとかを贈るかもしれませんね。
さて、そんな感じで毎日のお風呂と格闘するわけですが、工藤家にはその時点で4歳長男と2歳次男がいるため、こちらを参考に。
いまはお風呂場が遊園地です!(つらい)
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