このたび弊社でボゴール農科大学から研修生を受け入れることになりました。11月に同大学の学生が西ジャワの畑を訪れ、「実地研修の受け入れ先を話している。引き受けてもらえないか?」という話になりました。研修内容などについて協議を重ね、正式に受け入れが決定しました。研修は2022年1月から3か月間です。研修実施農地(インドネシア西ジャワ州)それに伴い、研修実施費用の支援をうけるためのクラウドファンディングを立ち上げる予定です。以下は公開前のページです。インドネシア農大生の実地研修プロジェクトへのサポートを!公開時に皆様にご共有いただけましたら幸いです。
活動報告の前に、ひとつ悲しいお知らせがあります。後継者育成のため自然栽培の実習プログラムを計画し、2020年8月にオンラインセミナーを開催しました。また11月には農地での実習プログラムを進めるため、準備を続けてきました。このプロジェクトを組み立てるため準備段階から献身的に協力をされていた学校法人スバン農業専門学校の経営者で教育学修士トリ・アルミアンティさんが10月30日に急逝されました。亡くなる前の週にも研修プログラムを実施する私たちの農地を訪問され、実習内容などについて打ち合わせをしたばかりでした。8月に行われた自然栽培のオンラインセミナーは彼女の存在無くして実施できませんでした。新型コロナで厳しい状況が続きますが、トリさんの遺志を受け継ぎ、前向きに進めていきたいと考えております。11月に実施予定であった自然栽培の講習会は新型コロナウイルスの蔓延により、来年以降に延期となりました。後継者は継続して募集しており、より広い畑での自然栽培も来年早々にはスタートします。当地での栽培実績をもとに、オンライン教材や、手引書の作成を進めていこうと考えております。
1. 移転ジャカルタのPSBB(大規模移動制限)により、3月から計画していた生産・集荷拠点の移転がずっと延期となっていました。6月に、制限移行期間に適用されるジャカルタ出入許可証を取得し、6月30日に西ジャワ州チパナスの新農地に移りました。ここがご支援いただいたプロジェクトの拠点となります。当地は標高約800mの高原にあり、南国ですが朝は18~19度、日中の最高気温も30度前後で野菜の栽培に適しています。2. 種苗生産の強化当地にて野菜の種の生産を増強します。コロナの影響により海外からの種の輸入が難しい状況が続くため、生産と採種を併せておこなっていきます。オクラ、水菜、ミニトマト、桃太郎、ネギ、きゅうり、大根、チンゲン菜などの種を栽培し収穫ます。写真をご参照ください。ミニトマトきゅうり大根蕪水菜なぜ種を収穫しているかについては、下記ページに詳細があります。インドネシアの完全な食料自給を支援したい!野菜の種の国産化を!!3. 専門学校との提携西ジャワ州の技術専門学校の経営者が農地を訪問し、弊社が当初からおこなっている自然栽培についての研修プログラムを作成することに合意いたしました。4. 後継者育成新農地は宿泊施設を併設しており、無農薬農業後継者育成の拠点となります。5. 自然栽培げんざい主流になっている栽培方法(農薬と化学肥料を使った慣行栽培)によって、野菜の栄養価はどんどん少なくなっています。それが私たちが自然栽培で野菜を作っている理由です。以下の表をご覧ください。私たちは種の生産と自然栽培を活動の柱としていきます。今後のプロジェクト進捗状況は追ってご報告いたします。 八百萩° 西村
農業後継者育成プロジェクトにご協力いただき、誠にありがとうございます。以前ご報告いたしました青年更生財団(The Learning Farm)との協業は、生産技術の不足から「新たな品種の野菜生産に対応できない」という申し出が先方からあり、いったん白紙に戻すことになりました。そうしたなか、2020年2月に新しい農地の開拓が始まりました。農地は西ジャワ州チアンジュール県にあり、ジャカルタから80Kmの高原に位置し、標高は790mで野菜栽培に最適です。種苗づくりのためのグリーンハウス敷地内には、弊社事務所、倉庫、宿泊施設、建設中のグリーンハウス、畑があり、無農薬自然栽培野菜の生産・集荷・配送拠点、明日のインドネシアの農業を担う人たちの研修施設となります。野菜の栽培を開始建築中のグリーンハウス宿泊施設新規プロジェクトを開始しました昨今のコロナウイルスの蔓延を鑑み、同拠点で下記のプロジェクトを開始することになりました。インドネシアの完全な食料自給を支援したい!野菜の種の国産化を!!5月1日に公開予定です。ページは既にご覧いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。