1. 移転
ジャカルタのPSBB(大規模移動制限)により、3月から計画していた生産・集荷拠点の移転がずっと延期となっていました。
6月に、制限移行期間に適用されるジャカルタ出入許可証を取得し、6月30日に西ジャワ州チパナスの新農地に移りました。ここがご支援いただいたプロジェクトの拠点となります。
当地は標高約800mの高原にあり、南国ですが朝は18~19度、日中の最高気温も30度前後で野菜の栽培に適しています。
2. 種苗生産の強化
当地にて野菜の種の生産を増強します。コロナの影響により海外からの種の輸入が難しい状況が続くため、生産と採種を併せておこなっていきます。
オクラ、水菜、ミニトマト、桃太郎、ネギ、きゅうり、大根、チンゲン菜などの種を栽培し収穫ます。写真をご参照ください。
ミニトマト
きゅうり
大根
蕪
水菜
なぜ種を収穫しているかについては、下記ページに詳細があります。
インドネシアの完全な食料自給を支援したい!野菜の種の国産化を!!
3. 専門学校との提携
西ジャワ州の技術専門学校の経営者が農地を訪問し、弊社が当初からおこなっている自然栽培についての研修プログラムを作成することに合意いたしました。
4. 後継者育成
新農地は宿泊施設を併設しており、無農薬農業後継者育成の拠点となります。
5. 自然栽培
げんざい主流になっている栽培方法(農薬と化学肥料を使った慣行栽培)によって、野菜の栄養価はどんどん少なくなっています。それが私たちが自然栽培で野菜を作っている理由です。
以下の表をご覧ください。
私たちは種の生産と自然栽培を活動の柱としていきます。
今後のプロジェクト進捗状況は追ってご報告いたします。
八百萩° 西村