みなさん、ネパールの国旗ってどんなものか知っていますか?
実は国旗が長方形でない国は世界でネパールだけなんです。
三角形を2つ合わせたような形で不思議ですね。小さい頃、世界の国旗の本を読んだ時に面白い形の国旗を持つ国があったのを覚えています。ネパールだったんですね。
この国旗、2つの三角旗からできていて、上が三日月、下が太陽を描いているそうです。ネパールを王国が統治していた時代はこの三日月と太陽の中に顔が描かれていました。1960年頃まではこのデザインだったようです。旗の形に加えて、顔が描かれていたなんてユニークで覚えやすいデザインですね。
ネパール国旗は、赤色がメインに青縁でそれぞれの三角の中に三日月と太陽が白く描かれており、この色にも意味があります。
赤色はネパールの国花でもあるシャクナゲを表しており、この色には国民の勇敢さや勝利の意味があるそうです。シャクナゲの咲き誇る春のネパールでは、種類や色の様々な花景色を味わうことができます。
青色は、ヒマラヤの青い空を表していて、平和の意味があるそうです。ヒマラヤの山々が縁取った青い空を見るとギザギザの国旗にも見えてきます
国旗の持つ意味や由来には諸説ありますが、これを機に独特なネパールの国旗について興味を持ってもらえれば嬉しいです。誰かに聞かれた際に解説できるとちょっとかっこいいかもしれませんね。三原 大誠