みなさま、プロジェクトをご覧頂きありがとうございます。
まずはじめに、何故私がガーナで学校建設や運営といった活動をしているのかご説明致します。
端的に言うと、「世界中の出来るだけ多くの子供達が平等に夢を持つチャンスを持って貰いたい」からです。
何故そう思うのかと言うと、まず私自身が母子家庭で育ち、奨学金を借りて大学まで卒業しました。その時にこう思いました。「自分はたまたま日本人の子供として日本に産まれたので、頑張れば家にお金がなくても奨学金を借りて大学まで卒業する事が出来る。でも、もし自分が途上国と言われる国で産まれていたら、自分の人生はどうなっていただろうか?」と。
1人の人生として見れば、例えば日本のような義務教育が無償で成り立っている国であれば、貧富の環境差は良くもあり悪くもある自分次第の状況と言えると思います。家が貧しくても一生懸命勉強さえすれば、奨学金を貰ってより長く勉強する事が出来るし、夢を持ち、叶える事も可能です。
ただ、それが何も知らずに、何も教わらずに育っていったとしたらどうでしょう?
例えば、カンジャガ村に住む子供のほとんどは飛行機を見た事もなければ、船を見た事もありません。つまり「飛行機」や「船」と言う言葉を知らないのです。その為、当然パイロットや船長と言う職業も子供達の中には存在しません。その子供達に飛行機や船の写真や動画を見せてあげ、パイロットや船長がどんな仕事かを教えてあげる事で、子供達ははじめて「パイロットになりたい」「船長になりたい」と言う夢の選択肢を得ます。
夢が叶うかどうかは本人の努力次第と言う部分が大いにあると思いますが、夢の選択肢は世界中の子供達が平等に持っているはずのものだと私は強く思うんです。しかし、現実的には平等ではない。
そんな状況をカンジャガ村で目の当たりにして、私は日本に産まれ奨学金という素晴らしい制度で学ばせて貰ったその恩を、途上国で学校建設や運営をする事で少しでも、世界中の子供達が平等に学べるようにする事で返していきたいと思い、残りの人生をかけて、この活動をしています。
どうか皆さま、ご協力をお願い致します。